鍋ぶた19 ボス部屋覗きツアー
家族でいよいよダンジョンへ。
山下ファミリーはまるで遠足気分です。
楽しめるといいですね。
初めて長い文章を書いてますが、本当難しい事ばかりです。何回見直しても間違えてます。どうか暖かく見守ってくだされば幸いです。宜しくお願い致しますm(_ _)m
いいね、高評価、ブクマ、をありがとうございます!
とても励まされております。これからもどうぞ宜しくお願いします!誤字修正、いつもありがとうございます!
ディナーセットをバスケットに詰めて、
ピクニック仕様に。
今日は、たくさん歩いたし、
戦ったから、なんだか疲れたな。
回復の泉水で入れたお茶を飲みながら
みゆきはレベルを確認する。
☆☆☆☆☆
山下みゆき
レベル36
HP101
MP71
火魔法レベル1、水魔法レベル2
風魔法レベル1、土魔法レベルMAX
光魔法レベルMAX、闇魔法レベルMAX
マッピングMAX
索敵MAX
ハウスキーパーレベルMAX
メイキングレベルMAX
クローゼットレベル2
テイマーレベル2
ステータス設定
防音
契約
俊敏レベル0【MAX2】
状態異常【肥満−】俊敏さがかける効果
☆☆☆☆☆
うさゴン【テイム状態/マスターみゆき】
HP60
MP40
アンゴラツノラビット(風/光)レベル26
風魔法レベル2
光魔法レベル2
先制攻撃
☆☆☆☆☆
経験値を5人で分けてるとはいえ、ボス×27
プレミアムボス、落とし穴、うさゴンのソロ
討伐で得た経験値だ。
強くなったね。私達!!
▲▽▲▽▲
「ただいまー!!って、ママさぁ、
今日、マジでやばかった!」
翔が帰ってきた。
「大丈夫?どしたん??」
「5、6時間目、何回か身体がこう、ぐぁ〜
ってなって、それが何回も来るから。」
「あ。ごめん。ママのせいだ。」
「大丈夫。自習中だったし。でも、たけやん
が心配してたww」
たけやん、いい奴!
「でさ、でさ、すごいんだよ!俺、レベルが
16だったよ!」
「えっ?そんなあがったの!」
『鑑定』する。
「すごい!翔、光魔法と俊敏を覚えてるよ!
わっ探索もあるよ!ほんと、すごいよ!」
うちの子天才だ!!
「宿題を先に終わらせば、夕飯は秘密の部屋
で食べようか」
この一言で、翔は高タイムで宿題を終わらせ
光魔法やスキルを試している。
「攻撃魔法とか、目立つやつはだめだよ」
みゆきは心配したが、翔はちゃんと分かって
いたので安心した。
「ただいまー!ねぇ今日マジで最悪だったん
だけど!!」
更紗が帰ってきた……
▲▽▲▽▲
お楽しみの【秘密基地でのディナータイム】
美味しいステーキを堪能しながら、
(ステーキハウスみたいと高評価)
みんなのレベルを確認する。
☆☆☆☆☆
山下健介
レベル28
HP89/95
MP48/48
火魔法レベル1
闇魔法レベル1
3倍攻撃、防御半減
逃げ足レベル2、隠密レベル2
解体、建築
☆☆☆☆☆
山下柑奈
レベル17
HP62/62
MP42/42
風魔法レベル1
土魔法レベル1
錬金レベル1
命中、言語理解
速読
☆☆☆☆☆
山下更紗
レベル16
HP58/58
MP40/40
水魔法レベル1
風魔法レベル1
毒耐性、麻痺耐性
☆☆☆☆☆
山下翔
レベル16
HP55/60
MP35/35
光魔法レベル1
俊敏レベル1(俊敏を使うと暫く素早い)
探索(先の道がわかる。)
☆☆☆☆☆
似たような魔法や、スキルもあるが
統一感もなく、その辺の謎はみゆきには
分からない。
なんせ、情報が少ないので、自分で試さない
といけない。
「ね、ご飯の後、少しだけ探索したい!」
「私も!魔法使ってみたい。風と土魔法って
