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鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
月見ダンジョンの攻略とGMDS Inc.
58/93

鍋ぶた58 アイテムボックスと思い出のヘアピン

挿絵(By みてみん)

いいね、高評価、ブクマをありがとうございます!とても励まされております。

これからもどうぞ宜しくお願いします!


応援メッセージ、ありがとうございます!



台座の上の箱、また騎士団とかは流石にみゆきさんが可哀想なんですが、どうでしょう?

隠し部屋の中央が パアァッ と光る



念のために構えるみゆき。いざとなったら

『落とし穴』


現れたのは例の如く台座と古びた箱だ


近づいてよく見ると、ピンク色の可愛らしい

ウサギがペイントがしてある。


『鑑定』をすると

【アイテムボックスレベル1】だった。


「2個目〜っ!?」



そっと手に取ると、初めて持ったのに

懐かしいのはなぜだろうか…


箱を開けるとみゆきのアイテムボックスと同じ

作りだ。そっと開けると中身はひとつだけ


記憶の引き出しがゆっくりと開く…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『みーちゃんはぁ、赤が好きよねぇ。

 このお花はヘアピンにしようねえ』


大好きだったお婆ちゃんが、チャカチャカと

魔法のような速さで鍵編みの花モチーフを

編んでいる。


『すっごいかわいい、おばあちゃん

 ありがとう!』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一瞬だが、白昼夢を見たみゆき…


子供の頃にお気に入りだった

可愛い赤い花モチーフヘアピン…


当時のままの

鮮やかな赤い花モチーフのヘアピンが

みゆきの手のひらに、ちょこんと乗っている。


何で?よりも、懐かしさが勝つ。


(あの日、そういえばヘアピン無くしたかも)


泣き騒いで、おばあちゃんにもう一つ作って

もらったような気もしないでもない。


また、ダンジョンの謎が増えた……



ボックスの中身は、またたくさんのアイテム

じゃないかなと期待してたので

意表を突かれた気分だ…


「欲張っちゃぁダメよね。」


でも、このボックスは私の物みたいだし…


???


ハテナだらけのみゆきさん。

柑奈の異世界本の読書が進めば

そのうち分かることもある!


(今はまぁいっか。)


新しいアイテムボックスを、既存のアイテム

ボックスにしまうと【合成しますか?】と

出てきた。



【はい】を、ポチすると



アイテムボックスが輝き出し、手のひら

サイズのコンパクトになった。上蓋には

ウサギが模ってありメルヘン仕様だ。

が、よく見るとツノも生えてる。


可愛い、これ可愛い!!


「みて、みて、うさゴンじゃない?これ?」

「キュッ!キュ〜〜」



テレテレしてるうさゴン。



鑑定すると

アイテムボックスレベル3になっていた。

容量が1300種×1000個

最適化というアップデートボタンがあり

押してみたら、みゆきが使いやすいように

文字が大きくなった!


他にもガイドがついてより分かり易く

使いやすくなっている。

後でゆっくり検証しなくては…



一応部屋のなかを調べるが、特に何も

なかったので、おそるおそる隠し扉を押すと

レリーフ横の窪みに戻った。


通路には何もなく、どくろ剣士も居なく

なっていた。ホッとしたみゆきは

ガイドブックに印をつけて、また探索する。



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



ボス部屋前まで来たのだが、泉で一休み。

プヨさん達が集まってきた。


全く戦わないみゆきさんに

ボス戦を進めてくるプヨさん達。

言わなくても分かるよ…

レベル上げたいもんね…



ボス部屋を覗くと

予想通りのどくろのモンスター。なんだか

立ち姿がカッコいい…


ガイドには


【髑髏プリンス】

ドクロ界のアイドル

剣術に優れ、身のこなしが素早く優雅

レディファーストは見習いたい


月見のプヨさん達がワラワラ集まってきた。

期待されてんなぁ〜



うさゴンが『キュ』とバフをかけてくれた。



「よし、じゃあ行くか、『無敵』」



素早さがしょうぶ!



扉バーン!

「落とし穴!パラライズ!」



ガッシャーン、カラン…



「浄化!」

「うぉおおおーっ!」


浄化をかけると悲鳴のような叫び声が

響きわたる…

ホラー映画みたいでいやダァ〜

浄化しきれないみたいなので、もう一度


「浄化!」

「あ"あ"〜〜……あぅ」


どくろプリンスは優雅に一礼するとキラキラと

消えていった。秒で終わってしまった…

ごめんねプリンス…



「やっぱレベチだわ…」

「キュ〜」


プヨさん達が

喜びのレベルアップでバシャバシャしてる。



宝箱には豪華絢爛な淡いブルーのドレスが

入っていた。結婚式で着るような色ドレス。

そしてティアラや指輪、靴が入っていた。


みゆきさん、心なしか眺めてる時間が長い…

(目がキラキラしていますよー)


金貨50枚とEXポーション、エリクサーが

10本ずつ、スキル石もひとつ入っている。


【鑑定】


ダンスのスキル石


ワルツやタンゴなどの社交ダンスだけでなく

ヒップホップ、バレエ、パラパラ、盆踊り

などなど、オールジャンルに対応。


「ダンスねぇ…」


興味ないのかな?

すぐに収納してしまうみゆきさん…


ドレスを一度自分に合わせたら、そそくさと

宝箱の中身を収納し、B8への階段を降りて

いくみゆきさんなのでした…



「覗いたら、戻りましょ!」

「キュッ!」





拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。少しでもみゆきさんを応援したいと思って下さった方、どうか、ブックマーク、いいね!や、高評価で応援を宜しくお願い致します(╹◡╹)


みゆきさん、絶対夜に部屋でファッションショーやりそうと思った方はいいね!お願い致します(*´◒`*)

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[良い点] 『鍋ぶた20 みゆき画伯』で語られたお月見山での、幼かったころの思い出。 そして今回の『鍋ぶた58 思い出のヘアピン』で新たに語られた、大好きだったお婆ちゃんとの思い出。 その思い出の断片…
[一言] シャルウィダンス? (๑•̀ㅁ•́๑)✧
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