鍋ぶた３８ キャンプの朝は早い
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ローファンタジー
日間１位、週間１位、月間６位、四半期２９位
総合
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( T▽T)ありがとうございます
じゃーん！！
「マシュマロ〜！！」
みゆきは、ハウスキーパーのスキルを
最大に発揮してマシュマロを焼く。
「うぉ〜！もういい、美味しそうだよ！
ママ！早くちょうだい！」
絶対的美味しさを追求する為に、
まずは『お手本母さん』のみゆきさんです。
「こーこダァ！！！！」
ふわりと火が入る直前のタイミングで
マシュマロを天にかざす。
「ほら、食べてみて。」
翔が待ちきれんが勿体ないと
言わんばかりにマシュマロを見つめている。
パクッ！！！！
「ンフッ」
美味しさに目がぱぁぁっと輝く翔君。
次私、私！とみんなにマシュマロを焼く
みゆきだが、そのうち各々焼き始めた。
ま、そりゃそうだ
何のためのキャンプなんだってね
自分でやるから美味しいんだ！
みゆきは自分も２個食べた。
「ンッフ〜」
軽くサクッとして中身がとろける。
マシュマロ焼き。これが無いと
終わらない。終われない。
「ふぅ〜！完成、どう？ママさん？」
振り返ると、
マシュマロ焼き職人になってた間に
おしゃれなコテージが建っている。
健介さん、建築ハマってますねっ！！
ガラス張りの大きな窓が嬉しい
オーシャンビュー！！！
なんて贅沢な…
健介のコテージに
全員でスタンディングオベーションで
大喜びだ。
これから男２人で釣りをするようなので
女子はコテージで恋バナかな？
子供達に『クリーン』して
みゆきはお休み前のくつろぎタイム
HPポーション、MPポーションに
ひとさじ、エリクサーをブレンドすると
あっさり系の抹茶ラテみたいな味になる。
みゆきの最近のお気に入り。
アイテムボックスにポーションが
大量なので、みんなにも振る舞って
コテージに入った。
ふぅ〜
変化の大きい一週間だったな…
携帯がピロンピロンなるので見たら
Ｔシャツのレビューと追加購入だった。
同じうさゴンＴシャツがご新規さんにも
売れていた。
やだ、嬉しい。ありがとうございます！
配送日程を送り、幸せMAXな気分で
次のTシャツデザインを考えながら
ゆっくりと眠りに落ちるのでした。
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「ギャァ〜！！待って待って」
「おぃ、ママ呼んでこい」
「わかった！ママ〜！！起きて〜！！」
何事なのか騒いでいるので
みゆきは寝ながら外を見ると
薄明るい夜明け前の景色の中
翔が凄い形相でみゆきを呼んでいる。
波と砂で走りにくいのに足のお速いこと！
波打ち際で大きな魚が暴れている。
2メートル級の魚だ。ん？モンスター！？
一気に目が覚めた
みゆきはガバッと起き上がり
急いで外に出る。
みゆきさんにしてはかなり速い動きだ
それでも遅いのか、翔が引っぱるので
足をもつれさせながらも、波打ち際まで行く
「こいつすごい力！
ママさんなんとか出来ない？」
健介が『みゆきだのみ』する様になってきた。
ちょっと、ちょっと、鮮度１００%だけあり
バタバタする動きの速いこと！
「瞬間冷凍！」
フローズンと違って
芯から一気に冷凍する。
カッチーンと凍った魚。
バシャバシャとしていた水の音がきえ
ザザ〜ンと波の音だけになった。
「すごい！市場のマグロみたいだね。」
「こんなのが釣れるんだ？！」
「翔がルアーを遠投したら、めっちゃ遠くの
見えない所まで？投がったな。」
みゆきは鑑定すると
【フンフシュクシュ】
非常に美味、新鮮、寄生虫無し
生でも食べられる
「フンシュシュクシュ……」
言いにくい……見た目マグロだしね
マグロにしましょう、そうしましょう
フンフシュクシュ、もといマグロを
アイテムボックスにしまう。
「次はオレのターン！」
健介の釣り魂に火をつけたね、翔くん。
みゆきは、せっかく目が覚めたので
『クリーン』
『メイクアップ』
『クローゼット』
ハイ、整いました。
では、ちょっくらダンジョンを
探検してくるか
みゆきはもう騙されない。
天敵はチョウチンアンコウみたいな奴だ
マッピングで敵情報を見ると
ダンジョンが広がっていて
赤い敵のアイコンが５つと
みどりのアイコンが４つ点滅
これは、昨日のプヨ丸達なのかな？
みどりの点滅アイコンをタップすると
『プヨ丸３』『プヨ丸５』
『プヨ丸７』『プヨ丸８』
プヨ丸３が敵の赤いアイコンに近づいていく。
《！！！》
プヨ丸３と敵が重なる。もしや戦闘？
洞窟に入って様子をみにいくと
プヨ丸３が壁にくっついている。
あ、壁が光った！キラキラして
地図の赤いアイコンが消えた。
敵が壁に擬態してたのか……
「おお〜！プヨ丸３〜！やったねぇ」
プヨ丸３もぷるんと嬉しそう。
ひさびさにソロダンのみゆきは
行ったことのない通路を探索して行く。
行く先に敵がいるので曲がり角から
そっと覗くと、サハギンが立っている。
手持ち無沙汰な子供のように
銛で地面をなぞっている。
「パラライズ！フローズン！」
サハギンがパタンと倒れた。
２、３秒後にキラキラと消え、宝箱が出た。
地図を見ると、黄色に光っている。
宝箱の中身は、手のひらに収まるくらいの
赤い珊瑚の枝。
アイテムボックスにしまうと2万円だ。
赤い珊瑚って、高級品なのは知ってたけど、
こんなに高いんだ…
通路の先はまだ未完成。
月見ダンジョンを知ってしまうと
本当によちよちひよこダンジョンだ。
２０分でダンジョンを回りプヨ丸達に
挨拶がてらにご飯をあげてきた。
（美味しい野菜の切れ端や貝のからなどよ）
浜辺に戻ると、いけす（健介作）に
ウニ、カニ、海老がたくさん入っている。
釣りはどうなったんかな？？
辞めたんかな？
「釣りは翔に任せた。」
「それで素潜りしてるんだね」
「まぁまぁ、パパにもかかるよ！あっちの方。」
「いや、あのサカナは、そうそう釣れねえよ。」
マグロ三昧、ウニ三昧のエビ蟹天国ですね。
今日の食事も豪勢だねっ！
お土産用にもフリーズしておこう。
父さん母さん、岡田さん、義父義母さんに
お裾分けだ。マグロと蟹をパック詰めし始める
みゆきさんなのでした。
サハギンの模様、モンガラカワハギじゃなかろか？って
気づいた方！！魚博士！！
拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。
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