精神疾患をもっている彼女
少しの時間だけ頂戴致します
少しの時間だけでも...いえ、少しの時間で少しの内容を楽しめる空間にしたい
そんな願いです
こんにちわ
私、精神疾患があるんだって、私にはあるとも想ってなかった
家族に連れられて精神疾患があるということを知りました
家族が虐待してきたのは、私がまともな生き物じゃないからだそうです
私が妄想して楽しそうにしてるのが気に食わなかったそうです
私が妄想する度に家族(両親)が私を叩きに来る
頬を叩いて痣ができるまで叩かれ続きます
私はいつまで叩かれなきゃいけないんだろう?
そんなことを想いながら暮らしていました
そんな日々が続き、次は頬を叩くのと皮膚を剥ごうとする
皮膚を剥ごうなんて普通じゃ考えれないけど私はそれを耐えるしかなかった
背中の皮膚を剥がされていました
皮膚が剥がされて、剥がされた皮膚が治ればまた剥がされる
それが何度も続く
それがまた悪化して、膿が出る
膿が出て、蛆虫が這いずりまわるようになりました
這いずって、蛆虫は...私を蝕んでいく
家族はそんなことは気にしません
私はだんだんと自分が傷つけられることが楽しい?というよりは、幸せと感じるようになりました
幸せだわ...幸せよ
皆私のために私のために...私を傷付けてくれる
そんなことを考える日々が続く
そして、ある日の朝のこと。
朝目覚めたら彼氏が迎えに来てたそうです
この記憶は私には残っていません
彼から聞いたものです
家族は教えようともしませんでした
彼がその時迎えに来た理由は、君が可哀想だったから僕が連れて帰ろうと想ったんだ
君がもう苦しむ姿は観たくない
そう彼は想ったって言ってた
彼が私を愛してくれるのは、傷つけられる私が好きではなく、私自身を心配して、私を助けるため
助けて僕のところへ持ち帰ろうとするため。
彼は助けたいだけかもしれないけど、私はそれでも良かった
今、私は家族とは一緒に居ない。
家族は私をみて辛かったそうです
妄想が激しくなっていく
なら、妄想を止めるために私を傷付ければ良いと勘違いしたそうです
私はどれほど痛かったか、どれほど安全を望んだことか...彼には感謝している
彼は助けたいのもあるけど、何より君のことを愛してるからこそ君をもっと身近で感じたい
君をみて、僕は君と一緒に暮らして、君を素敵な姿へ戻そうとしたかったと彼は述べている
私は彼からこう告げられた
「幸せを沢山渡します どうか僕と一緒に暮らしてください
泣くときは幸せが溢れすぎて困っているときだけしか泣かせません
貴方が居なければ、僕はここに居ません
僕は貴方と一緒に居たい
僕は君のお陰で、今生きていられるからです」
そう告げられた
私は彼の言うことがその時は分かりませんでしたが、今想えばとても幸せ者だと感じます
「君と暮らせたなら僕は幸せです 僕は君が居ればいつどんなときに死んだとしても幸せに満面な笑みで貴方を見つめるでしょう」
そう言う彼
彼はもしかしたら、もっと悲惨な事があったのかもしれない
それか、もっと酷いことを誰かにされていたのかもしれない
彼は人殺しと名乗っていた
本当に彼が人殺しには見えません
彼は満面な笑みで私を観てくれる
素敵な(黒スーツ)姿で私を迎えて、まるで執事のように私を大事にしてくれる
家族がそれを観たときはびっくりしたそうです
こんなに私を軽々と扱うのが得意な人間がここに居たとは...と感じたそうです
私は軽々と扱われた覚えはありません
あれは家族だからこそ言えることでしょう
家族は私の扱いなど分かっていませんから。
彼はそう言う面では私を軽々と扱いやすそうに扱っていたかもしれません
ただ、私はどんな扱いだろうと彼なら許せます
彼は元...人殺し。
私などすぐに殺められる
殺せてしまう能力がある
なのに、なぜ私を生かしてくれるのでしょう?
そこが気になりました
彼に聞くのは恥ずかしかった
なので、彼の家族に聞きました
なぜ彼は私を殺めないのか?と聞きました
彼の家族が言うには...彼は妹が居たそうです
妹が殺された
妹の仇を取るために、彼はその相手を殺め自分で警察に伝えたそうです
「私が殺めました
私を捕まえてください」 と。
なぜ彼は素直に白状したのかは分かりません
私も彼の家族も知るよしはありませんし、知ることを許されないでしょう
私が精神疾患があると分かったのも彼のお陰です
彼は何か知っていたのかもしれません
そんな感じの経緯で私はここに居ます
彼と暮らすならどんな所でも付いてくわ
付き纏うぐらいには好きなのです
本当にどこに行っても彼から離れることはありません
彼が居てこそ私はここに存在しています
「ねぇ、ダーリン...私は貴方とずっと居たい
貴方が飽きたとしても、いえ...飽きさせませんが貴方がもし私に飽きたとしても私は貴方の傍にお仕えします
貴方がどれだけ逃がそうとしても私は離れませんし、私から逃げることもありません。
貴方が居なければ私は死んでいました
貴方も同じでここに居なければ私と貴方はお互いに死んでいたかもしれません
どんな理由であれ、私はここに居られることを誇りに想います
ねぇ、貴方と亡くなるときは、貴方満面な笑みで私は逝きたいです
満面な笑みで貴方とあの世に行きたいものです
私は、ストーカー並みに貴方が好きです
どんなに嫌われたとしても、貴方を嫌ったとしても、御互いにストーカー並みに纏わりついて、どこにも離れないように好き好き攻撃を御互いにするでしょうね
ありがとう
大好き
さようなら
先に待ってるから
また会えるように手紙残しておくね
またね
私の愛しの彼へ」
なぁ、こんな手紙があったんだけど、どうしてこれを早く届けてくれなかったんだい?
「ふふふっ届けたかったけど...まだ渡したくなかったから、私隠してたの
でもようやく、渡すときが来たから渡したの
幽霊になっても愛してるよ
大好きっ
御兄ちゃん」
僕は御兄ちゃんじゃないよ
君の彼氏だよ
そこんとこ、忘れないでよね
「ふんっ!忘れてなんかないもん!
でも、こういう二人のストーリーも良いよね」
ふふふっ、君がそう言うなら僕も良いと想ってるよ
御休みなさい
「今日は命日だ
二人の命日だね」
ふふんっ、私と同じ日に亡くなってるもんね
「そうだね
たまに天界から地上に降りるのも悪くないね
んじゃあ、寝ようか」
うゆっ!御休みなさい
「御休み」
考察などは作っていませんが、もし作るとしたら...他の世界で作ろうと想います