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剛腕JK  作者: ロキ
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家庭訪問

「先にお母さんに挨拶してから、練習を見るからな」

「はーい」


 あたしだけじゃなくて、みんなが返事をした。

カローラ先生は、黒いスーツで、なんだかリクルートっぽい。

スカートの方が似合うのに、今日はパンツスタイルだ。


「その先が自宅で、こっちがバッティングセンターになってます。

あたし達は練習してますねー」


「あっ! 小金井、ちょっと!」


とか言ってるけど、あたしは聞こえないふりをした。

3者面談とか、今度でお願いしまっす。


ちらっと見たら、カローラ先生は、あきらめて玄関先のピンポンを押していた。




10分くらいたって、先生がバッティングセンターにやってきた。


ちなみに先生1人だけだった。


「ふむ、いいバッティングセンターじゃないか!

わたし好みだ。

先生は、130キロのゾーンに入ろうとしている」


「カローラ先生! こっちです!」

にしこくさんが呼びかけた。


国立くにたちな」


相変わらず、このやり取りはやらないとダメみたいだ。

みんな分かってるので、終わるまで待っていた。



 説明はマネージャーのにしこくさんが、そのまま続けてくれた。


「わたし達の練習メニューなんですけど、一通りマシン練習をやって、

最後、人力ゾーンでピッチング、バッティング、キャッチングの練習をやってます」


「ふむ。では見せてもらおうか」

「あー先生、感想は最後にお願いしますね」

「なんでだ?」

「いつも通りの練習を見せないとダメでしょう?

途中で何か言われたら、意識しちゃうじゃないですか。

だから、いいですか?」


「うーん、まぁいい……わかった」


カローラ先生は黙って見るらしいので、一応聞いてみた。


「先生も打ちます?」


「いや、わたしは、顧問としての仕事がある。

また今度にする」


めっちゃ、打ちたそうーって思ったけど、黙ってた。


あたし達は普段通りに、マシン練習をやった。


先生の目が見開いたり、眉間を抑えたりしてた。

何か変なのかな? って思ったけど、普段通りにやる様に言われてるし

気にしない事にした。


1人ずつ、一通りマシン練習が終わって、人力じんりきゾーンに入った。



「先生! 先生はわたしとここです」

「小金井さん、いつも通り、始めてください」

「うん、わかった! にしこくさんは?」


「わたしは、マネージャーですから、先生に説明します!」


さあ、人力じんりきゾーンの練習が始まる!


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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