ドラゴンと聖女
遅くなってしまいすみません
「さてと、扉を開けたら何があるのかなぁ〜」
俺は扉を押して開こうとしたが
「あ?あかねぇじゃねぇか」
開かなかった
「押してダメなら引いてみろってな」
引いてみたら開いた
「めんどくせぇ作りだぜ…多分足場にするための作りなんだな」
「外から中に入るには押して、中から外に出る時は引いてでるって言うわけか」
俺は納得して先に足を進めた
そして大広間のような場所に出ると
「このダンジョンはあれか嫌がらせの如く毎度毎度大量に来るな、おい」
大量の敵がいた
「今度は天使と悪魔か?いいじゃねえか!殺ってやるよ!覚悟しろ!」
「獄炎魔法『焦熱地獄』極氷魔法『氷結地獄』」
俺は一度全てを燃やし全てを凍らした
悪魔は全て倒したが天使たちがほとんど残った
「あ?こんなに残ったのかよ…こっからは殴る蹴るの格闘戦か、良いね!」
俺は木刀を右手に持ってメリケンサックを左手に着けて相手に突っ込んだ
「俺の経験値になれ!カス共!」
俺は戦った。戦って戦って戦いまくった。
1万を超える天使の軍勢、だがしかしこいつらは魔法には強かったが物理攻撃にはめっぽう弱かった
木刀で殴る斬る、左手で殴り弾き飛ばす、魔法を使って地味にHPを削る
それから十五分位戦ったと思う
俺の足元には数千の天使が転がっていた
「あ?死体が消えねぇなぁ?どういう事だ?…ま、いいか、喰えば関係ないか」
俺の足元から黒いドロドロした液体?みたいなものが死体があるところの端から端までを呑み込んだ
「うん、うまい?かな!」
「めんどくせぇし通知は後で見るか」
俺は通知を見ずに先に進む事を決めた
天使と悪魔の群勢の後ろにあった扉に向かう
そして扉を押した
ギイィィという音を立てて扉が開く
そして俺は中に居るものの姿を見て言葉が出なかった
『ほう、これは珍しい。ここに来る者がいようとわな』
「…」
『無視か?』
「……」
『む、無視するではない!』
「………」
『おねがい、反応して』シクシク
「…ちっ、お前誰?」
『わ、我は!ドラゴンの中のドラゴン!キングオブドラゴンのヴィールである!』
「中年の親父に飲まれてればいいじゃねぇかその名前なら、なぁ?ビール」
『ビールでは無い!ヴィールである!』
「まあ、いいや、それで?お前は何?殺るの?殺っちゃうの?」
『殺らんわ!お主と殺ったら我が死ぬわ!』
「じゃあ何がしたいの?」
『そ、その〜契約をして欲しいんじゃよ…ダメか?』
「契約ぅ?なんか俺にメリットでもあんの?」
『まずは我をいつでも呼び出せるし、呼び出さなくても念話で会話ができるぞ!それと我のスキルのひとつで我のスキルをお主と共有出来るぞ!どうじゃ?我は凄いであろう?契約するか?』
「あ〜…お前、友達いねぇんだな…よし!俺に命預けろやヴィール」
『い、命とな?何故?』
「当たり前だろ?俺は総長だ!俺に着いてきてぇやつの命預かるのが役目だろうが」
俺は龍骨組の総長心得のひとつを理由として話した
『分かった!それでは契約をしようぞ!』
「契約ってどうするんだ?」
『それはな我とお主の拳を当ててお互いに魔力を流せばいいんじゃよ』
「なるほど」
俺達は拳を当て、魔力を流した
そしたら俺の右手の甲に龍の紋章が出てきた
『おお!お主は龍のスキルを持っておったか』
「この紋章と龍のスキルがなんか関係あんのか?」
『龍のスキルを持ち龍種と契約するとその紋章が出てくるのじゃがその紋章の効果がすごいんじゃよ』
「へ〜後で確認するか」
『今せんのか?』
「めんどくせぇし後でいい、それよりも此処を通るぞ、さっさとここを攻略するんだからな」
『攻略はすぐにできるじゃろう、ここはあと三部屋しかないからな、しかも1つは金庫みたいなものじゃから戦いがあるとすればあと二回じゃな』
「おお、そうなのか情報があるとやりやすいし残りの部屋数がわかるのはありがたいな」
『あと願いなのだが我が入れる物はあるか?』
「入る?」
『ああ、我の精神を入れておくのじゃよ』
「ほぉ〜じゃあこの木刀でどうだ?」
『どれどれ…は!?これは世界樹ではないか!お主、こんなものを持っておったのか!』
「おう!ってこれなんがすごいの?」
『ふむ…まあ、いつかはわかるだろう』
「そうか、入るか?入らないか?」
『入ろう』
ヴィールが光になって木刀に入ってきた
「よし!行くぞ!」
『うむ、気をつけるんじゃよ』
俺は部屋から出た
そしてまた真っ直ぐな道だったので走って時間短縮した
