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貴女へ  作者: ハヤテ
1/1

始まり



19歳のある日僕は貴女と出会った。


幸か不幸かその時には何も解らず、ただそれを僕は後に出会わなければ良かったと後悔を残し此の世から去ることになる。


田舎の高校を卒業し18歳の俺は就職の道を選んだ。

今の時代大学を卒業しないとと大人達は言うがこれ以上勉強の日々に追われるのも嫌だったし、大学生はただ無駄に時間を浪費し4年間を無駄に終わらせると悟っていた俺には縁のない話だった。

親は借金を理由に俺が正直4年生の時に離婚していて、一緒暮らしていた母が俺を高校卒業まで面倒見てくれていた。

だからこれ以上お金をかけて行きたくもない大学に行って負担をかけたくないと、そんなことを心に思っていた。

工業高校に在学していたし周りも殆どは就職を決めていて特に迷いもなかった。

かと言って特にやりたいことも見つかってはなく高校へ来る求人票を見て羽田空港の求人を見つけた。

東京の割には給料が安いなと思ってはいたが空港で働くといえばみんな凄いと言ってくれるんじゃないかとそんな理由で面接を受け採用が決まった。


最初は大きな飛行機に圧感され、こんなとろで働いてるんだと実感し、それと同じくして厳しい業務をこなしていく日々。

寝る時間は明らかに少なく、仕事が終わってから翌日の勤務までは5時間しかなく、社宅は近かったがそれでも通勤の時間考えれば4時間だけ。

体は疲れているがすぐなれる訳もなく、疲れが溜まっていく。


最初は初めての一人暮らしで地元とは大違いの都会の街。社会人になり、色んなところを見て周り色んなことを体感しようと心躍らせていたが、疲れで寝る時間が多かった。


同級生で東京へ就職、進学した人も多かったが空港は365日休みがなくシフト勤務で働いていた為なかなか友人に会うことも出来ずに少しずつ疎遠になった。


そして1年が過ぎたある日貴女と出会った

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