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青のパイロット  作者: 鎌瀬悠
1/3

初陣

2030年東京

駐屯地内にサイレンがなる

「スクランブル。スクランブル」

エンジン点火が終わり発進は出来る状態だった

(Wizard03 taik off)

「This is Wizard 03.Roger.Taik off」

いつものように煩くエンジンがなり響き、コクピットも煩かった。

だが、今日は何か嫌な予感がした。

「Torebo here Wizard 03.Advanced currently 3200.I will start the induction. Torebon Wizard 03 here.Orienteition to 040 at thesame」

(Roger)

どうせ何時もの誘導だと思い、編隊を組み飛んでいた。

「何だ?」

ふと本部と連絡を取ろうと無線をとっても誰も応答しなかった

「This is Wizard03!!応答セヨ!!!」

2分前までが嘘みたいだった。

速度をマッハ2から1に落とし、列機に通達しそれぞれ緊急配置に着いた

「国籍不明機は報告通りだな・・・」

と独り事を言いバンクを振り、速度を上げた。

ふと列機を見た。

後方や直上で炎が噴いていた。

「お前らぁぁぁ!!!!!」

怒りや屈辱、悲しみも憎しみも沸いた

「Wizard03.味方機被弾及び撃墜を確認。先取防衛に基づき戦闘を開始する!!」

その瞬間上空から2機の航空機が降下し、敵機を撃ち落とした

そこには日の丸と綺麗な赤色が飛んでいた。

「何が起きた!?」

と動揺もした。

ふと気付くと横に二機並んで居た。

(Wizard03聞こえるか?)

「こちらWizard03.本部、一体何が?」

(ジャミングだ。レーダーにも支障が出ている。そちらの位置を把握できない。そちらの位置を報告セヨ)

「こちらWizard03。現在地報告。現在、飛翔中コード4000、東経139°40分32秒北緯35°55分23秒だ。先程敵と交戦。国籍不明機はロシアの物と判明。オーバー」

(了解。そちらの損害は?)

「出撃した4機を損失。増援の二機が居なければ全滅でした。」

(念には念をだ。了解。ご苦労!直に帰投セヨ)

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