少し広い場所に出るとそこにはまたしても大量のモンスターがいた
今度はゾンビ系統のモンスターがいて気持ち悪い
「ゾンビとか嫌いなんだよ…気持ち悪いから…さっさと終わらせる!炎神魔法『神撃の豪炎』」
俺が魔法を使うとゾンビ達全部が青い炎で包まれた
「まじかよ…あれって1万度くらいあったら青くなるんだよな…すげぇな〜」
俺は途中で考える事を放棄した
それから五分くらいして炎が消えた
何も残っていなかった
「ゾンビは経験値しかくれねぇのか?」
そんなことはどうでもいい。
「さあ〜てと、次は何がいるのかなー」
俺は扉を開けたら
『ふふふ、いらっしゃい』
お茶会の準備がされていた
『どうしたんです?さあ、おすわりになって』
「ゾンビ?」
『種族的にはゾンビですね』
「まあ、いいか、いいのか?…すわるぞ」
『どうぞ』
俺は座った
『お好きな茶葉は?』
「なんでもいいぞ」
『では、私の好きなのにしましょう!』
そして俺の前に茶が出された
それを飲んでみる
「うん、美味いな…ん?バフが着いているのだが?」
『そのお茶にはデバフの全解除とスキル効果倍増、リキャストタイム等のスキルのデメリットを半減してくれる作用があります』
「どのくらいの時間だ?」
『永遠です』
「…は?」
『永遠です』
「…そうか」
俺は気にせずに菓子を口に運んだ
「うん、こっちも美味いな」
『ついでに言うとそれには状態異常無効と自分に向けられた若しくは自分がする回復効果が倍増しますよ』
「せっかく気にしないことを選んだのに…まあいい、目的はなんだ?」
『私を食べてください』
「何故だ?」
『長すぎる生は辛いものですから…』
悲しそうな表情で言った
「この茶会が終わったらな、今は美味い茶を出せ」
『…!わかりました!』
花が咲いたような笑顔で答えた
そこから女は様々な種類の茶を出してきた
その茶にも色々効果があった
精神攻撃無効、自然回復量増加、即死効果無効、弱体化無効etc
他愛のない話をしたりしたあと
「じゃあいいな?」
『はい』
「お前は死なねぇよ、俺の中で生きてくれよ」
『ええ、そうですね、ありがとうございます。それとヴィールはずっと黙ってますけど言い訳は?』
『む?い、いや、た、楽しそうだ、だったのでな?な?いや、な?』
「くっくっくっ、何だ?怖いのか?こんな優しい女なのにビビんなよ」
『う、うるさいぞ!』
『はあ、まあいいです。虎龍さん最後にあなたに会えてよかった』
「またな」
『ええ』
俺は女を呑み込んだ
「よし、次に行くぞ」
『ああ、いいぞ』
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名前:虎龍
種族:鬼神
メイン職:総長Lv359
サブ職:侍Lv50
称号:幸運なる者 早き者 降り立つ者 総長 初戦闘者 初金稼ぎ 初採取 初採掘 初生産 暴食 傲慢 憤怒 七つの闇
HP 366330/366330(+500+500+500%)
MP 365330/365330(+500+500+500%)
力349530(+1000+500+500+500%)[+1000+500]
速349030(+3000+500+500+500%)[+250]
硬349230(+500+500+500%)[+600]
知348530(+500+500+500%)
器348630(+100+100+200+500+500+500%)
心348830(+500+500+500%)
運359040(+5000+500+500+500+500%)
SP 6122
喧嘩の極意Lv5
拳Lv10 刀Lv11 剣Lv1 槍Lv1 弓Lv1 銃Lv1
頭の意地Lv11
力上昇Lv15 速上昇Lv15 硬上昇Lv15
龍Lv5 空歩Lv1 剛腕Lv1 鉄壁Lv1 心眼Lv1
幻影Lv1 狂化Lv1
HPMP自動回復Lv9
採取Lv12 採掘Lv12 生産Lv5 鑑定Lv20
暴食Lv1 傲慢Lv1 憤怒Lv1 正義Lv1 堅固Lv1
神罰Lv1 神速Lv1 修羅Lv1
炎魔法→火炎魔法→炎王魔法→炎神魔法Lv1
氷魔法→冷氷魔法→氷王魔法→氷神魔法Lv1
獄炎魔法Lv86 極氷魔法Lv86 神話魔法Lv86
自然魔法Lv86 創造魔法Lv1
SKP 2275
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ステータスは全てわかった時にちゃんとしたのを乗せます