鍋ぶた87 素材集め
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誤字訂正、ありがとうございます!
目標を持つとみゆきさんがやたら無双します…
長めです。よみにくかー!すみませんー!
明日の投稿、遅れます。間に合いませんでした…すみません…
翔と健介が朝活から戻って来た。カジさんとプヨ丸、ポン子、いなスケ、うさゴンも一緒だ。
「めっちゃ楽しかった!レベル上がったよ!ボス無双!2Bボスも無双!2時間ずっと無双してた。ねぇ3Bも行きたい!」
「夏休み、皆で行こう。『クリーン!』そろそろ学校行かないと」
「あ、やばい!」
外に友達が来ている。みゆきはクローゼットスキルで制服に着替えさせてあげた。
「行ってきます!」
翔は、本日2回目の朝ごはんに、パンを咥えて元気よく家を飛び出していった。本当に元気だよ…
▲▽▲▽▲
健介はプヨ丸達と夕日丘町へ向かった。カジさんは帽子と服を着せて連れの従業員風だ。おじさんぽくて可愛い。
リフォームが4件決まったとの事。暫くは夕日丘に泊まりきりになる予定の健介達は、八十助さんの家の二階をお借りする予定だ。
みゆきはうさゴンと月見ダンジョン村に来た。村長に挨拶をする。
「おはようございまーす!」
「キュー!」
「お、おはようさんさん、ウサコくん元気かーい?」
「キュー!」
「村長、今日、すごく良いもの持ってきました!もう、革新的なやつです。アイテムコボックスって言うの。ちょっと、説明したいので時間ください」
「お…おぅ…訪問販売みてぇでビビるなぁ…」
「いひひ、ぜったい損はさせませんぜ旦那…」
悪ノリは置いといて、説明すると村長は、『これがあれば、手持ちのお金がなくても買い取りができる』と大喜びだ。
「レンタルで、村長と奥さんだけに使えるように設定しますね。買い取りは70%で、ちゃんとダンジョン印のレシート出るから、お客さんに渡して上げてください。こっちのアイコンに、手数料が15%還元されるので、安心してくださいな。半年毎に更新するけど、なにかあればすぐに連絡してくださいな」
みゆきは買取屋にバレたり、GMDSにバレて面倒にならないように、『誰にも話さない、話せない、話させられない』契約にして、村長達が守られるようにした。
一通り、契約を終えて、試しに自分で買取してもらった。
みゆきのアイテムボックスにある、月見ダンジョン村のアイコン右上に①と、表示がでた。タップすると、詳細の記載と共に、810円入っていた。
村長は、3,780円とレシートを出した。しかも、『月見ダンジョン、トレーニングレシート』とまで印字されている…細かい演出が憎いよコボックス…
「ほぉー!すごいなぁ、じゃ、お客さんには…3,780円払えば良いのね、オーケーオーケー!で、こっちのアイコンには810円…オーケーオーケー!」
「よかった!じゃあ、今日も探索させてくださいな」
「おおぅ、気をつけてな!」
これなら奥さんでも簡単買い取りできるし、いい事尽くしだね。みゆきさん!
