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プロローグ
第一章 『海の王国編』
(こんな死に方あんまりだよ……)
私は心底そう思った。
だって、まだ17年しか生きていない。
(可愛い海水魚たちと戯れていただけなのに、突然大波に攫われるなんて……
そもそも今日は快晴で、海は穏やかだったよね?)
雲一つない青空だったはず。
それが反射している海も、とても美しかった。
しかし今、悲しいかな私の身体は海の中へと沈んでいく。
海で溺れるは、今回が "二度目" だ。
だから意識が途切れる前に、どうしても思わずにはいられなかった。
( "海の女神様" は、きっと私のことが大嫌いなんだ)
この海に宿るという 、女神様に向けての文句を。