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鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
核が治った月見ダンジョンの攻略(2回目)
84/93

鍋ぶた84 変身キャンディ

挿絵(By みてみん)

のんびりとした気持ちで読んで頂ければ

幸いです。少しでも面白かったと思って

頂けたら、評価やブックマークを是非

お願い致します(*´◒`*)


誤字訂正、ありがとうございます!具合悪いせいか、いつもの3倍は訂正頂いております…本当ベタな間違いばかりなのにいつもすみませんっ


本日、一枚やっとこイラスト入れました。

過去に遡り少しずつ増やせたらと思います。



変身キャンディはなかなか出ないドロップ品らしいですよ。みゆきさん、4連続ゲットしてる…


ボス部屋から出てきた気分が晴れやかなメンバー。アイテムは、換金してから6等分して渡した。1人あたり54万円にもなった。


「僕ら、ついて行っただけなのになんか、すみませんっ」


伊織くんが申し訳そうに話す。


「先行投資ってやつだから気にすんな。強くなったら、色々手伝ってな」


健介がニヤリと笑う。



変身キャンディは、皆食べてみたかったので、少しもらってGMDSメンバーに渡した。舐めてる間は、思い描いた物に変身出来る念力が得られるらしい。


お赤飯や栗ごはんは、食べれば美味しくて、HP、MPが回復するし、お腹も満足するアイテムだったので、みゆきと健介1つずつ、残りはGMDSメンバーに渡した。



きらちゃんがさっそく変身キャンディを舐めた。みゆきには分からなかったが、和馬君がフイッと目を逸らし、伊織君と克己君はゲラゲラ笑い出した。



挿絵(By みてみん)



「グラマラスきら参上!」


俺も、俺もとGMDSメンバーが変身して遊び出す。


「だーれだ?」

「あはは!増本ティーチャー!」

「みて、シスター!」

「はい、イケメン!」

「あ、総隊長じゃん?」

「じゃあ、これ?」

「チロだ!チロ、可愛い!」

「マロは?マロ!」



みゆきは、はしゃぐ子供たちを可愛いなぁとみていたが、イケメンを見てビビッときた。



「ね、さっきのイケメン、もう一回やってみて?」

「えー?みゆきさん、イケメン好き?」

「いや、俺もみたい」

「えっ健介さんも?」



きらちゃんがもう一度イケメンに変身する。



「隊長…」

「隊長さんだ…」



きらちゃんが変身したのは、健介がお世話になっていた隊長そっくりだった。



▲▽▲▽▲



お昼は月見カレーうどん。トマトサラダ、マンゴーラッシー、唐揚げ、ポテト、フランクフルト、串焼きステーキ。GMDSメンバーが、めっちゃ食べるので健介がたくさん頼んだ。



「ねえ、総隊長って何歳?」



健介が聞くと、GMDSメンバーは悩んでいる。



「見た目は、25歳くらいなんですけど、めちゃめちゃ古株なんですよね。多分。話してると、なんだかいつの時代の話してるんだ?って思うし…」


「若見えの38歳?」

「いや、30代前半じゃないの?」

「まぁ、とにかく謎です」

「すげー強いし」


総隊長は施設や学校にときどき来てくれて、その優しさと強さに、ファンが多いらしい。


年齢はともかく、絶対に隊長だと確信した健介。自分を上手いこと会社から辞めさせてくれた隊長が、無事でよかった思う山下夫妻。あの日、記憶を消したのもGMDSから守るためなのだろう。




▲▽▲▽▲




昼食後、健介は夕日丘町の自治会長、八十助さん、釜井オーナーに会いにいった。カジさんとぽん子、いなスケを連れて行った。



「遅くなりそうだから、帰る時電話するよ」


「ラジャ。気をつけてね」



皆で健介を見送った。


GMDSメンバーは、午後もダン活だ。


みゆきは、ダン活は疲れたので、なかなか出来なかった月見村の整備をする事にした。オーナーと奥さんと相談しながら、月見の10階のエントランス(ボス部屋前の部屋)のような、昭和レトロスタイルでまとめていく事にした。



みゆきはアイテムボックスで倉庫のガラクタを整頓する。値段がつくものはあまりなかったが、13,000円くらいになった。




▲▽▲▽▲




片付けや掃除が終わった処で、村長と奥さんにお茶を呼ばれる。紫蘇ジュースと熱々の緑茶。お茶請けにはタヌキの形のスイートポテト。まあるい形がお月様みたいだ。



「ずいぶん綺麗にして頂いてありがとうございました」


「い〜え〜!私も楽しみでしかないので、逆にありがたいんですよ!」



紫蘇の爽やかな風味で、さっぱりするみゆき。『大好き、美味しい』を連呼してたら、お土産に2リットルの瓶に入ったシロップを頂いてしまい、恐縮だ…(大切に飲もう)



「それに、世間のダンジョンの認識って、多分GMDSの会社の方が薄めてるんですよね…。このご時世だから、ダンジョンの恩恵をもっとたくさんの人に受けてもらいたいので、月見ダンジョンに人が増えればいいなと思ってます」


「まともな換金屋がまたうちに店構えてくれりゃぁ、山下さんに手間かけなくて済むんだけどなぁ」


「うちは全然大丈夫!気にしないでくださいよ。ここに来ると、私も稼げるし、奥様のうどんが食べられるし、良い事尽くしなんで…って!!このスイートポテト、美味しいですねっ!お土産に買っていきたい!」




スイートポテトは、村長の、友人の和菓子職人に頼んで作ってもらった新商品で、芋は月見ダンジョン村の畑で取れたものらしい。




「1つ350円よ。化粧箱に入れるならば、6の倍数で36個まであるわよ」


「バラで100個、6個入り10箱、12個入りを5箱ください!!」


「バッ、ヒャク?あん??」


「あらあら、まあまあ、大変大変!準備しなくちゃね」


「あ、奥さんすみません。手伝います!」




これは事あるごとに、ドヤ顔でお土産にしたいと思うみゆきさんなのでした…




読んで頂き、ありがとうございます。

↓広告の下辺りに☆☆☆☆☆の評価が

出来るようになっています。

評価頂けると幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します!


昨日、今日は、握力ゼロでしたがやっと投稿できてほっとしました。


隊長の正体、うすら気付いてる方は(イケメンで年をなかなか取らないって…)お口をチャックしつつ、人差し指を立てて口元に持っていき、「しーっ」としたその指で、【いいね】をポチッとな。



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[一言] 隊長さんの正体わかっちゃった… 京本政樹だ…
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