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鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
ワーカーズギルド
87/93

鍋ぶた87 素材集め

挿絵(By みてみん)

のんびりとした気持ちで読んで頂ければ

幸いです。少しでも面白かったと思って

頂けたら、評価やブックマークを是非

お願い致します(*´◒`*)


誤字訂正、ありがとうございます!



目標を持つとみゆきさんがやたら無双します…


長めです。よみにくかー!すみませんー!



明日の投稿、遅れます。間に合いませんでした…すみません…




翔と健介が朝活から戻って来た。カジさんとプヨ丸、ポン子、いなスケ、うさゴンも一緒だ。


「めっちゃ楽しかった!レベル上がったよ!ボス無双!2Bボスも無双!2時間ずっと無双してた。ねぇ3Bも行きたい!」


「夏休み、皆で行こう。『クリーン!』そろそろ学校行かないと」


「あ、やばい!」 



外に友達が来ている。みゆきはクローゼットスキルで制服に着替えさせてあげた。



「行ってきます!」


翔は、本日2回目の朝ごはんに、パンを咥えて元気よく家を飛び出していった。本当に元気だよ…




▲▽▲▽▲




健介はプヨ丸達と夕日丘町へ向かった。カジさんは帽子と服を着せて連れの従業員風だ。おじさんぽくて可愛い。


リフォームが4件決まったとの事。暫くは夕日丘に泊まりきりになる予定の健介達は、八十助さんの家の二階をお借りする予定だ。

 



みゆきはうさゴンと月見ダンジョン村に来た。村長に挨拶をする。




「おはようございまーす!」

「キュー!」


「お、おはようさんさん、ウサコくん元気かーい?」

「キュー!」


「村長、今日、すごく良いもの持ってきました!もう、革新的なやつです。アイテムコボックスって言うの。ちょっと、説明したいので時間ください」


「お…おぅ…訪問販売みてぇでビビるなぁ…」


「いひひ、ぜったい損はさせませんぜ旦那…」




悪ノリは置いといて、説明すると村長は、『これがあれば、手持ちのお金がなくても買い取りができる』と大喜びだ。




「レンタルで、村長と奥さんだけに使えるように設定しますね。買い取りは70%で、ちゃんとダンジョン印のレシート出るから、お客さんに渡して上げてください。こっちのアイコンに、手数料が15%還元されるので、安心してくださいな。半年毎に更新するけど、なにかあればすぐに連絡してくださいな」




みゆきは買取屋にバレたり、GMDSにバレて面倒にならないように、『誰にも話さない、話せない、話させられない』契約にして、村長達が守られるようにした。



一通り、契約を終えて、試しに自分で買取してもらった。



みゆきのアイテムボックスにある、月見ダンジョン村のアイコン右上に①と、表示がでた。タップすると、詳細の記載と共に、810円入っていた。


村長は、3,780円とレシートを出した。しかも、『月見ダンジョン、トレーニングレシート』とまで印字されている…細かい演出が憎いよコボックス…


「ほぉー!すごいなぁ、じゃ、お客さんには…3,780円払えば良いのね、オーケーオーケー!で、こっちのアイコンには810円…オーケーオーケー!」


「よかった!じゃあ、今日も探索させてくださいな」


「おおぅ、気をつけてな!」




これなら奥さんでも簡単買い取りできるし、いい事尽くしだね。みゆきさん!





▲▽▲▽▲





みゆきは牙や毛皮、角、革の素材が欲しくて、ひと通り全フロア巡る事にしたが、1階のツノウサギや、大鼠を退治しようとしたら、勢いよく逃げられてしまう。魔物よけのバッグチャームが原因だ…



「外すの忘れてたわぁ」



バッグチャームを外した途端、獰猛な大鼠が襲いかかってきた。避けると尻尾が連続攻撃してくる。



「ちょろい!フリーズ!」



大鼠は凍り固まると同時にキラキラと消えた。その後すぐに3匹、群れなして襲ってくる。



「フリーズ、フローズ、フローズン!」


(なんか違うけど、みゆきさんは真剣です…)


3匹来ようとも、みゆきさんには、なんちゃないのだ。



ドロップ品が出たので確認すると、大鼠の毛皮が入っていた。マップをみると、近くの部屋に、15匹のモンスターが密集している…



「しめた!」



みゆきは隠蔽、隠密、防音をかけて忍び寄り、部屋の中を丸ごと『落とし穴』にして8個もドロップさせた。みゆきは『落とし穴』はそのままにして部屋の入り口に【落とし穴の部屋】と看板を立て、中に入れないようにした。


