表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍋ぶた片手にダンジョンへ  作者: ミンすけ
過保護なダンジョン攻略始まります
16/93

鍋ぶた16 パーティ結成

挿絵(By みてみん)


初めて長い文章を書いてますが、本当難しい事ばかりです。何回見直しても間違えてます。どうか暖かく見守ってくだされば幸いです。宜しくお願い致しますm(_ _)m


いいね、高評価、ブックマークが1つ1つ増えるたびに、皆様の優しさや思いやりを感じてます。ありがとうございます!誤字修正も助かってます。


みゆきさん、ついに秘密を打ち明けます!

怖がるかな?喜ばれるかな?バーベキューできるといいですね。


「今日、ママから本気の本気で、内緒の話があるのだけど、真面目に聞いて欲しいの」


すき焼きが美味しくて大好評の夕食


満腹になってもなかなか手が止まらなく〆のうどんを鍋に入れながらみゆきは皆んなに話した。


「絶対に人に言わないと約束してもらいたいのだけど、いい?」


更紗「なにそれ?めんど」

翔 「なになに!?早く言ってよ」

柑奈「わかったから早く」

健介「…宝くじでも当たったか?」


子供達「「「えー!!まじで!!??」」」


ふぅー


宝くじならバンバンバンザイだよ

もっと凄くて大変な事なんだよなぁ〜


「あのね…我が家に大変な事が起きたのよ。もしもバレると、今後この家に住めなくなっちゃう気がするくらいヤバいよ。だから静かに聞いて欲しいんだけど……」


みゆきは深呼吸をして唱えた


「防音!」


部屋の中に防音のスキルを使い、万が一にも外に声が漏れないようにする。皆が帰る前に虹色スキル石で得たスキルだ。


あまり使う事ないかもしれないけれど、絶対に必要だと思い切って使ったのだ。



全員、ポカンとしている。



「今から契約のスキルを使うね。秘密を知るかわりに、絶対に内緒にする契約。契約を守れる魔法もかけてあるから安心して」



このスキルも虹色スキル石を使って



『秘密を守らせるのにちょうど良いスキル』



を祈ったらゲットしたものだ。



「契約!!」


みんなとみゆきの胸元から一筋の光が出てきて真ん中で繋がり、くるくると回るとそれぞれの胸に戻っていった。



「「なにこれーー!!」」



更紗は固まり、翔や柑奈は興奮中。健介も真剣だ。とりあえず、不思議な事が起きていると全員

理解はしたようだ。


ん。んんんっ。喉の通りを良くしてからみゆきはみんなに伝えた。




「家の花壇に、ダンジョンが出来ました」




「「「えええええー!!」」」



(ほらね、防音、しておいてよかった)



防音してなかったら、ご近所さんが飛んで

きてしまう程の大騒ぎだ…



『しーーーーー』



皆んなそれぞれ自分の口を塞ぐ


「この話、詳しくはご飯の後にダンジョンの中で話そうと思うのだけど、どう?」



みゆきが提案すると、健介は反対する。



「いきなりダンジョンは危なすぎるだろう」



さすが、ダンジョンを知る男、山下健介。言う事がごもっともなのだが、山下家のダンジョンは違うもんね。



「それが、初めの部屋がセイフティールームなのよ。それに、紹介したい仲間がいて。通路に入らなければ絶対安全!なんならここより安全!」



うどんを食べ終えてから、みゆきは隠蔽や隠密のスキルを使う。



「絶対に声出さないでね。階段降りて、扉を2つ入ったら安全。しゃべってオッケ!」



念のため、玄関から花壇までも防音を使う。


それぞれ静かに靴を履き、まだ少し薄明るい空の下、みんなで花壇へ向かう。



『ここ、狭いから一人ずつ入って扉の前で

 待ってて。』



健介が先に降りた。続いて翔、柑奈、更紗の順だ。みゆきは最後に穴にはいり、いつもの蓋をして扉まで降りる。


お出かけしてるような雰囲気なので、翔が嬉しそうな顔をしている。


ワクワクのダダ漏れだ…


みゆきは鍵を取り出し扉を開け、全員静かに降りていく。鍵を閉めて、みゆきも降りる。


秘密基地の扉の鍵を開けた。


キィ〜っと扉の音が響き、秘密基地の明かりが灯る。子供達は耳に手を当てて、びっくりしてるが

声を我慢している。ダンジョンに入った時に響く『ブンッ!』の洗練を受けて驚いているようだ。



健介は『お、懐いなー』の一言…

カチャリと鍵を閉めてから、



「ようこそ、秘密基地へ!!」



みゆきはやっと秘密を話せる喜びでついつい大きな声で歓迎した。




▲▽▲▽▲




一通り、ダンジョンを見つけた経緯やダンジョンの敵の種類などを話した。


子供達に、ステータスの見方を教えると、その現象に興奮する、子供達。ダンジョンは都市伝説だと思ってたもんね。健介が子供のように、そわそわしだした。多分ダンジョンに入りたいんだろう…


