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6.50.343 ふたりエッチ ※監視付き

 それはあまりにもダイレクトすぎる、シャリィの♡お♡ね♡だ♡り♡であった。

 前回のトラウマで交尾が出来なくなってしまったのは、エピー、ドリー、朝霞の3人だけだ。

 そしてだからといってシャリィが遠慮することなど、もちろんあるはずもなかった。

 頬を赤く染めたシャリィに見つめられて、心臓バクバクとなる真一。

 けれども真っ先に反応したのは、真一ではなくエピーだった。


「シャリィっ!何するつもりっ!?」


 さっきまで甘々ムードだったエピーは、瞬時に嫉妬狂い女モードへと豹変していた。

 けれどもその反応は想定通りだったのか、シャリィは平然としたままだ。


「何ってもちろんシンと愛を確かめるのですよ。エピーさんたちはもう、交尾するのは怖くて嫌なんですよね」


「ミュミュぅ、、、」

「ニャミュぅ、、、」


「だったらわたしとシンが愛を交わすのを、隣りで黙って見ていてください」


 本来ならシャリィだって、真一の首を切り離して2人だけで楽しみたいところだ。

 けれども『首の分離はNG』と協定を結んでいるため、これが精一杯のところなのである。

 そして恋敵が横で監視している中であろうと、わずかたりともためらうシャリィではなかった。


 寝室に足を踏み入れるや、物質魔法の服を分解して、堂々と全裸になるシャリィ。

 ゴクっと生唾を飲んでガン見している真一に近づいてくる。

 そうして真一の頬を愛おしげに撫でながら、ベッドへと押し倒してきた。

 もちろん2人のライバル(エピー&ドリー)の身体ごとである。

 朝霞は寝室のドアの陰から、中をこっそり覗き見していた。

 そんな朝霞の視線にも、シャリィはしっかり気付いている。


「ユアさんはそこで見ているだけにしてくださいね」


「わ、わたし、見てなんてなくて、、、」


「それならそれで構いません。とにかく脱いだり光らせたりして、邪魔だけはしないでくださればいいんです」


 そうして朝霞にしっかり釘を刺すと、さっそく♡コト♡を始めようとするシャリィ。

 そしてエピーとドリーは真一にキスをするのも忘れて、隣りからガン見していた。

 もちろんシャリィが変なことをしないように監視する意図もある。

 だがそれ以上にこれから何が始まるのか興味津々なのだ。

 なんせあれだけコウビコウビ言いつつも、2人は交尾というのがどういうものか、全く知らないのだから。


 そんな観客の存在を、シャリィは全く気にしていない。

 けれども真一としては、さすがに落ち着かないところだ。


「だけどシャリィ、俺の身体はぜんぜん揃ってないから、ちゃんとした、、、その、行為なんて出来ないんだけど、、、」


「もちろん分かってますよ。わたしだって知識だけはたっぷりありますから。今は頭と右手だけで十分です♡」


「そういうことなら、、、」


 ここまで言われては、真一としても断れるものではない。

 というかむしろ、自分からお願いしたいくらいなのだ。

 嫉妬深いエピーが大人しくしてくれているのなら、尚更である。

 みずみずしいシャリィの柔肌を、思う存分堪能しまくりたい。

 自分の身体が無くて、まともなエッチが出来ないことが残念で仕方なかった。

 だがそんなことを考えたところで、真一はふといいアイデアを思い付く。


「あっ!、シャリィの魔法で俺の身体を作ってくれれば、いろんなことが出来るんじゃ?」


 真一が思い出したのは、朝霞の飛行訓練のときのことだ。

 あのときシャリィは物質魔法で、真一のボディを作ってくれたのだ。

 エピーのブレスで一瞬にして消し炭にされてしまったが、魔法を使えば真一の意のままに動かすことができるという。

 だったら本当のエッチ♡だって、出来るかもしれないではないか!


「そうですね、腕や足なら作れます。ただ、、、」


 そこでシャリィは、少し言いにくそうに言葉を切る。


「わたし、男の人のお◯◯ちんがどんなものなのか、良く分からなくて、、、」


 さすがにその言葉を口にするのは恥ずかしかったのか、珍しく顔を真っ赤にさせるシャリィ。

 当然のようにミグル語でも、『ソレ』に該当する単語が存在するのだ。

 いつもは堂々と全裸になったりしているのに、可愛らしく小声になってしまっていた。

 そんな様子を浮かべていると、シャリィも普通の女の子のように見えるのだが、、、

 そもそもなんでそんなワードチョイスをしてしまったのであろうか?


 おかげでドアの陰では、朝霞も顔を真っ赤にさせていた。

 エピーは以前に真一が性教育したときのことを覚えているので、なんとなくだが話を理解しているようである。

 そしてドリーは、、、


「おちん◯◯、、、なんだか美味しそうな響きニャミュぅ〜♡」


 と、相変わらずのガチ肉食女子度120%の、ひどすぎるセリフであった。


「それに、やっぱり、、、♡初めて♡はちゃんとシンの身体でお願いしたいじゃないですか」


 恥ずかしそうに上目遣いで真一を見上げながら、頬を染めて告白するシャリィ。

 控え目に言って、天使のように可愛らしかった。

 真一の鼓動がバクバクと高鳴る。


「パーツがぜんぶ揃ったら、、、シン、、、お互いの初めてを捧げ合いましょうね。ぜったいですよ♡」


 こんな素敵すぎるお願いがこの世の中にあっていいのだろうか?と、天にも昇る気持ちの真一。

 もちろんこんな可愛い約束を断ることのできる男など存在しない。

 真一は狂ったように首を縦に振りまくる。

 そんな真一の素直な反応に、シャリィも幸せいっぱいといった笑顔を浮かべる。


「シン、わたしいま、生まれてきていちばん幸せです」


「シャリィ、、、」


「早くもっといろんなことがしたいです。シンを楽しませてあげたいですし、、、」


 互いに気持ちの昂ぶりきったままの状態で、ピロートークを続ける真一とシャリィ。

 完全に2人きりの世界に入っていて、隣りでガン見している観客たちのことなどすっかり忘れているようだ。


「そういえば、シンの『あの場所』ってどこにあるんでしょうね?手掛かりはぜんぜんないんですか?」


 だが何気ないそのシャリィの質問に、真一の危険察知センサーが過去最大の反応を示す。

 頭で理解するよりも先に真一の本能が、世界滅亡の危機が発生したことを瞬時に悟ったのである。


 ヤバいっ!!!!


 衝動に突き動かされるままに真一は、、、


 反射的にシャリィのおっぱいにしゃぶりついていた。


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