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鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
過保護なダンジョン攻略始まります
17/93

鍋ぶた17 B1制覇のみゆきさん

挿絵(By みてみん)


いいね、評価、ブックマーク、ありがとうございます!

一つ増える毎に一喜一憂です。

コメントもありがとうございました!

これからも頑張ります!


誤字報告もとてもありがたいです。

一括で直せるシステムにビビりました。

なろうさん、すごい…



初めて見るファンタジーな武器や防具、

ポーションに興味津々な山下家の皆さんに

早くうさゴンを紹介したい。


秘密基地で待っててもらい魔法陣を使って

うさゴンを迎えに行く。


回復の泉で水浴びしながら、周辺の薬草を

食べていたらしい。


「うさゴン、私の家族を紹介させてね。

 それと、うさゴン迷わないの?」


うさゴンに話しかけると


「キュッ」


とドヤ顔して返事している。間違いない。

「もちろんっ」って言ってる。


一緒に魔法陣で秘密基地に戻ると部屋の中が

騒がしい。


「下がれ下がれ!」


健介が子供達を部屋の端に寄せて刀を構えて

いる。かっこよ!!パパかっこよ!


挿絵(By みてみん)


そんな場合ではない。通路にスライムが

出たのか…


「慌てなくて大丈夫だよ。この部屋には

 入って来れないし、向こうは攻撃も

 出来ないよ。」


それでも、スライムを初めてみた子供達は

パニックだ。


可哀想な事をしてしまったぁ。

ごめんね、怖いよね……



ん?いや、翔が戦う気満々で、お姉2人が

引き止めている…


「倒していいの?」


と健介が聞くので、お任せした。健介は通路

に入り、刀を一振りすると気持ちよく


スパッ!!


スライムが真っ二つになり消えた…



「「「「おお〜!!」」」」


と拍手喝采。


「雑魚いな…」


健介は久しぶりの戦闘に嬉しそうだが、少し

物足りなそうだ…



「「「うぇ〜っ」」」


子供達が全員お腹を抑える。

レベルアップだね!おめでとう!


スライム1匹でも、

私のスキルでレベルアップしやすいのかな?


「大丈夫だよ。レベルが上がったんだよ」


更紗が


「なんか、これ、前に体育でおんなじの

 なった事ある。気持ち悪い〜」


と言うと、おれも、私も、と盛り上がる


人間、普通の生活でも、子供はレベル1〜3

大人は3〜13くらいのレベルなるものなのだ。



【鑑定】

☆☆☆☆☆

山下健介

レベル25

HP79/80

MP38/40

スキル 

3倍攻撃.防御半減.逃げ足レベル2.隠密レベル3.

魔法

火魔法レベル1


☆☆☆☆☆

山下柑奈

レベル4

HP15/15

MP9/9


☆☆☆☆☆

山下更紗

レベル3

HP11/11

MP6/6


☆☆☆☆☆

山下翔

レベル3

HP12/12

MP4/4


☆☆☆☆☆


子供達は、それぞれレベルが上がっていた。


さて、飛んだ騒ぎで紹介が遅れてしまった

うさゴンが悲しそうに、


「キュ〜」


と鳴くと、全員一斉にうさゴンに注目だ。



「可愛い」

「やばい!」

「抱っこしたい!」



子供達が一斉に寄ってきて、うさゴンは揉みくちゃだ

健介が触りたそうに我慢している処に、

うさゴンが子供達から健介の膝元へ避難。


スっポリと抱っこされ、ニコニコ顔だ。


健介もとろけ顔…そーでしょ、そーでしょ?

可愛いでしょ〜?うさゴン。


「キュ、キュ」

「そーか、そーか」


もう仲良しかっ!早いなっ笑


子供達も健介の側でうさゴンを撫でている。


「じゃあ、今日はあと30分で家に戻ろう。

 うさゴンはダンジョンいったり、眠ったり

 するから」


「えーここに泊まりたいー!」


と、翔。はい、絶対言うと思ったー。けれど

それは無し。泊まりは休日のみにする!


「30分、たくさん遊んでなー。ママは、

 穴掘りしてくるから」



「「「穴掘り?」」」



きょとんとする子供達だが、うさゴンを目の

前にすればどーでもよい事だったらしい。


みゆきは左側の『道路に似た通路』が、全部

なくなるくらい大きな落とし穴を作った。


ステータス設定のスキルで、魔法のレベルを

上げていたので、とても楽だった。


(そして、こっそりと月見草のバレッタと

 金の指輪をつけている。絶対に皆んなには

 恥ずかしくて見られたくない)


うさゴンが間違っても入らないように、

左の通路は大きくて分厚い柵を作る。


右側はうさゴンが泉に行けるよう解放した。

分かれ道は塞いできた。



「今日、武器渡したけど一旦回収するね。

 落とし穴の罠で敵をやっつけたら、自動で

 レベルあがるから」


武器や装備を回収し、みゆきは話す。


「レベル上がってから探検に行こうよ。

 そしたら週末はキャンプ!」


私の提案に満場一致の大賛成だ!

翔は大興奮!


「キャンプ!?マシュマロも焼いていい?」

「あたぼーよ!大きいマシュマロ買おう!」



翔がまだ『ここで泊まる』と言い張るが、

防犯の為と、万が一モンスターが…と話すと

渋々諦めた…



えらいっ!



帰る前に、記念のHPポーションで乾杯だ!


からだがぽかぽか暖かくなり、皆落ち着いた

ようだ。さて、眠くなる前に、帰ろっか。


静かにね。


「お、か、し、でかえりましょっ」


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



昨晩はぽかぽか気持ちよく眠れ、子供達が

早く起きてきた。


「ママ、朝ごはん、秘密基地で食べたい」


それはいいアイデア!