ボスもあっという間に倒して

B2、B3もサクサク進むみゆき。



「翔に、ママ達も無双だよーって教えてあげたいね」

「キュキュキュ〜」



B3ボスの月見オークも秒で倒し、宝箱は計34個。B4もサクサク進む。月見オークが普通に出てくる階なので、桐箱の豚肉がたくさん手に入る予定。ボスの月見オークキングも10秒でキララ、B5の大トカゲもキラキラ20秒だ。


休憩しながら宝箱チェックするが、欲しい素材は、革4、牙1、毛皮10、爪2、ドラゴンの鱗0だ。



「物欲センサーとかあったりして…」






みゆきはB7でGMDSメンバーに会い、お弁当とスイートポテトを差し入れする。



「これからB8とB9に行くのだけど、罠だらけにして危ないから気をつけてね」


「あ、はい。いつもありがとうございます!」



GMDSメンバーからすると、何言ってるの??な言葉を残して去るみゆきさんなのでした…





▲▽▲▽▲





B8、念のためマッピングをする。モンスターしかいない事を確かめて、『猛毒』を、風魔法で送り込み、しばし階段にて休憩だ。



「お茶しよ」



うさゴンは、おやつの採れたてズッキーニを食べながら寝てしまった…緊張感のない子…可愛いので撫でながら、まったりしていたみゆきさん…



挿絵(By みてみん)



「………はっ!今何時??」



ついつい一緒に寝てしまったみゆきさん。階段でうたた寝なんて、めっちゃ体バキバキだ…



「カラダほぐしの弱め!」



なんとなく言ってみたけれど、光魔法の効果と思われる。ちゃんと身体が軽くなった。時間は2時間も経っていた…


マッピングをすると、宝箱のアイコンがめっちゃたくさん光っている。


今日はちゃんと拾って行こうと決め、空気をクリーンで入れ替え歩き出すみゆきさんだが、暫くするとポン子達が宝箱を集めて来てくれた。



「意思疎通って素晴らしい…ありがとう、ポン子ちゃん!」



感激するみゆきさんは、宝箱チェックをすると、ハーブハチミツが42個あった。他には甲殻類の肉、羽、毒針、ロイヤルハニー×2、マンティスの鎌があった…



「ロイヤルハニー!!ハーブハチミツもだけど、すごい!」



みゆきはB8ボスの鬼婆蜘蛛をキレの良い『フリーズ』と投擲ナイフでキララしてからB9へ降りていった。


寝てる間にレベルアップしていたみゆきは、『入り口に全ての部屋に落とし穴』の看板を立て、B9のボスのいる部屋以外の小部屋全てに落とし穴を掘り、ボスのミクロドラゴンを追い詰めると、逃げるまもなくキラキラと消えてしまった。



「あれ?楽勝だったかも…」



宝箱を取ってから、落とし穴を作り、また入り口で待機する。



鬼のみゆき。鬼の居ぬ間に、落ちる落ちる、

みゆきと、うさゴンのレベル、上がる上がる…




「なんか、非常に申し訳ないっ」

「キュ〜ゥ!」


(うさゴンが、いいのいいの、言っている)




遅いお昼を食べながらまたもや休憩。マイペースに食事を終えて、いざ帰るか、変身キャンディでもゲットしてから帰るか悩んでたら、ポン子達がドロップ品を集めて来てくれた。


殺人トンボが嫌いなので、魔法陣でボス部屋前に移動する。



「今日は、化かされないようにしないとね…」



結局、攻略する事にした。ボス部屋前のバフ掛けをしてから扉を開けると、昔ながらの懐かしい田舎の風景だ。


カラスが鳴いている、夕暮れ時…


みゆきは目を奪われたが、よく目を凝らす。怪しいところにどんどん解呪の魔法をかけていった。


カラス、稲穂の上のねずみ、すずめ、首輪の付いてない犬、猫…と、目に留まったお地蔵様達…



「お地蔵さま、失礼します!解呪!」



一番右のお地蔵様からぴょこんと尻尾が生えた。



「あ、みーつけた!」

「キュ〜!」



うさゴンが高速でぶつかって、お地蔵様を倒す。絵面はよろしくないけれど、お手柄うさゴンだ。



「さあ、やるよ〜!」


「パラライズ!スロー!フリーズ!ブレイク!落とし穴!」



前回まで脅威を感じていたボスの化け狸は、甲冑を身に纏い出したところで穴埋めになる…もちろん、一度は頑張って出てきたが、みゆきとうさゴンには敵わず、ボワンと煙を出して、キラキラと消えていった。


