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9.タロウの変身

いよいよ、タロウに神様からの伝言を伝え、まずは、神様に言われていた通り、タロウの意向を確認した。


「これを食べれば、人間になれるらしいが、寿命も短くなるらしい。それでも構わないか?」


「構わん」


タロウはすでに500年は生きているらしいが、人間になれば寿命は100年ぐらいになってしまう。だから俺は念のため、もう一度確認した。


「一晩ぐらい考えたら?」


「構わん。」


今度も即答した後、タロウは最後の遠吠えをした。


「ワオーン!」


俺はリュックから、お団子を取り出して、タロウに食べさせた。


・・・


「おい、裸だぞ、裸!」


俺は一瞬、訳がわからず、手で目の前を隠しながら叫んだ。


「何で女の子なんだよ!」


「タロウは勝手につけられた名前。もともと女。団子を食べたとき、『職業と年齢を選べ』という声が聞こえた」


タロウは、いつの間にか地面に現れた服を着ながら答えた。


「『魔法剣士で年齢は15歳』と頭の中で答えた。そして、こうなった。」


声も口調と先ほどまでの威厳のある声から、少女の声に変わっていた。


タロウはひ弱そうには見えたが、達人たちのような隙の無さもあった。


才能というものには2種類あると思う。より強いものと、より精密なものである。


より精密なものは、ギリギリまで性能を高めているのためどこか壊れやすい。


一方、より強いものは壊れにくく、他を圧倒する力をもっている。


ただし、人と競う場合は、ここに乱数が加わる。


いつも90点以上を目指していると、乱数は少なくなり、上への振れ幅も少なく、オリンピックなどの一発勝負ではなかなか勝てない。


一方、常に限界にチャレンジしている人は乱数が大きく、嵌まったときは強い。


そんなことを考えながら、タロウを見定めていた、


まだ全然わからないが、見た目の感じでは、タロウはどちらかというと、精密なタイプかと思われた。


色々と驚くことがあって、この時は、リュックから『進化の実』であるお団子が減ってないことには気がつかなかった。



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