いつもと違う、冒険者気分の朝ごはん。

旦那はお弁当を持って仕事へGOだ。


名残惜しいのか、うさゴンをひと撫でしてから

出発した。


翔はおにぎりと卵焼きを頬張り、膝元には

うさゴンだ。


「ママ、明日は目玉焼きとベーコン!この

 釜戸で作って〜!」

「オーケー!」


では、そろそろ準備して、いってらっしゃい

だよ〜。楽しんで来てね。


「キュ!キュ!」


うさゴンは可愛くお見送りし、自分も

ダンジョンへ行ってらっしゃいだ。



ちなみに子供達は寝てる間にレベルが3つも

上がっていた。ではね、更なるレベルアップ

の為に、地図を見ながらB1制覇しよう!


うさゴンと合流して、一緒に探検だぁ〜


▲▽▲▽▲



ここ、まるで地底湖みたい。大きな吹き抜け

の洞窟に長い橋がかかっている。橋の下には

大きな湖があり、魚が泳ぐのが見える。


ここで釣りをして焼き魚を食べるのもいい!


みゆきが呑気な事を考えていると橋の向こう

からゴブリンが来たが、うさゴンが秒で迎え撃つ


ロスなく探索が進む。

橋の下のにほら穴があるのが見えた。ああ

いった処に、宝箱ってあるよね。ご丁寧に

足場や梯子もあったので降りて行く。


挿絵(By みてみん)


ほら穴の中には、スライムが2匹いたので

みゆきは杖で振り払った。


「しっしっ!」

(強くなったもんだー)


ほら穴はたくさんの本でいっぱいだった。

ほこりまみれで、年月の経った部屋だ。


「ここは図書館なのかな?クリーン!」


部屋の隅々まで綺麗になった。本を手に取る

と全く読めない。手書きのものが多い。


鑑定すると、地球上の文字ではないらしい

が、読めない事には変わらない。


モンスターや、ダンジョン、宇宙のイラスト

や素材、魔法陣等の挿し絵は見てて楽しい。


「うわ。ゴブリンだ。キんモっ」


みゆきはバタンと本を閉じた。だって、

絵で見ても汚なくて怖い…


お宝かも知らないので、全ての本をマジック

バッグにいれた。


他にも、ポーションやアクセサリーがあったが、

劣化している…


とりあえず全部回収しほら穴はピカピカだ。


みゆきに『図書館』と命名された部屋は、

何も無いピカピカな空間になる。


「次の部屋は…奥の広い空間ね」



▲▽▲▽▲



「すごー廃墟ー!」


みゆきの目の前には

一つの都市のような遺跡の広場だった。


学校の校庭くらいの大きな部屋だ。


モンスターが居ないので

セイフティーゾーンのようだ。


建物はどれもボロボロで、崩れてるもの

ばかりだ。一番手前の建物を覗くと、朽ちた

テーブル、椅子や棚があり、床には食器の

ようなものが割れている。


全てに埃が積もっている。


みゆきは見るもの全てに

『クリーン』をかけていく。汚いところに

子供達を連れてこれないしね。


時々見つかる本や古びた服なども異国情緒に

溢れているがデザインが面白いので全部回収

しておいた。


「この部屋、更地にしたら運動会出来るわ」


忘れ去られた廃墟の住人が居たならば、

全く遠慮のないみゆきさんでした。


地図には端っこに小部屋が載っている。

壁を調べると、扉があった。


小部屋8畳くらいの物置のようで、めぼしい

物は何も無く、空の箱や棚があるだけだ。


みゆきは勝手に『体育倉庫』と称し、次の

探索へ。家族皆がこの廃墟を見てから更地に

しよう。


▲▽▲▽▲


湖の橋を渡って暫く行くと、小さな公園

くらいの花畑があった。薬草も生えていて

のどかでいい。


一度ゴブリンが入り口に立っていて癒しが

台無しになったが『ストーン』一発で

キラキラになった。みゆきは薬草を摘む。


花畑も綺麗で、うさゴンと花の写真を撮る。


「かーわーいーいー!うさゴンちゃーん

 目線下さ〜い!」


ゴロゴロと地面に転がりながら、写真を撮る

みゆきを見て、ゴブリンが入り口で固まって

ますが全く気づかないみゆきさんでした…


挿絵(By みてみん)


▲▽▲▽▲



最後に落とし穴を作っておいた

『道路に似た通路』のドロップ品を回収する。


10個くらいある!マジックバッグへ仕舞い、

秘密基地へ帰る。


「あー歩いた歩いた!」


携帯の万歩計を見ると13,000歩を超えていた。


「ドロップ品の確認をしとかないとね」


みゆきはソファに座ってテーブルに

ドロップした宝箱を出す。


全部で13個!


「スライム軟膏、軟膏、MPポーション、

 肉っ!!毛皮、肉っ!!ぬのの服、斧、

 軟膏、MPポーション、ん!?

 これはハチミツ??

 あとは、革の袋、布製鞄…かぁ」


「ハチミツって何からドロップするのかな?」


【鑑定】

スライムのドロップ。

花の蜜を好むスライムが時々落とす。

爽やかな甘さ。ポーションの原料にも使う。


これはレアだ。絶対エリクサーの材料だろう

な、と思うみゆき。


とりあえずアイテムボックスに整頓する。

要らないものを売って(1800円ぐらいでした。)


そろそろお昼の時間だし、家に帰ろう。

今日もたくさん歩いたみゆきさんです!



拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。

少しでもみゆきさんを応援したいと思って下さった方、

どうか、いいね!や、高評価、ブックマーク等お願い致します(╹◡╹)


健介〜!!父さんや〜!!

って思った方も、是非健介にいいね、高評価、お願い致します!


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