鍋ぶた5 玄関先でエンカウント
いいねを初めて頂けました。とても嬉しいです。ありがとうございました!!評価もありがとうございます。
書きためる事が出来ないため、ペースが遅くなるかもしれませんが、遅れてもきちんと投稿していきます。どうぞ宜しくお願い致します。
さて、今回は意外な試練が待ち受けてます。
みゆきさん、大丈夫かな?頑張って!!
秘密基地が出来て浮かれてるみゆきさん
楽しい気持ちで夕飯のお買い物へ
高級食材(見切り品でない、国産牛肉)
ストレート果汁100%ジュース(ほんと贅沢)
特売じゃない豆腐
(専門店のやつでちょっと高い)
その他諸々。
いつもは週一で買い物して1万以下を目指すが、今日は1万5千円!!
満足顔のみゆきさん(庶民だね)
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家に帰るとポストに封書が届いていた。サーっと青ざめるみゆきさん…
「督促状…やば。忘れてたぁ」
固定資産税だ。
「払う払うよ。忙しすぎて忘れてただけなんよ…」
って、仕事してないくせに、よく言うよね。
みゆきさんは、ふと思う。
「あ。税金…やばない?」
(昨日、現金化したものとか、税金対象??
ダンジョンにも税金あったらどうしよう!!)
とりあえずは固定資産税は例のお金で払う。
そうするしかないのだ。昔は、ドロップした魔物の爪とか、羽根等を売ってお小遣いを稼ぐ人もいたが、その時は税金はあったのかな?
ダンジョンの前に買取屋があるのがセオリーだったのだけど、みゆきはドロップした事がないので分からない。
『ダンジョン 税金』で、ググる。
【ダンジョンを見つけたら】
と、いうサイトを見つけた。
クリックすると連絡先が出てきた。ダンジョンが物凄く高い値段で買い取ってもらえる事や、札束風呂にはいって宝石をじゃらじゃらつけた人の写真、お城のような家に住んでる人の写真がたくさん貼られてる。
「なんだか、うさん臭い。怖いぞ。ここには連絡しない。絶対。だめ。」
「税金」だけで調べたら、国のホームページが出てきて、国民が収める税金の種類が記載されている。最後の項目にダンジョンと書いてあった。
☆ダンジョンに関するものには税金は一切かかりません。
⚠︎ダンジョンを見つけたら絶対に入らないで
ください!危険です!業者への連絡を推奨
します。プロに任せましょう。
税金はかからなかったので安心したが、入らないように、注意喚起までされている。税金が、かからないならば売るのも買うのも簡単だ。本当に宝くじみたい。
ダンジョンを見つけたけど、入らないで連絡したら、発見者特典はどうなるのだろうか…。
少し気になったが自分は貰えたから、まぁいっか。
▲▽▲▽▲
〜本日の夕ご飯〜
かさ増しをしてない究極の肉じゃが
すりおろし生姜とネギを乗せた、
品行方正な冷やっこ。
豆腐と生ワカメのお味噌汁
海藻サラダ
高級米と古米のブレンドご飯
カキフライ
簡単と凝ってる、を上手く合わせていつもよりボリュームいっぱいだ。
翔が3杯、旦那と更紗は2杯おかわりした。もぐもぐ幸せそうな家族を見ていたら、本当に思った。
(ダンジョン!ありがとうございます!!)
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柑奈が帰ってきたところで、ホッとして
主婦業終了の、みゆきさん。バイト先の愚痴や先輩の面白話を聞きながら、目元のキラキラをみていた。
「ラメが可愛いね。新作なの?」
「うん。バイト代で買ったんだ。淡い、ピンクベースの8色パレット。ラメが3種類もあるんだよ」
ガサゴソとポーチから出して見せてくれた。女心を鷲掴みにする綺麗なパレットだ。
「ラメは若いうちだけだよね。私がつけたらシワっぽくなっちゃう…」
みゆきは若い頃のギャルメイク以来、華やかな化粧をしていない。ナチュラルな化粧で、ママイベントでは目立たないよう地味に徹していた。
「それがさ、これはぜんぜん違うんだよ。ママやってあげるから」
柑奈は慣れた手つきでみゆきの顔にメイクし始めた。
オレンジベースのラメは涙袋に。めじりの三角ゾーンも丁寧にシェイド。
デパコスの美容部員の様に説明を交えてテキパキとメイクしてくれる。ついでにファンデーションや、産毛と眉毛カット、マスカラ、リップとフルメイクしてくれた。
鏡を見てびっくり!!若い頃の面影がある自分がいた。ツヤツヤな柑奈の顔をずっと見ていたので、鏡の奥に老けた自分の顔に初めはびっくりしたけれども…
それでもとても綺麗になっている。綺麗なおばさん、もとい、奥さんだ。
