鍋ぶた44 おばあちゃんの家
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これからもどうぞ宜しくお願いします!
初めての作品です。文章が難しくて日々難航中です。
展開予想をされると、プレッシャーで執筆に影響が
ある事に気付きました。なので、ご遠慮頂ければ幸いです。
気になる事はあると思いますが、「そっかそっか」と
のんびりとした気持ちで読んで頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します!
(*´◒`*)
お陰様でランキングに、入れました。
日間、週間は少しずつ落ち着いてますが、
月間5位!記録を更新しました。ありがとうございます。
「いってきー」
「「いってきまーす」」
「いったっしゃーい!私もいって来るね」
「おぅ、いってら」
「キュ!」
今日はみゆきは祖母の家へいくので
健介が全員を見送る。
健介は遺跡の大部屋を完成させたいとの事。
お弁当と、メンテナンスしたバッグや装備品を
渡しておいた。子供達の分も預ける。
プヨ丸達のソワソワがすごかったが
今日は連れてけないんよー。ごめんねっ!
「畑の水やりお願いしまっす!」
健介に昨日作った畑の水やりを頼んでおく。
「おう!」
「キュ!」
その後1時間はまったりな健介さんでした
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母の実家までは車で1時間。
ご近所さんへのご挨拶がしたいと
老舗の菓子折りを持ってきている。
迷惑掛けてるかもしれないから、と言う事だ。
12年前に落ち葉クレームをもらい
一緒に掃除をしに行った事があるけれどその後
木は撤去してもらっている。
「わぁ懐かしいねぇ」
景色が懐かしくて、急にいろんな思い出が甦る。
じいちゃんと
旅に行こうって(散歩)柿とみかんを持って歩いた道
蛇が出て逃げた時に転んで鼻血ブーの公園
イトコとよく買いにきた、潰れた駄菓子屋さん
なんて、思い出にはキリがない。
到着し、車庫に車を駐める。
車からでて、うーんと伸びをする。
「つっ!!」
背中が攣りそうになるが堪えた。
車庫の蜘蛛の巣や埃などが汚い。
みゆきは『クリーン依存症』なので、
母にバレないように『クリーン』だ。
玄関口で母さんがドアを開錠してる時に
なんとなーく人の視線を感じてあたりをみると
隣の家のカーテンがサッと揺れた。
索敵すると、お隣さんの窓際に1人
近所では3人くらいみゆき達を見ているようだが
すぐに窓際から移動していた。
モンスターとかじゃないし人間なら安心だ。
玄関を開けると、湿気とカビの匂いがほんのりとした。
その中に、少しだけ祖父母の気配が混ざっている。
母の後から玄関にはいり『こそこそクリーン運動』を
しながら着いていく。
母がキッチンにいる間にリビングの埃をクリーン
空気も入れ替えた。
なんだろう、時が巻き戻ったような
優しい空気に包まれる。
まるで祖父母がひょっこり現れそうだ。
母が、ご近所に挨拶行ってる間に
ルームクリーンツアーだ!
家の中は母がずっと片付けてきてたので
そんなに汚くない。さすが母さん!
ここに引っ越したらすぐに住めるくらいだ。
ただね、
「ハァ〜〜〜」
おじさん〜!おばさん〜!
なんじゃこりゃぁ〜
青春のタイムカプセルなの?
映画のセットなの??
半世紀以上前の、部屋。
流石に母が片付けたので散らかってはいないが
壁や天井のポスターがそのままだ。
みゆきはその場で電話する。
「ご無沙汰してます。みゆきです。おじさん?
元気ですか??実は、かくかくしかじか…」
「いやぁ、なんだ、ちょっと寂しいなぁ。
後で荷物整理に行くから待ってよ」
「荷物ならレンタル倉庫に預けておきますよ。
レンタル代はとりあえず立て替えておくけど……」
「みゆきちゃん、突然だなぁ。参ったなぁ…」
「ふふふ。ほんと、突然ですよね。すみません。
伯父さん、今週どこかで来れない?」
「いやぁ、別に用事もないからな。
よし、わかった!今から行くよ」
暇な伯父、タクシーで来るみたいだ。
その間に伯母さんにも連絡する。
「あらぁ、みゆきちゃん元気??
