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voice  作者: 立花葵
調布
4/5

調布の街

テンペスト古書堂を後にしてから数日後ー。




春「おいー、探しても探してもねーじゃねえかよ!あってんのかこの地図」


雪「調布に入って、結構経つもんね。支部に電話して確認してみようか?」


シロ・ロク〖 どやされるよ〜〗


春「くそ!」


イライラしながらも、歩みを進める。と、春のお尻のポケットがブルルと震える。


春「・・・はい、第3隊隊長春ですが」


支部長「こおら、春!一体いつまで経ったら調布の報告がくるんだ!」


思わず電話を耳から遠ざける春。


春「なんすか、ゆうじぃ。声でかすぎますって。そんなに張らなくても聞こえてるって」


シロ・ロク〖 ゆうじぃはいっつも声おっきいよ〜〗


雪「こら、聞こえるぞ」


ゆうじぃ「聞こえておるわバカ猫ども!」


春「数日探してんすけど、いやどーも見つからなくって・・・地図あってんすか?」


ゆうじぃ「お前の探し方が悪いんじゃ。下ばかり見ずに上も見い。調布に飛行場があるのは何故か」


春「なんでですか?」


シロ・ロク〖 なぞなぞかな〜?〗


ゆうじぃ「自分で考えろ!」ガチャ


春「なんだよ〜わけわかんねえなあ〜」


雪「なんだって?」


春「調布に飛行場があるのはなんでか考えろだってさ〜あのじじい」


むすっとしながらも、改めて地図を見る。


✕と書いてある場所には、ブルー古書堂と書いてある。


飛行場・・・ブルー・・・ん〜・・・?


雪「もしかして・・・」


春「あ、そうか!」


シロ・ロク〖 なになに〜?〗


春「空だ!空にあるんだよ、ブルー古書堂は!」


シロ〖 そんなばかな〜浮かんでるとでも言うの〗


雪「まあ不確かではあるけどね、とりあえず行ってみよう。ゆうじぃなんだかんだ、優しいから。教えてくれたんだろうね」


春「飛行場行って乗せてもらおう」


2人と2匹は早速飛行場へと向かう。


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