6.13.306 まず◯を◯◯ます♡
この異世界ミグルに来てから真一は、毛布のベッドなど見たことがない。
けれどもずっと森暮らしだったエピーたちにとっては、なおさら新鮮だったようだ。
初めて体験するベッドの感触に大はしゃぎである。
ちなみに土足のままベッドに上がったエピーたちだが、そもそも最初から裸足なので土足とかいう概念はなさそうだ。
「ユアも早く来るニャミュ♡」
「ユア、はやく交尾しよっ♪」
そんななか、1人取り残された朝霞を呼ぶドリーとエピー。
ようやく息を整えて立ち上がっていた朝霞は、、、
「ぅぅ〜、、、ほ、ほんとにやるの、、、?」
と言いつつも、靴を脱いでベッドの上にやってくる。
恐る恐るという感じで近づいてくる朝霞だが、やや強張った表情からはその真意はうかがい知れない。
「ユア、大丈夫?嫌なら無理しないで。エピーたちの相手は俺がするから」
気を使って朝霞に確認する真一。
だがそれにも関わらず朝霞は、ゆっくりとだが自分の意思で真一たちの目の前までやって来る。
「無理、とかじゃ、、ない、ですけど、、、」
そう言いにくそうに口にする朝霞の顔はかなり赤くて、目は少しトロンとした熱を帯びていた。
さっきまでエピーたちにさんざん弄ばれた身体の火照りと疼きが、まだまだ収まっていないかのように。
「何言ってるの、シン!嫌なわけないでしょ!ユアはエピーのこと大好きなんだからっ!」
「はい、エピーちゃん、好きですよ」
恥ずかしそうにエピーを見上げながら、潤んだ瞳でそう答える朝霞。
その姿は出会ってから今まででいちばん愛らしかった。
どうやら朝霞もここで初めて♡の夜を迎えることを、どうしても嫌がっているようではなさそうである。
となれば真一としても今さら反対する理由はない。
「ドリーも大好きっ♡、はやくコウビするニャミュっ♪」
そしてエロエロ暴走ドラゴン娘は、もはや辛抱たまらん状態である。
ただしここで1つ、大問題があった。
「ミュぃ〜、それでユア、交尾ってどうやるの?」
今さらの話を朝霞に尋ねるエピー。
これだけさんざん交尾交尾と言っておきながら、エピーもドリーも知識は皆無なのである。
「わたしだって良く分からなくて、、、」
だが聞いた相手は、今までの人生で男の子とまともに会話した経験すらない生娘だ。
困った朝霞は、、、
「シ、シンっ、どうすればいいですか?」
真一にキラーパスを送る。
「え、えぇと、、、」
今度はチェリー真一が困り果てる番であった。
軽く錯乱状態となった真一は、パッと脳内に浮かんだ『スラング』をそのまま条件反射で口にする。
「まず服を脱ぎます、、、?」
だがその他愛もない一言が、大惨事の引き金となった。
「分かった!まずユアをひん剥くニャミュっ♪」
真一の『指令』を耳にしたドリーが、瞬時に朝霞へと飛びかかる。
「ちょっ!?」
朝霞は抵抗する間もないまま、ドレスを脱がされてしまった。
ずっとノーブラのままだった朝霞の左右の乳首に、ヒカるんが『点光源』モードで点灯する。
たとえエッチ♡の最中であろうと、触れたもの全てを消滅させてしまう危険物が、、、
だがドリーが真一から受けた『指令』はそれだけではない。
手品かと見紛うほどの驚くべきほどの早業で、ドリーは朝霞のパンツを剥ぎ取ってしまったのである。
「ぃやぁぁっ!」
全裸にひん剥かれて、今度は股間も光らせた朝霞が悲鳴をあげる。
そしてドリーが朝霞を脱がしている間に、エピーも自分のワンピースの服を脱ぎ捨てていた。
ノーパンノーブラドラゴンたちは、普段は胸と下腹部を鱗で覆っている。
けれども頭のいいエピーは真一に言われるまでもなく、恥ずかしいところの鱗化を解除していた。
おかげで可愛らしい胸もプリッとしたお尻も、満天の空の下に晒されていた。
これでシャリィも含めて全員が素っ裸である。(※ヒカるんを除く)
目のやり場に困る真一だが、しっかりと目ん玉を開きまくって、充血してくるほどにじっくりと観察していた。
神殿明かりとヒカるんに照らし出された絶世の美少女ヒロインたちの肌は、ため息が出るほどに艶めかしい。
そんななか少し離れた場所では、シャリィがベッドに座り込んで右手を早くも自分の胸に押し当てている。
毎晩やってることなのだがいつもと違うのは、シャリィが真一へと色っぽい視線を送りながらだということ。
氷の美少女が顔を火照らせる様は、胸がキュンキュンとなるほどに魅力的である。
おかげで気分の昂ぶった真一は、エピーたちにはナイショでこっそりシャリィのおっぱいをモミモミし始めていた。
けれどもエピーとドリーは3メートルほど横で繰り広げられている真一の浮気には気付いていない。
朝霞との交尾に頭がいっぱいだからだ。
真一から『まず服を脱ぐ』と教えてもらったが、それが終わったからにはもう『待て』はできない。
大好きな朝霞に飛びかかり、ベッドへと押し倒すエロエロドラゴン娘たち。
エピーは朝霞の右耳に。
ドリーは朝霞の左肩の鎖骨に。
薄幸少女(※発光中)の性感帯に極悪ドラゴンたちがしゃぶりつく。
「そこはりゃめぇぇぇっ!!」
弱点を的確に『攻め』られて、再び人類の限界を超えた快感に晒される朝霞。
中央の首のエピーと右の首のドリーがそんなことをしているのは、当然ながら右の首の真一の目の前だ。
朝霞の火照りきった柔肌から目が離せない。
理性を吹き飛ばすような色っぽい匂いが漂ってくる。
これ、俺も舐めていいのかな?
この流れならイケる!?かと、一気に気分が盛り上がってきてしまった真一であった。