チュートリアル
楽しんで下さい
『終わりと始まり』はミスして変なところで投稿してしまってすみませんでした
きちんと修正したのでご覧下さい
キャラ設定から二日後、サービス開始日朝五時
「なんでこんな早く起きちまうのかなぁ?やることも無いし、何しようかね〜…お!そうだ!ゲームに入って摩利と話しながら開始時間を待てばいいじゃねぇか」
俺はいい事を思い付いたので朝飯を食ってゲームを始める
それが朝五時半、ゲーム開始まで後三時間三十分
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「よし、入れたな…摩利は何処だ?」
「おはようございます。こんな早くにどうしたんですか?」
「いや〜早くに目が覚めちまってよ〜ちょっと話し相手になってくれや」
「こんな早くに目が覚めるなんて老人ですか?」
「おいおい、俺はまだ高校卒業したばっかの18歳だぜ」
「そうなのですか…ところで話し相手になるのは良いのですが、このゲーム内では時間が四倍早く進むようになっておりますので体感であと十四時間待ってもらうことになるのですが」
「げ、マジで…だったら先にこの体に慣れるために出来ることってない?」
「そうですねぇ…ん?え!そうですか」
「どうした?」
「チュートリアル用の空間だったらもう立ち入りOKだそうなのでそこに行きましょう」
「わかったぜ」
俺達はチュートリアル用の草原みたいなところに来た
「お〜、マジで現実みて〜」
「ふふふ、そうでしょう!さてとまず最初に今持っている装備品を装備しましょう」
「おう!分かったぜ!」
俺は世界樹の木刀を右手にミスリルメリケンサックを左手に装備して、総長服を纏った
「…なあ、ひとつ聞いていいか?」
「なんでしょう」
「この総長服、なんで龍骨組の服にそっくりなんだ?」
「…これの元ネタをご存知だったのですか?」
「ご存知も何も俺は龍骨組三代目総長だよ!」
「えっ!!」
「なんだ?製作者側に俺達の先輩でもいんのか?」
「ええ…初代総長でいらっしゃる龍骨鬼徹さんが運営チームのトップで他にも三人ほど龍骨組だった方がいます」
「は?……鬼徹さんがこれ作ってたのかよ!だからこんなにそっくりなんだな」
「はい、今運営チーム室でも鬼徹さんは大爆笑、他三人はひっくり返り、その他の人はザワザワしてます」
「この事は龍海と夏芽にもちゃんと教えてやろっと」
「まあ、この話は後でするとして装備した後は見ていなかったスキルを確認してみてはいかがですか?」
「おっ!そうだな、見てみるか!」
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スキル
喧嘩の極意Lv1 拳Lv1 頭の意地Lv1 力上昇Lv1 速上昇Lv1 硬上昇Lv1 刀Lv1 龍Lv1 HPMP自動回復Lv1
採取Lv1 採掘Lv1 生産Lv1 鑑定Lv1
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「おお〜なんかわかんねぇのもあるけど…強そうだな!」
「鑑定がありますから鑑定してみてはいかがですか?」
「そうだな、そうするか!」
・喧嘩の極意
対人戦の時に経験値&与ダメージ増加、被ダメージ減少状態異常無効
・拳
拳での戦闘に補正
・頭の意地
自信がリーダーである場合、仲間に様々なバフを付与する
・力上昇
力が上昇する
・速上昇
速が上昇する
・硬上昇
硬が上昇する
・刀
刀が扱えるようになる
・龍
龍が持つ様々な権能を使用出来る
Lv1威圧
・HPMP自動回復
HPとMPが十秒毎に(100×0.05×スキルLv)%分だけ回復する
・採取
植物を採取する時に補正が付く
・採掘
鉱石などを掘る時に補正が付く
・生産
生産なら何でも出来る
「なるほど、強いのか?」
「ええ、とても強いですね、鑑定のレベルが足りないので今は情報が少ない様ですが鑑定を上げたらさらに見れるようになりますよ」
「ほお〜そういうもんか、で?次は何するんだ?」
「そうですね、では戦闘をやりましょうか、このエリアにモンスターを放ちますので、それを倒して下さい」
「わかった、なるべく強いのを出してくれよ」
「かしこまりました」
一瞬眩い光がしたと思ったら辺りに兎やら狼やらがいてもっと奥からさらに強いやつの気配がした
「この程度でよろしかったですか?」
自信ありという風に微笑んだ摩利
「ああ、おもしれぇ」
摩利と話していると後ろから刺される『イメージ』がした