「柑奈めっちゃ上手いね。このメイク、またやってよ」
私のお願いに、柑奈はちょっとニンマリして
「サン○ーランのリップ、買ってくれたら勝手にパレット使っていいよ。でも、自分でやってね」
断られてしまった。
(交換条件まで…恐ろしい子だこと…親の顔を見てみたいわ…)
そっくりだよ。みゆきさん
みゆきは、二度と見れないだろうこのメイク顔をなんとかして覚えようと、鏡と睨めっこしていると、
【クローゼットに登録しますか?】
(はい/いいえ)
突然鏡に重なって画面が出てきた。
みゆきは驚いたが、すぐに理解。ニンマリして【はい】を選択する。
【使用したコスメを投入して下さい】
みゆきは渋い顔に。
(そりゃ、まぁ、ね、うん、対価は必要だよね)
「………柑奈、お金渡すからそのパレットと柑奈の化粧品、まったく同じやつ買ってきてほしいな。他にも色々と。2個ずつ。友達にもプレゼントしたいから」
母の願いに、優しい柑奈は答えた。
「いいよ。で、リップは?買ってくれる?」
そのつもりだったので、いいよと答えたら、柑奈さんてば、名言を残す。
「ラン○ムのマスカラ付けてくれるかな?」
お茶目さんめ…
「…いいとも〜」
独身時代にみゆきも愛用していたマスカラ。1番おすすめだけれども…もう、どうにでもなれだ。マスカラもリップも2個ずつ追加で依頼した。
これ以上は絶対無駄使いしないよ。心に誓うみゆきさんなのでした…
柑奈ちゃん、美人さんです。
▲▽▲▽▲
次の日
山下家の皆々様を送り出し、洗濯、掃除、燃えるゴミをだして、朝の主婦業が終了だ。
早く、秘密基地に行きたい!!新しい部屋や通路がないか気になる。
夕飯の下ごしらえだけは済ませてから
(炊飯予約と、タレに肉と野菜を漬ける)
外に出る。
「あら、山下さん。こんにちは〜。今日もお天気ね。お庭のお花が綺麗ね。珍しいお花が咲いてるじゃなぁい。気になってたのよね。花壇も作ってるのね。素敵〜。私も最近始めたのよ、ガーデニング〜」
《あ"あ"あ"〜》
みゆきさんの心のなかはムンクの叫び。
スピーカー体質と散弾銃のように鬼しゃべる事で有名な、自治会で隣の班の先輩ママだ。
捕まると1時間は逃れられない。
みゆきは過去に3回もターゲットにされ、拘束された後に有る事無い事吹聴されて嫌な思いをした事がある…
絶対関わりたくない人に会ってしまった。てか、待ち伏せてなかった??
「母が時々来てやってくれてるんです。綺麗ですよね〜結構かぶれる草花らしいから、近づかないでくださいね。動物よけらしいんですよ」
と、次なる口を開こうとした先輩ママより早く喋り倒す。
「あ、火をかけっぱなしだった!失礼しますね。」
ぺこりと頭を下げて、家に引っ込んだ。よっしゃ逃げられた!【逃げる成功】だ!
阻害認識パーカーを羽織って外に出ると、まだ先輩ママがいる。
ニコニコしてこっちみてる。んんんん???
「ヤダァ、カンちゃんママ、大丈夫だった?忘れっぽいのねぇー!ね、聞いた??この前、二丁目の公園で、………………………………」
【逃げる失敗】
心の中はムンクの叫び。ずっと喋り倒している先輩ママの話を聞きながら考える。
(認識阻害、意識してる人には効かないのかな?)
「あ、ごめんなさい。お腹痛いので、失礼しますね。」
ぺこりお辞儀して家に引っ込んだ。あーーーーーびっくりしーたー!!今度こそ【逃げる成功】だ。
もう、いいや。あれ使おう。あれ。みゆきは闇魔法のスキル石を使った。
「使ったよ!1千万円のやつ!やばっ!」
テンション上がりながら、隠密スキルを発動してみた。それから玄関先から庭まで認識阻害を意識
したら隠蔽がかかったようだ。
外に出てみたが、先輩ママに声をかけられる事はなかった。目も合ってない。目の前に座り込んでみたけど、全く意識されないみゆき。
(これは使える!)
しばらくニコニコ座ってたら、先輩ママは何もなかった様にどこかへ行ってしまう。すれ違いに2件先の奥さんがやってきたが、回覧板をポストに入れて、帰って行った。
やった!全く気づかれない!!
やっとダンジョンへ潜りに行ける、
みゆきさんなのでした…
さて。こちらのみゆきさん、お庭の中に隠れています。あなたは見つけられますか?
みゆきさんを見つけたあなたは、看破のスキル持ちです!!素晴らしい!!
見つけられたら、是非いいねと高評価をお願い致します(╹◡╹)
拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。少しでもみゆきさんを応援したいと思って下さったら、どうかポチりとお願い致します(╹◡╹)