みゆきは宝箱を取りに行く。



「うさゴン、みてて、振りかぶって、ドン!!」



太陽の剣で宝箱を壊して燃やすと、宝箱がキラキラと消えていく…タヌキの変身だったのだ…



「これね、絶対そうだと思った!今日は冴えてるわ!」



ぽんぽこポン!煙と共に、

葉っぱに包まれたドロップ品が出てきた。



「キュ〜!!」


「いつも葉っぱに包まれてるのに、今日だけ宝箱って、ないわ〜」



沢山の宝箱を整理する。

革45、牙29、毛皮12、爪37、ドラゴンの鱗42エリクサー


必要な素材以外は換金する。変身葉っぱキャンディは取っておく。今回はマジックバック極小が4つも出たのでラッキーだ。


B9は、落とし穴の攻略でボケーっとしていてもボスを倒せるし、お金も素材も稼げたので、帰り際にもう2時間、同じ戦法で素材集めをした。


その間、アイテムボックスで、耐熱や耐寒のマスク付きパーカーを作ってみる。月見ダンジョン攻略用で、(ミクロドラゴン対策)鬼婆蜘蛛の生地や糸を使ってみた。魔石が必要だったが、お金に物を言わせるみゆきさん。


お洒落なパーカーが出来たので着てみると、とても楽ちんで動きやすい。ついでに結界をつけてみると、100回分の付与が付いた…すごい…


挿絵(By みてみん)


パーカーを量産するみゆきさん。


実は今日の探索で稼いだ金額が、ボスをたくさん倒した為に、16,291,200円になったのだ。パーカー1枚で魔石を50万円分くらい使う。10枚作ったところで、健介からメッセージがきた。



『夕日丘の釜井オーナー、コボックス欲しいって。契約書付けて送ってくださいな』


「りょ。宜しくお願い致しまする」


みゆきは、コボックスを作り、健介にボックス内のアイテム共有で送った。



「あ、稼ぎが100万になってしまったぁ…」



が、うさごんと戯れている間に、自動的にレベルアップをし、素材や金貨がザクザク貯まっていった。


金貨だけで9,580,000円という破格になった。



「やった!今日は10本いった!!」

(みゆきの前職では100万を1本と言ってました)



落とし穴を全て埋めて地上へ戻る、みゆきさん。



素材を整理すると、


革105、牙156、毛皮480、爪143、ドラゴンの鱗97、エリクサー49、EXポーション48と、かなり集まった。


毛皮はB1の落とし穴部屋でモンスターパーティータイム(モンスターだらけの部屋)になってたらしい。うさぎとネズミの宝箱の山だった。他にも、ポン子が頑張って倒して届けてくれたのもあった。



「月見ダンジョン、本日も、どうもありがとうございました!!」


「キュ!」




▲▽▲▽▲




村長に、パーカー販売を委託する。

これは売れたらみゆきに90万、村長が10万円入る。

そう、材料費がかかるので100万円の販売だ。みゆきの利益は15万円だ。月見ダンジョンのロゴと、たぬきモチーフのマーク入り。



村長が速攻購入したので、友情割引で80万にすると、月賦が良いというので、支払いが終わるまでのコボックス手数料を10%に下げる事にした。大変お喜びで、もう一枚購入。奥様の分だとの事で、2枚目価格の75万円に。


2人がお揃いで着てたら可愛いよね。

しかもめちゃめちゃ丈夫だから安心だ。



ちなみにみゆきがアイテムボックスで確認した値段は、驚くものだった…


鬼婆蜘蛛のパーカー 2,100,000円

(ネットショップ 8,900円)



異世界の異素材…ハンパない…



とりあえず、月見ダンジョン用の共有ボックスに収納しておいた。これは、もっと作ろう…



目がニヤリ…のみゆきさんなのでした…



▲▽▲▽▲


うさゴンの夢

ズッキーニ号で宇宙探検!

こちら、頂き物のコスモを感じるズッキーニを食べたら美味しすぎて幸せなうさゴンの夢の中です!


挿絵(By みてみん)


読んで頂き、ありがとうございます。

↓広告の下辺りに☆☆☆☆☆の評価が

出来るようになっています。

評価頂けると幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します!


真っ赤なパーカーです!

いつでも100万円で販売します笑

欲しい方はいいね!ください!そしたら、友情割引で2割引です!!

みゆきさん、せっせと作りますw


ズッキーニについては活動報告にて(*´◒`*)

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― 新着の感想 ―
[良い点] パーカーカッコいいですね!ん、みゆきさん痩せた?パーカーで隠れてるだけ?w [気になる点] 市場を荒らしちゃうから、パーカーはもうちょい値上げするか、期間限定セールにしたほうがいいかも(笑…
[一言] 赤いパーカー良いですねえ(*´∀`*)
[気になる点] 2枚目のパーカー利益0じゃん
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