▲▽▲▽▲
みゆきは牙や毛皮、角、革の素材が欲しくて、ひと通り全フロア巡る事にしたが、1階のツノウサギや、大鼠を退治しようとしたら、勢いよく逃げられてしまう。魔物よけのバッグチャームが原因だ…
「外すの忘れてたわぁ」
バッグチャームを外した途端、獰猛な大鼠が襲いかかってきた。避けると尻尾が連続攻撃してくる。
「ちょろい!フリーズ!」
大鼠は凍り固まると同時にキラキラと消えた。その後すぐに3匹、群れなして襲ってくる。
「フリーズ、フローズ、フローズン!」
(なんか違うけど、みゆきさんは真剣です…)
3匹来ようとも、みゆきさんには、なんちゃないのだ。
ドロップ品が出たので確認すると、大鼠の毛皮が入っていた。マップをみると、近くの部屋に、15匹のモンスターが密集している…
「しめた!」
みゆきは隠蔽、隠密、防音をかけて忍び寄り、部屋の中を丸ごと『落とし穴』にして8個もドロップさせた。みゆきは『落とし穴』はそのままにして部屋の入り口に【落とし穴の部屋】と看板を立て、中に入れないようにした。
ボスもあっという間に倒して
B2、B3もサクサク進むみゆき。
「翔に、ママ達も無双だよーって教えてあげたいね」
「キュキュキュ〜」
B3ボスの月見オークも秒で倒し、宝箱は計34個。B4もサクサク進む。月見オークが普通に出てくる階なので、桐箱の豚肉がたくさん手に入る予定。ボスの月見オークキングも10秒でキララ、B5の大トカゲもキラキラ20秒だ。
休憩しながら宝箱チェックするが、欲しい素材は、革4、牙1、毛皮10、爪2、ドラゴンの鱗0だ。
「物欲センサーとかあったりして…」
みゆきはB7でGMDSメンバーに会い、お弁当とスイートポテトを差し入れする。
「これからB8とB9に行くのだけど、罠だらけにして危ないから気をつけてね」
「あ、はい。いつもありがとうございます!」
GMDSメンバーからすると、何言ってるの??な言葉を残して去るみゆきさんなのでした…
▲▽▲▽▲
B8、念のためマッピングをする。モンスターしかいない事を確かめて、『猛毒』を、風魔法で送り込み、しばし階段にて休憩だ。
「お茶しよ」
うさゴンは、おやつの採れたてズッキーニを食べながら寝てしまった…緊張感のない子…可愛いので撫でながら、まったりしていたみゆきさん…
「………はっ!今何時??」
ついつい一緒に寝てしまったみゆきさん。階段でうたた寝なんて、めっちゃ体バキバキだ…
「カラダほぐしの弱め!」
なんとなく言ってみたけれど、光魔法の効果と思われる。ちゃんと身体が軽くなった。時間は2時間も経っていた…
マッピングをすると、宝箱のアイコンがめっちゃたくさん光っている。
今日はちゃんと拾って行こうと決め、空気をクリーンで入れ替え歩き出すみゆきさんだが、暫くするとポン子達が宝箱を集めて来てくれた。
「意思疎通って素晴らしい…ありがとう、ポン子ちゃん!」
感激するみゆきさんは、宝箱チェックをすると、ハーブハチミツが42個あった。他には甲殻類の肉、羽、毒針、ロイヤルハニー×2、マンティスの鎌があった…
「ロイヤルハニー!!ハーブハチミツもだけど、すごい!」
みゆきはB8ボスの鬼婆蜘蛛をキレの良い『フリーズ』と投擲ナイフでキララしてからB9へ降りていった。
寝てる間にレベルアップしていたみゆきは、『入り口に全ての部屋に落とし穴』の看板を立て、B9のボスのいる部屋以外の小部屋全てに落とし穴を掘り、ボスのミクロドラゴンを追い詰めると、逃げるまもなくキラキラと消えてしまった。
「あれ?楽勝だったかも…」
宝箱を取ってから、落とし穴を作り、また入り口で待機する。
鬼のみゆき。鬼の居ぬ間に、落ちる落ちる、
みゆきと、うさゴンのレベル、上がる上がる…
「なんか、非常に申し訳ないっ」
「キュ〜ゥ!」
(うさゴンが、いいのいいの、言っている)
遅いお昼を食べながらまたもや休憩。マイペースに食事を終えて、いざ帰るか、変身キャンディでもゲットしてから帰るか悩んでたら、ポン子達がドロップ品を集めて来てくれた。
殺人トンボが嫌いなので、魔法陣でボス部屋前に移動する。
「今日は、化かされないようにしないとね…」
結局、攻略する事にした。ボス部屋前のバフ掛けをしてから扉を開けると、昔ながらの懐かしい田舎の風景だ。
カラスが鳴いている、夕暮れ時…
みゆきは目を奪われたが、よく目を凝らす。怪しいところにどんどん解呪の魔法をかけていった。
カラス、稲穂の上のねずみ、すずめ、首輪の付いてない犬、猫…と、目に留まったお地蔵様達…
「お地蔵さま、失礼します!解呪!」
一番右のお地蔵様からぴょこんと尻尾が生えた。