どんな感じなの?」
「えっやだよ。怖いじゃん!行くなら私パパ
とママの間だからね!」
「じゃ、パパについて来い。ママは最後な」
「…いや、私が案内するよ。」
「え!俺が先頭がいい!道わかるし!」
「キューキューキュー!」
(楽しいんでしょうね。うさゴン)
レベルもあがってるし、大丈夫だろう。
地図を確認してもらい、ボス部屋覗きツアー
に行く事にした。
健介と翔はボスに挑戦したいと
顔に書いてある…
ボスがちゃんとリトルブルに戻っていれば、
ボス戦するかどうか、考えよう。が、その時
戦うのは自分だぞ!と、みゆきは思った。
▲▽▲▽▲
健介、翔、柑奈、更紗、みゆきの順番で
進む事にした。
もとい、先頭は うさゴンだ。
念の為、マッピングで敵を確認する。
道も増えてないか確認すると、少し幅が
広がり、形が整っているだけだった。
カーブの向こうに、
赤の点滅。スライムが2匹だ。
「パパ、まって。なんかいる!」
翔が伝える。
ほー!!かっこいい。
ちゃんとスキルで感じているみたいだ。
健介が柑奈を呼ぶ。
「遠くから狙ってみてみ?」
「えーっ出来るかな??」
少しずつ進むとスライムが見えてきた。
柑奈は白虎の弓を構える。
「命中」
小さく唱えると、柑奈に気迫がこもる。
ビィン!!
弦が弾かれる音が聞こえた時には離れた処で
ベシャッ
とスライムが崩れて消えた。簡単に倒せて
柑奈は呆けてる。
「「かんちゃん、すごい!」」
「キュッ!キュー!」
「柑奈、かっこいいよー!」
「あっけな〜」
「雑魚だからな」
もう1匹は翔が行くことになった。
剣を構えて近付き、剣道の様にスライムに
「めーんっ!」
打ち込まれると、スライムは弾けて消えた。
切れて無く、潰された感じだ…。だが、
「めっちゃ楽しい!」
翔は楽しそうだ。
道の先にゴブリンがいて、さすがに子供達は
怯んだ。が、すかさず健介が
「ファイヤボール」
秒で退治した。
「ママ、モンスターって弱いの?」
更紗が聞いてきた。
「うーん、ここのフロアのモンスターよりも
皆が凄くレベル高いからだよね」
更紗が安心して元気になった。
「次は私ね!!」
▲▽▲▽▲
それぞれが
ひと通りの魔法を使って手応えを感じた。
練習がてらに風魔法や土魔法をぶっ放し過ぎ
てダンジョンの壁をボロボロにして健介に笑
われる柑奈。
更紗が、水鉄砲!!でゴブリンを怒らせて、
落とし穴に落とす柑奈。連携プレーが素晴ら
しい。
それっぽく剣を振りながら歩いてるうちに、
剣の扱いが上手くなってきた翔。
可愛いツノラビットにも、容赦ない攻撃。
時々、ライトニング!リジェネ!
キュアー!プロテクト!
とかやっている。
ちょっと、なに?なんか私のと違うじゃん。
教えて。教えて。
なんだか、皆んなかっこよいなぁ。
私も真似して頑張ろ…。
▲▽▲▽▲
皆んなMPが枯渇するくらい遊び倒したので
(修行と言う名の遊び)
回復の泉へ向かう。
鎧を脱ぎ捨てて、
うさゴンと翔、健介が
泉にサブザブ入っていく。
「おっほー!気持ちいいぞ〜!」
楽しそうにザバザバしているのを見て
更紗も脱ぎ始める。しかも下着に…
「ストーップ!」
更紗には、アイテムボックスから
おそらく異世界のものであろう水着を
購入して渡す。
(少し健全にリメイクしました。)
メイキングで更衣室を作ってあげると喜んで
着替えた。柑奈が、更衣室を土魔法で見よう
見まねて作っている。
「ママ何気にすごいんだね。難しいよこれ」
「え、上出来だよ!オシャレだし」
カーテンをつけてあげたら喜んでいた。
柑奈は土魔法と錬金で出来ちゃうんだな。
魔法やスキルはイメージの世界なのかな?
