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転生モブが小さな幸せ見つけるための3つの法則  作者: 林檎とエリンギ
3rd Theory : 取るに足らない事件
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Chapter 001_止まらない

林檎です!


新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。


さて、「3rd Theroy 取るに足らない事件」の始まりです!


しかし…第1話目である本話は、とても短い内容

となっております。ご了承くださいませ…

「ふふふ!やっぱり大活躍だったじゃないですか!」


夏も間近の 萌木の月38日

窓の外は汗ばむ午後。


ベリーチェは魔道具により快適に保たれている治癒院の一室で

満面の笑みを浮かべていたのだった…



「そ、そんなコトないってば。いちばん活躍したのはメルヴィさんだし、トドメをさしたのはアレクセイさんで…」


ケアスタッフが寝る間も惜しんで考えた

1ヶ月にのぼる「対人リハビリプログラム」を無事に乗り越え

ベルナールとの再会を果したベリーチェは遂に

想い人との再会を果した。



「…そんなコト、もう、何十回って聞いているからモチロン知っていますよ!でも、何回聞いたって、そう思うんですー!」


ベルナールと再会したベリーチェの心は大きく動いた


いい意味でも、。悪い意味でも。



「も、もう…」

「ふふふふ!」


以前に比べて明るく元気になった。

再体験も減ったし、お喋りも好きになった。

ご飯もよく食べるし、運動も仕事も積極的にこなすようになった。



『…』


…しかし。

再体験が完全になくなったわけじゃない。

体力と力が戻ってきた分、パニック反応は

むしろ以前より激しいモノとなった。


特に、冒険やその他の理由でベルナールが約束の時間に遅れたり

来られなかった日は手に負えない。


ケアメンバーの負担も大きく、止めようとしたお手伝いさんが

怪我をしたり、痣を作ってしまったコトもある。


もちろん本人は悪くない。

我に返って、泣きながら謝るコトも多い。

そんな姿を見せられたら皆、許さざるを得ないが…


しかし、暴力の原因が病気のせいだと分かっていても

普段、恋に浮かれている彼女を見ている皆の思いは複雑だ。



『ベリーチェ。そろそろ時間よ』

「…え?もう?あと少しダケ…」


患者は人間だ。可哀想なお人形じゃない。

お腹もすくし、トイレにも行く。

ワガママを言うし、泣き叫ぶ時もある。

人を好きにもなるし、腕を振り下ろせば暴力になる。


だから…



「…あはは。ベリーチェちゃん。オレもそろそろ帰らないといけないし…また、明日も来るからさ!」


…だから。皆の協力が…



「………

 ……

 …





 うん…」


「…また明日ね!」

「…………

……

また…ま、また!」

「また来るよ!約束!」

「やくそ…く…」


『ガチャッ…パタン。』











「…」


「……」


「………」


「っ…」

『…よしよし………』


…天使の愛が必要だ。

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