だから俺は後ろを見ずに木刀で兎を貫いた
運営side
「かっかっか!彼奴が!虎彦がこのゲームをやるのか!」
龍骨鬼徹は嬉しそう画面を見てに笑いながら言った
「ん?モンスターを出したのか?おいおい、あのAI話して気を逸らしてるみたいだな、だがまぁ無理だぞ」
「龍骨さん、なんで当たらないとわかるんですか?」
「あ?ああ、彼奴は自分や仲間に起こる身の危険なんかを『イメージ』で見ることが出来るんだよ」
「『イメージ』?」
「ああ、例えば後ろから刺されそうなら、自分とかが刺されている絵みたいなもんがパッと見えるんだってさ」
「それって勘違いとかなんじゃ…」
「それは無い」
「え?」
「俺達は彼奴に、彼奴の『イメージ』に沢山助けられた、初めは俺達も疑ったけど5回も連続で当てたら信じるしかないだろ、それに見てみろ」
「画面をですか?何かあるんですか?」
その時虎彦がノールックで兎を貫いた
「完全に死角だったにもかかわらずああ出来るんだぜ?凄すぎるだろ」
「あ…信じマース」
運営sideout
「なんだ?いきなり襲ってきやがって」
「え…なんで分かったのですか?」
「あ?何が?」
「先程のです、完全に不意打ちだったではありませんか」
「お前わかってたんだな…まあ、簡単に言うと視えたんだよ」
「?」
「ま、そのうちわかるさ…さーてと狩りまくるかなー」
そこから俺はこの体に慣れるのと武器の使い心地を存分に試した
戦闘の途中で採取と採掘もやってみた
そして今俺の前には通常の狼の五倍はデカい狼がいた
「テメェで最後だ犬ころ!」
「グァゥ」
俺は犬目掛けて突っ込んだけど途中で爪に斬られると分かったのから上に跳び木刀を犬の額に突き刺しメリケンサックで鼻と目を殴った
犬は痛みで悶えていたのでその間に木刀で犬の首を刈り取って死合は終わった
「ふ〜ようやく終わったぜ〜」
「お疲れ様でした」
「おう、あとどれ位時間があるんだ?」
「あとこちらの時間で十二時間程ですね」
「そうか…そういえばこのゲームってレベルアップの通知とか来ねぇの?」
「いえ、ありますよ。設定から通知ありにすればできますよ」
「……お、出来た」
《称号『幸運なる者』を獲得しました》
《総長のレベルが3レベル上がりました》
《喧嘩師のレベルが8レベル上がりました》
《称号『早き者』を獲得しました》
《称号『降り立つ者』を獲得しました》
《称号『総長』を獲得しました》
《称号『初戦闘者』を獲得しました》
《称号『初金稼ぎ』を獲得しました》
《称号『初採取』を獲得しました》
《称号『初採掘』を獲得しました》
「なんか色々あるんだな」
「そうですね」
「そうだ!採取もしてきたんだが生産ってここでできるのか?」
「出来ますよ。では生産のチュートリアルに行きましょうか」
そしてまた場所が変わった
「貴方が持っている生産は生産系の事ならなんでも出来る優れ物ですよ」
「へ〜そうなのか、じゃあ早速薬草を使ったものでも作ろうかな〜」
「そうですね」
「自由にやっていいんだよな?」
「ええ、お好きになさってください」
好きにしていいのか…よし!薬草は腐るほどあるから一回に十束ほど使ってすり潰して水を加えたらできるかな〜
ゴリゴリゴリゴリポン!
《『極濃ポーション』が完成しました》
《称号『初生産』を獲得しました》
「お!出来た」
・極濃ポーション
通常のポーションよりも凄く濃いポーション
HP300回復する
濃いゆえかとても苦味が増している
「なんか凄いなこれ」
「そうですね」
「うん、生産は辞めよう、今は体に慣れよう、そして常識を知ってからやろう!」
「そうですね、では先程のエリアに戻しますね」
さぁ!戻ってきたぞ!
「俺はここで体を鍛えておくからお前は好きにしてていいぞ!」
「かしこまりました、何かあればお声掛けください」
そこから俺は腕立てを二千回、腹筋二千回、背筋二千回、懸垂二千回、スクワット二千回、素振り二千回、ランニング20kmの一セットで五セットをやった
《スキル『鍛錬』を獲得しました》
《力が50上がりました》
《HPが100上がりました》
《硬が50上がりました》
「もうすぐ開始時間です。ご準備を」
「おう、長いこと付き合わせて悪いなAIさん」
「いえいえ、私も楽しかったです。貴方の肉体美が見れて」
「またどっかで会おうな」
「では、お気を付けて、良い旅を」
そして眩い光が俺を包んだ後目を開けると中世ヨーロッパ風の街並みが並んでいた
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