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迷いは、、、

「水元さん、やるねー! 四矢皆中。私も一本負けちゃってるわ」

勝負の最中でも部長は明るい声を響かせる。

「皆中しても顔に出さないのは松葉朱里リスペクト? いいね、かっこいい」

「はい。この勝負、負けたくありませんから」

そう答えると、部長は「さっすがー!」と手を叩いて喜んだ。

だが、周囲にいる先輩たちの表情は違った。

冷たい視線。

悔しさを隠しきれない目。

空気は決して優しくない。

私はそれをすべて無視した。

二立目。部長は皆中。

私は三本続けて的を射抜いたが、最後の四本目で手の内が決まらない。

戻せば失。引けば外れる。中てないといけないのに、、、

迷いが心を濁らせ、放った矢は案の定、的を外れた。

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