「あ、みーつけた!」
「キュ〜!」
うさゴンが高速でぶつかって、お地蔵様を倒す。絵面はよろしくないけれど、お手柄うさゴンだ。
「さあ、やるよ〜!」
「パラライズ!スロー!フリーズ!ブレイク!落とし穴!」
前回まで脅威を感じていたボスの化け狸は、甲冑を身に纏い出したところで穴埋めになる…もちろん、一度は頑張って出てきたが、みゆきとうさゴンには敵わず、ボワンと煙を出して、キラキラと消えていった。
みゆきは宝箱を取りに行く。
「うさゴン、みてて、振りかぶって、ドン!!」
太陽の剣で宝箱を壊して燃やすと、宝箱がキラキラと消えていく…タヌキの変身だったのだ…
「これね、絶対そうだと思った!今日は冴えてるわ!」
ぽんぽこポン!煙と共に、
葉っぱに包まれたドロップ品が出てきた。
「キュ〜!!」
「いつも葉っぱに包まれてるのに、今日だけ宝箱って、ないわ〜」
沢山の宝箱を整理する。
革45、牙29、毛皮12、爪37、ドラゴンの鱗42エリクサー
必要な素材以外は換金する。変身葉っぱキャンディは取っておく。今回はマジックバック極小が4つも出たのでラッキーだ。
B9は、落とし穴の攻略でボケーっとしていてもボスを倒せるし、お金も素材も稼げたので、帰り際にもう2時間、同じ戦法で素材集めをした。
その間、アイテムボックスで、耐熱や耐寒のマスク付きパーカーを作ってみる。月見ダンジョン攻略用で、(ミクロドラゴン対策)鬼婆蜘蛛の生地や糸を使ってみた。魔石が必要だったが、お金に物を言わせるみゆきさん。
お洒落なパーカーが出来たので着てみると、とても楽ちんで動きやすい。ついでに結界をつけてみると、100回分の付与が付いた…すごい…
パーカーを量産するみゆきさん。
実は今日の探索で稼いだ金額が、ボスをたくさん倒した為に、16,291,200円になったのだ。パーカー1枚で魔石を50万円分くらい使う。10枚作ったところで、健介からメッセージがきた。
『夕日丘の釜井オーナー、コボックス欲しいって。契約書付けて送ってくださいな』
「りょ。宜しくお願い致しまする」
みゆきは、コボックスを作り、健介にボックス内のアイテム共有で送った。
「あ、稼ぎが100万になってしまったぁ…」
が、うさごんと戯れている間に、自動的にレベルアップをし、素材や金貨がザクザク貯まっていった。
金貨だけで9,580,000円という破格になった。
「やった!今日は10本いった!!」
(みゆきの前職では100万を1本と言ってました)
落とし穴を全て埋めて地上へ戻る、みゆきさん。
素材を整理すると、
革105、牙156、毛皮480、爪143、ドラゴンの鱗97、エリクサー49、EXポーション48と、かなり集まった。
毛皮はB1の落とし穴部屋でモンスターパーティータイム(モンスターだらけの部屋)になってたらしい。うさぎとネズミの宝箱の山だった。他にも、ポン子が頑張って倒して届けてくれたのもあった。
「月見ダンジョン、本日も、どうもありがとうございました!!」
「キュ!」
▲▽▲▽▲
村長に、パーカー販売を委託する。
これは売れたらみゆきに90万、村長が10万円入る。
そう、材料費がかかるので100万円の販売だ。みゆきの利益は15万円だ。月見ダンジョンのロゴと、たぬきモチーフのマーク入り。
村長が速攻購入したので、友情割引で80万にすると、月賦が良いというので、支払いが終わるまでのコボックス手数料を10%に下げる事にした。大変お喜びで、もう一枚購入。奥様の分だとの事で、2枚目価格の75万円に。
2人がお揃いで着てたら可愛いよね。
しかもめちゃめちゃ丈夫だから安心だ。
ちなみにみゆきがアイテムボックスで確認した値段は、驚くものだった…
鬼婆蜘蛛のパーカー 2,100,000円
(ネットショップ 8,900円)
異世界の異素材…ハンパない…
とりあえず、月見ダンジョン用の共有ボックスに収納しておいた。これは、もっと作ろう…
目がニヤリ…のみゆきさんなのでした…
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うさゴンの夢
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こちら、頂き物のコスモを感じるズッキーニを食べたら美味しすぎて幸せなうさゴンの夢の中です!
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みゆきさん、せっせと作りますw
ズッキーニについては活動報告にて(*´◒`*)