  だが待て!!健介、待て!!



みゆきはまだ話があるのだ。が、紹介したいうさゴンが居ない。おそらく柵を越えて、何処かにいっているのだろう。


ダンジョンマップをみんなに見せると、うさゴンは回復の泉に居た。みどり色に点滅したアイコンをタップすると『うさゴン』と出たのでマーキングしておいた。


「先にうさゴンを紹介したかったのだけど、今ダンジョンに入ってるから、先にこれを皆に渡すね」


革の防具をそれぞれに渡した。まだ、小声の子供達。嬉しそうに防具を受け取る翔と柑奈、まじまじと見ている旦那、更紗は頭真っ白になってそうだ。



こういう時に癒しのモンスター、うさゴンが来てくれたらいいと思うみゆきは


『うさゴーン』


心で念じてみた。うさゴンのアイコンは全く

動いて無かった…




▲▽▲▽▲




それぞれ装備がピッタリだ!みゆきは満足感でいっぱい、ドヤ顔2倍増しだ。みゆきは、おそらくレアだと思われる武器をテーブルにどんどん出す。



「ここから気に入ったの選んでいいよ。でも、危ないので家に帰る前に回収するね。」



旦那は朱雀の剣を選ぶ。みゆきはもちろん分かっていた。昔も刀を使っていたからね。属性もピッタリなのでよかったよ。


翔が、見た目で太陽の剣を選んでいる。



(うんうん。なんか、勇者っぽいぞ!いいね!なにそのポーズ!写真撮りたい!)



柑奈と更紗は困っている。いや、私もこれ、本当はよくわからないんだよね…鑑定してもピンと来ないというか…でも、なんとなく雰囲気で選んであげる。


「とりあえずだから、大丈夫。敵とは戦わなくてもいいんだからね。持ってれば安心でしょ?」


パーティを組めば経験値が入るように契約する予定だ。子供達は危ない事をしなくていい!それでいいのだ。


過保護母さんの代表、みゆきさんです。


「柑奈は弓道をやったことがあるから弓はどうかな?」


の一言で、柑奈は白虎の弓に決めた。


「ママ、ずるい!わたしは?」


と、更紗がゴネる


「更紗はすばしっこいから短剣なんてどう?ママも昔は短剣使ってたよ。最後の一撃だけ出てきたら?」


美味しいところを持っていく気満々になった更紗は、龍神の短剣を選んだ。


お母さんですね、子の性格を熟知している。


「ちなみに。この武器は、ダンジョンからの贈り物なんだよ。激レアだから、大切に使ってね」


それから大切な探検セットを出す。


「何かあった時用。ポーションセットを渡しておくよ」


みゆきは全員にわかり易くラベルを貼ったポーションセットを渡し、いろんな鞄を出して選んでもらう。


ウエストポーチ、肩掛け、リュック。


たくさん作ったので、それぞれお試しして選んでもらった。


旦那と翔はウエストポーチ。柑奈は肩掛けで更紗はリュックだ。みゆきの予想通りで嬉しい。



挿絵(By みてみん)



そして、最後に大切な契約がある。


【パーティ結成の契約】

全員に経験値が振り分けられるように契約。


ある程度のレベルまで、みゆきが穴掘りを頑張ればいい。



「契約!5人パーティ結成!」



山下ファミリーパーティが無事に結成されて、ホッとするみゆきさんなのでした…




山下家の健介、柑奈、更紗、翔、

装備はみゆきさんのお手製です(^-^)


素材は、リトルブルだと気付けたあなた、

素晴らしい観察眼ですねっ!!

是非いいねをお願い致します(*´◒`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] イラストを見て、あとがき読んでイラスト二度見。 「ハンドメイドかよっ!」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