表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣士ユーサクのダンジョン戦記  作者: 椎木唯
1章 王女様じゃねぇか編
20/24

兄妹

 ミフユの店は半分趣味で作った店である。ファイブの能力者と言うこともあり結構な額の給付金を貰っていたのでその金でうまい飯を食べたり、色んな観光地に出掛けに行ったり。そんな金に任せた生活を送っていると唐突に店を始めたそうな。経緯も考えもさっぱりわからないのだが儲かるかわからない店、しかも家具屋を選んでやっている。結局のところよくわからないのだが折角のファイブの能力者なのにこんな所に放置して良いのか? って気にもなるがそこら辺は政府の成すところなのでこちらのところは折角の政府と繋がっているパイプを離さないでいることが大事なのだ。結局のところユーサクは政府からの依頼は一度も受けたことはないのだがツキヤノは何度か受けたことがある。これが実力の差というものだろうか……。

 ちなみにユーサク自身は人付き合いはうまくない方だ。なんの良いことでもないのだが。

 取り敢えずは……寝るか。階段を上がり扉を開ける。ツキヤノ云々を聞いたミフユは既に夢の中にいるようで体をクネクネさせていたが俺はなにも見ていない。適当にレジから布を引っ張って倒れ混むようにして寝始める。


「いや、寝れねぇよ」

「いや、勝手に寝ようとしないでくださいよ……」

「うぉっ! い、いたのかよ……ビックリするじゃねぇか」

「……今回は日本人形みたいって言わないんですね」

「そもそもお前が日本人形を知ってないから意味ないんだよなぁ」

 日本人形、ジャパニーズドールはまだ廃れてない筈だが……これがジェネレーションギャップと言うものなのか。年齢的にはあんま変わんない筈なのだが。と、数ヵ月前の出来事を軽く思い出しながら起き上がる。


「寝るなら私の自室がありますからそこで寝てくださいよ。正直、先日の不法侵入の件忘れたんですか? あの件で私達が付き合ってるってことになってしまったんですか……地獄に堕ちやがれこの腐れ外道が」

「あの件は犯罪者としてつき出すか知人として匿うかの究極の選択で友情を深めあったと思ったんだが……お前ってそんな性格なのか。軽く恐怖なのだが……」

「消し炭にするぞ……て、言いたいところですがツキヤノさんを迎えに行くのであとはご自由にして大丈夫ですよ。どうせ閉店する時間帯ですし」

「そこはお前の気分次第だからな……つか、消し炭云々は冗談抜きでヤバイから、な?」

 自分は安全ですよオーラを出しながらにこやかに笑うと既にミフユの姿はなかった。お前とツキヤノとの関係より俺達の関係って何なんだろうな……体の言い彼氏役? まぁ、消し炭すら残らない勢いで燃やされそうだし寝るか。睡眠は邪魔にならないんだぜ? 鬱陶しくなるけどな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