鍋ぶた11 ダンジョンの奥まで探検!
いいね、評価、ありがとうございます!
先程確認したら、日間のローファンタジー部門で70位に入っていて、胸がざわついてます。嬉しいザワザワです。皆さんのお陰です。ありがとうございます!
何度読んでも、ミスってます。
すみません。
ダンジョンが急に膨れていきます。
みゆきさん、猛々しくなりましたよ。
倒したモンスターのドロップ品
【美味しいお肉】をゲットしたみゆきさん
ひと口大にカットしてニンニクと生姜、醤油に、漬け込みます
「みんなの大好きな唐揚げでェス!」
出来立てを味見するとハーブとスパイスの香りが食欲を刺激する
「柔らか〜い!ジュ〜シ〜!」
専門店のような出来栄えだ。お弁当用の唐揚げはアイテムボックスへいれておけば、いつでも出来立てを取り出せる。
今日の夕飯も大盛況
ご飯に、あおさの味噌汁
唐揚げ、コブサラダには
カリカリのレンコンチップ
アスパラとじゃがいもの揚げ炒め
「「「「ごちそうさま!」」」」
美味しいもの食べると笑顔弾けるよねっ。そんな夕ご飯とその後のお風呂の時間に、2回レベルアップしたみゆきさんでした。なんて楽ちんなんだ〜!!
▲▽▲▽▲
〜日曜日の朝〜
「なんだか腕がだるいわ。昨日のフルスイングが原因かな?」
健介を仕事に送り出し、まだ早いが実家へ。案の定、父も母も起きていた。
「おはようございまーす。腰はどう?」
今日もエリクサー入りの特製回復茶を出す。朝ごはんにきゅうりサンドイッチを持ってきた。(もちろん家にも置いてきた)
【みゆきの好きな、きゅうりサンド】
きゅうりをスライサーでたくさん切って
塩もみし、水気をぎゅっぎゅ絞ったものを
バターを塗ったパンで挟みラップにくるんで
馴染ませる。斜めに切って三角にしたら完成!
(これ、大好きなんですよね…)
「ねえ、びっくりしちゃうけど、ぎっくり腰、治っちゃったみたいよ。もう、全然平気!」
と、言いながらもゆっくり立ち上がりお漬物を用意する母。
「よかったね。ぎっくり腰ってつらいよね。
私はやっと治ったのに…」
いつのまにかみゆきも治っていたけれど…そういえば、父が裸眼で新聞を読んでいる!エリクサーって本当に万能だ!もう、安心だ。
「また、何かあったら呼んでね。無理しないでよ」
みゆきは生き生きしている両親をみてほっとして帰った。エリクサー、偉大なりね…
▲▽▲▽▲
今日も、午後からみんな出かけてしまった。
みゆきは最近、午前中に夕飯の下ごしらえをし、家事を済ませている。
「よし、ダンジョンへ行こう」
今日は、新作の装備をセットした。昨晩寝る前に思いついて作った傑作品!丈夫なモンスターの革を胸からベルト、腰回りにつける物。
馴染みのある形。みゆき専用、ダンジョンエプロン!!
ツノラビット戦が怖かったんだね…みゆきさん…
秘密基地にはいり、鍵をかけた。うさゴンは居ない。食事中だろうか?
「今日は、時間がたくさんあるから探索と討伐を頑張ろう。だんだんレベルが上がらなくなってきたしね。」
レベルを確認すると
☆☆☆☆☆
山下みゆき
レベル27
HP85
MP59
土魔法レベル2(威力アップ、土魔法消費MP減)
闇魔法レベル1
ハウスキーパーレベルMAX
メイキングレベルMAX
クローゼットレベル2
テイマーレベル2
俊敏レベル0【MAX2】
状態異常【肥満−】俊敏さがかける効果
☆☆☆☆☆
おや?おやおやおやおや?みゆきさん?土魔法あがった!と言うことよりも肥満がマイナーになってますよ!!少しは痩せたのでしょうか?
レベルもかなり上がっている
「寝てる間に上がったのかな?」
ダンジョンも怖く無くなってきて全然いける気がする。みゆきはダンジョンへ入り、先ずはキープアウトした右の道から行く。
落とし穴を埋めながら進むのだが、これは前からモンスター来なくて楽だ…ドロップ品が5個見つかった。
水色魔石、斧、HPポーション
ピンクの毛皮、ラビットの肉
みゆきはニコニコしながらマジックバッグにしまった。
突き当たりのY字路が出来上がっている。ダンジョンの成長に勢いがついたのか、いきなり奥深くなっている。みゆきは右に進んだ。隠密をかける。敵がいても、見つからずに先制攻撃をしたい。
薄暗くなった路地裏のような道を進む。
目の前に、タチの悪い追い剥ぎのようにゴブリンが現れたがまだ気づかれていない。
(なんか、ほんとに汚いんだよね。彼ら。お風呂とかないのかな?初めからあの姿じゃ気の毒に…)
「クリーン」
ついつい魔法をかけてしまう、みゆきさん。それによって見つかる。おっちょこちょいの極みだ。
さっぱりして綺麗になったゴブリンが、黄色っぽい目をギラつかせて襲ってくる杖で斧を弾く。出来ると思ったら本当に出来た。
ゴブリンの方が動きが早いけど、みゆきの力に全く敵わない。
昨日ツノラビットを倒したことで、モンスターを倒す感覚を思い出していたみゆきは、杖を向けて叫んだ
「ストーン!」
大きめの石つぶてがゴブリンに放たれる。
ゴッゴッゴゴッゴッ!!
連続大当たりでゴブリンは吹き飛ばされて消えた…
人型のゴブリンはもう躊躇なく倒せそうだ。更に先へ進もう。みゆきは膝の震えを無視して歩きだす。
(カッコつけ、バレてますよ。みゆきさん。)
行き止まりは10畳ほどの部屋だ…奥の壁に女性の石像がある。花に水やりをしている像でジョウロから本当に水が出ていた。その水は小さな花形の受け皿へ注がれている。
花の受け皿から溢れた水は、大きめの手水舎に溜まり、そこからまた足元の大きな泉へ流れていく。
【鑑定】
回復の泉
花の受け皿の水…飲める
HP、MPや状態異常の回復の効果あり
手水舎の水…手を洗ったり、傷口にかけると
よい。
泉の水…水浴び用
「これ、エリクサーよりすごくない?」
少し休憩しようと、みゆきはジョウロから出る水を直接水筒に入れる。なんなら、お鍋いっぱい持ち帰ろうかと欲張って水を汲んだ。
水筒の水を飲むと、胸の辺りからスーッとしてきて体が軽くなった。手を洗い、ついでに足を泉に漬ける。
10分休憩して、来た道を戻ろうとしたが部屋の奥に扉がある事に気づいた。
「ダンジョンの扉といえばボス!」
覗くだけなら、大丈夫でしょう…レベルが上がり少し気の強くなった、みゆきさんなのでした……
拙い文章ですが読んで頂きありがとうございます。
少しでもみゆきさんを応援したと思って下さったら、どうかいいね、高評価をお願い致します(╹◡╹)
ゴブリン戦で膝が笑ってるみゆきさんですが、
ボスに挑んでしまえと背中を押してくださる方、どうぞ、応援のいいねも押して下さいませ(*´◒`*)