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14.特許リスト

毒をもった動植物は多いが、それらも皆、神様から与えられた物であり、その動植物にはその毒を使用する権利が与えられているのである。


そして、人間はそれを云々できる立場にはない。つまり、自然は美しいだけではなく、非常に恐ろしいものであり、人間の都合がよいように作られているわけではない。


「ちょっと休憩しよう」


俺は村に入ってから、しばらくすると、震えが止まらなくなってきた。


「大丈夫か?」


ユーコは全然平気らしい。


「少し休めば大丈夫だ」


俺は先ほどの戦闘と、村に入ってからの景色を見て、地球ではなかなか味わうことのない、自然への恐怖が襲ってきたのだ。


(もう少し計画的に行動しないとな・・)


失敗も経験であるとはいうが、ここでは『失敗=死』になる可能性がある。何かを成し遂げたいなら、体当たりばかりではなく、緻密に計画する必要がある。


「ここで待ってろ、食べ物を探してくる。」


ユーコは、そう言ってどこかに行った。


というのも、リュックの中の水は分け与えられるのだが、おにぎりは分け与えられないことがわかったからだ。自分の手から離れると、消えてなくなってしまうものらしい。


「他にも使えそうなものがないかな・・」


俺はもう一度ノートを見返してみたが、どうして万能リュックと万能コンニャクだけが使えるのかわからなかった。


「あ、これかぁ・・・」


ノートの中のあるページに目がとまった。


☆特許リスト☆

(※下のリストに書いたものが、特許に該当すれば、現実のものとなる。なお、リストに書けるのは10個までであり、特許に該当しないものは現実のものとならず、取り消しもできない)


①万能リュック

②万能コンニャク


③以下は空白であった。


「残り8個か、厳しいな。特許に該当するかどうかなんて、もう少しこの世界を知る必要があるな」


俺はいつの間にか気持ちも落ち着いたし、しばらくは安全優先で地道に行動することにした。


この当たりで止めてしまう人が多いようです。

このあとは色々展開していきますので、お付き合いお願いします。

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