電話なんて珍しいわねぇ」
「ほんと、ご無沙汰してますー!元気ですよ。
おばさんも元気そうで〜!
お電話したのは、かくかくしかじか………」
「あらぁ、兄さんも来るの?
私も行きたいけど急には行けないしね。
ねぇ、写真で私の部屋とか、物を撮って
送って頂戴なぁ。取っておいて欲しいのは
すぐに連絡するから、着払いで送ってもらえる?
後でお礼するわ」
「分かりました。ご協力ありがとうございます。
写真送りますねぇ〜」
伯父が到着する間に
伯母のグッズを写真に撮りまくる。
ぬいぐるみや、アルバム、洋服
部屋の写真、母とみゆきの2ショット
5分くらいで『送ってリストメール』が来た。
伯母はさっぱりしているもんだ。
アルバム、日記、宝箱、手紙の箱、賞状
これらが送って欲しいもので、
他は処分を任せるとの事。
後で処理代請求してほしいともあった。
[みゆきちゃん、大きくなったわねぇ]
のフレーズには触れないでおく。
♪ピーンポーン
「おぉ〜い、来たぞ〜ぃ!」
なんだかんだでワクワク顔の伯父。
随分おじいちゃんになってるが、
優しそうな笑顔は健在だ。
「おー伯父さん、元気そうだね。
今、母さんは近所に挨拶周りしてるから
連れて帰ってきてくれないかなぁ?
多分、山田さんの所だと思うんだ」
「ハァ〜
あそこん家のばあちゃん話しがなげーかんなぁ」
伯父は着いて早々
みゆきにパシられて母を呼びに行くのでした……
みゆきは今のうちにと、忘れてた害虫駆除をする。
家中に『結界、微弱ポイズン、クリーン』をかけて
虫を退治した。手応えをあまり感じない。
母さん、頑張ってお手入れしてるんだ…すごい…
屋根裏がバタバタしていたので鼠はいたようだ。
家の外に逃げて行ったので、ネズミなどが入れないよう
結界を掛け直した。
伯母に送る荷物を箱詰めし、車へ運んでおく。
途中で見つけた、母さんの写真が
あまりにも可愛くて写真を撮っておいた。
ほっそーい足が、国宝級だねぇ。
歳を取ると異常に肉付きが良くなるのは
遺伝なのだろうか…柑奈、更紗、ファイトだそ!
他の洋服類もアイテムボックスへ入れていく。
服を収納して、箱と合成。服だけで3箱分だ。
他にもごちゃごちゃとアイテムボックスへ入れていく。
カテゴリーがバラバラすぎて
あっという間にアイテムボックスの容量がいっぱいになる。
みゆきは仕方なく100万円分の容量アップを
ポチっとな、だ。
アイテムボックスが光り
ほんの少しだけまたコンパクトになった。
容量が100種×100個増えたので作業が早まる。
(只今、300種×100個)
タンスと押し入れは綺麗になり
伯母の部屋は直ぐに綺麗になってしまう。
母にバレない程度にしなくては。
段ボールを積んでおく。
作業に、没頭していて気づいたけど
伯父さん、母さん、遅くね? 山田さんの家かな?
その方が作業がはかどるし、まぁ、いっか
トイレや風呂場
キッチン、等、ピカピカに『クリーン』した
ちょっとやり過ぎたか?バレるかな?
まぁ、いいか
今は、これ以上やらない方が良さそうなので
庭の掃除にシフトチェンジした。
朗らかな、山田さんの声が聞こえてくるのも
また一興。伯父も母さんも楽しそうだ。
見られてもわからない程度に土魔法をつかいながら
草を抜いていく。それでも、ダンジョンの探検より
汗かいているみゆきさんなのでした……
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後ろのグラサンの人、伯父だったりします。
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