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鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
核が治った月見ダンジョンの攻略(2回目)
80/93

鍋ぶた80 プリンスの日記

挿絵(By みてみん)

のんびりとした気持ちで読んで頂ければ

幸いです。少しでも面白かったと思って

頂けたら、評価やブックマークを是非

お願い致します(*´◒`*)


誤字訂正、ありがとうございます!


あら。たぬきプヨさんとキツネプヨ丸に愛称がつきました〜(*゜∀゜*)




『ピコン♪』


みゆきの携帯にメッセージが届いた。


「あ、岡田村長」


『早朝から失礼します。ジーエムデーエスの花咲君達がきましたのでお知らせします』



前回に出会ったGMDSの4人がまた月見に来たようだ。彼らの事も心配。会社に何かされなかっただろか…みゆきは月見ダンジョンに行ってみる事にした。


「ママさん、月見ダンジョン行くの?じゃあ、今日は俺もそっち行くわ。GMDSのその子達に会って話ししたいし、制覇もしたいし」



健介は午後は夕日丘に行くとの事で、車2台で行く事になった。健介はカジさんを乗せて、みゆきはうさゴンとノーマルプヨ丸と、キツネプヨ丸を連れて行く。




▲▽▲▽▲




「村長、おはです!」

「おはようございます!」


「おー!きたな!買取も頼みたいんだけど良いかい?」

「お任せあれデスよ。今ありますか??」

「預かってんのがあんだよねぇ。頼める?」



倉庫にどどんと大量に置いてある。どうやら違うダンジョンを巡ってきたらしいが、会社に戻る前にここに預けたらしい。みゆきは全て換金し、450,000円村長に渡した。


みゆきの取り分79,000円。ありがたやでございます。みゆきの収入は、ほぼほぼ核の修復で使ってしまってたので、嬉しい現金収入だ。



「連れが多いなぁ〜。お、お稲荷様かい?うちのぽん子と一緒でかわええな〜」


「ぽん子!いいですね、月見のプヨさんより呼びやすくて…w」

「たしかに。マスコットっぽくて可愛い!」

「なんでぃ!じゃあ、ポン子とおいなりちゃんで良いんじゃねえか?」


『ぽよーんぽよーん』


あ、キツネプヨ丸が嬉しそう…


「お、いなスケ張り切ってんな。じゃあ行くかっ!」


健介さん、サラッとおいなりちゃんから、いなスケへ愛称決定である…


▲▽▲▽▲




各階でGMDSの4人を探してマッピングすると、B7手前の部屋いっぱいのスロープにいたのでちょうど良い。健介がB7からの攻略だからだ。



プヨさん、もとい、ぽん子がたくさん出てきてくれた。あ、やっぱかわいいわぁ。



「おはよう〜。起きてる?」


「あ、おはようございます!」

「おはよーごさいまふ」

「「おはようございます」」


「どーも、初めまして。山下健介です」


「みゆきさんの旦那さん…?!」


「そーそー。パパ、こちらがね、克己君、きらちゃん、伊織君、和馬くんだよ」


「初めまして、あの、みゆきさんには本当にお世話になってます!」


ペコリーっとお辞儀する克己君。非常に好青年だ。きらちゃんは眠そうにしている。みゆきが、これからB8からの攻略をすると言ったら、全員から連れて行って欲しいと頼まれた。みゆきはとりあえず最短で行くと伝えると、一番嬉しそうなのがきらちゃんだった。


「どくろ、嫌い〜!みゆきさん来てくれてよかったぁ」



みゆきと健介は魔除けのバッグチャームをつけた。みゆきがマッピングすると、完全にモンスターに避けられているが、赤い点がひとつだけ、近づいては離れ、近付いては離れてる。



タップすると、『どくろ剣士』とでてきた。



「あっ!もしかして?」



みゆきは、前回の罠にオタオタする剣士を思い出した。大抵のモンスターは、ただ攻撃を仕掛けてくるだけ。でも、カジさんも、うさゴンも、プヨ丸も、共通して心が通じてる感覚があるのだ。あの時必死だったけど、窪みに入るように促したら理解していたような気がしたのだ。



「知りあいですか?みゆきさん?」



健介が、またか…って顔で笑っている。


「わからないよ?もしかしたら?って思っただけ」



みゆきは杖を握りしめて、どくろ剣士の方へ歩いて行くと、曲がり角からひょこっとどくろ剣士が出てきてみゆきに何か渡した。宝箱だ。受け取ると、恥ずかしそうに逃げていった。



「あっ…あぁ…逃げ足速いなぁ…」



『鑑定』すると、【プリンスの日記】だった。

全く読めないが、プリンスって、あのプリンスだろうか?返してあげようと思うみゆきさんなのでした。



「大丈夫なの?なんだったの?」



健介達が心配している。みゆきは【プリンスの日記】をもらった事を話すと、克己君達にモンスターが貢ぐなんてすごいと賞賛された。みゆきはテレッテレである。



モンスターに出会わずに40分最短で歩いてボス部屋の前の部屋へ着いた。核のあるダンジョンだからなのか、壁や床がどこもかしこも綺麗だった。



「ここのボス、『どくろプリンス』って言うらしいの。だから、さっきの日記、試しに返してみてもいいかな?」


「好きなようにやってみたら?日記って、人に読まれるの嫌だろうし…もし自分のだったらきっと受け取るだろ?」



みゆきは杖と日記を両手に扉を開いた。




相変わらず、さりげなくかっこよさげなポージングで立っている。きらちゃんを見つけると優雅に歩いてきて、手を差し伸べた。


ふらふらっときらちゃんが手を添えようとしたので、慌てて日記を載せてあげる。


みゆきの目には既に美しいプリンスが見えていた。眼福…などと浸ってはいられない。2、3ページ、日記を読んだプリンスは、『意味がわからないよ、返すね』といった風に、みゆきに本を返した。仕方ない、本は柑奈に読んで貰おう。



気付けばきらちゃんが手を握ってしまい、二人の世界で踊り出してしまった…



「あぁ〜、大丈夫かな?きらちゃん…」



なかなか上手に踊っているきらちゃんだが、うっとりしてしまっている…あぁ、これは抜け出せないな…


みゆきはダンスしながら近づくが、前回のように近づけない。



(もしかしたら、プリンスは選り好みしてない?スレンダー好き?前回はノリノリで踊ったくせに〜!)



ちょっと悔しいみゆきさんは、クローゼットにある、前回ゲットした新しいゴールドのドレスを、モデル体型みゆきに変身して着用し、静かにプリンスに近づいた。もちろん柑奈のメイクでビシっとキメている。



どくろプリンスがみゆきを見た。いや、ギャラリーの全員がみゆきを見ている。GMDSメンバーからすると、初めて会った日のみゆきの姿だ。


「契約で詮索出来ないから聞けなかったけど、スキルでボディメイクが出来るなんて……」



そして、健介も開いた口が塞がらない…

どくろと踊り出すみゆきの姿が別人だ……



「ぎゃー!」



きらちゃんが叫びながら逃げてきた。無理もない。さっきまで絶世のイケメンだったのだ。皆、何か出来ないかと考えたが、みゆきに言われた通りに見守るしかなかったのでした…




読んで頂き、ありがとうございます。

↓広告の下辺りに☆☆☆☆☆の評価が

出来るようになっています。

評価頂けると幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します!


本日は、なかなか執筆出来る環境でなく校正ができてません^^;読みづらさが目立つかもです。いつものように、のちのち訂正して参ります…

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