とみゆきは思った。
「ねぇこれお風呂の代わりにしちゃおうか」
皆んなで水着になって泉で水浴びだ。
みゆきは、暖まりたくなり、泉の横に大きな
風呂桶を作り、水魔法と火魔法の修行も兼ね
てお湯を注いでみた。
皆んなの魔法を見て触発されたみゆきは色々
試したくなったのだ。
「ママのスキルって、面白いし、便利だね。」
「入りたい!」
「肩までつかれよ〜」
「100まで数える?」
「キュッキュ!」
家族でお風呂なんて、小さい頃以来だ。
はあぁ〜。
温水プールみたいで楽しいね。
「家に温水プールって、最高なんだけど!」
「明日も来たい!」
「ここに泊まりたい!」
皆に好評でよかった。打ち明けてよかった!
てか、ここ、ボス部屋の前なんだけどね…
思い出した様に、ボス部屋も覗きに行く。
皆んな湯気を出しながら、水着と裸足で
ビッタビッタ歩きながらボス部屋覗きだ。
「見せて見せて!」
「おー、あかべこか?」
「やべー強そう!」
「パパ、ママ、勝てる?」
まるで見世物小屋…
リトルブルは既に戦闘体勢に入っていた。
「帰り歩くのも面倒だし、やっちゃうか?」
みゆきの提案に、全員乗り気だ。
「このボス、推奨レベルが30だから、皆は
結界張って、中で見ててね」
健介には、万が一の時に全員を守って貰える
様に子供達に着いていてもらう。
みゆきはクローゼットから装備を着用する。
「えっ?!ママなにそれ。いいな!」
柑奈と更紗が反応する。やっぱ女の子だね。
「いくよ。うさゴン!」
「キィーユッ!」
うさゴンがいつものように、みゆきにバフを
かけたタイミングで、
扉バーン!!からの
「パラライズ!ポイズン!スリープ!スロー!」
「落とし穴ー!!」
後ろで翔が結界を張ってるのがわかった。
みゆきは穴の上に移動して、
「水鉄砲!フローズン!ストーン!」
「あなうめー!!」
ドドドーン!
10秒経過したところで
地面がキラキラ光って宝箱が出た。
「「「「エっっっぐっ」」」」
まあ、そりゃね、
伊達に50回も倒していない。
ささ、宝箱開けよ。
宝箱に集まり、誰が開けるかジャンケンだ。
更紗が勝った。この子こーゆーの強い。
「開けるね!よーいしょっと!」
キラキラな光がでて、中には
革の盾や、ツノ、桐の箱、ポーション類、
銀貨5枚が入っていた。
「わぁ〜!!かっこいい!!」
翔はツノに夢中だ。
旦那も革の盾をまじまじ見ている。
柑奈に銀貨を取られる前に、
みゆきは宝箱ごとマジックバッグにしまう。
さて。このままB2に行きたい処だけど、
もう遅いしね。
ビーチの事は内緒にして、魔法陣に向かった
山下家御一行様なのでした…
拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。
少しでもみゆきさんを応援したいと思って下さった方、
どうか、いいね!や、高評価、お願い致します(╹◡╹)
回復の泉に入りたいと思ったあなた、お疲れ様でございます。ポチッといいねを押した後に、是非熱いお風呂に入って、リフレッシュされてくださいね。