表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

巴 麗漓と己嶋 要

よろしくお願いします。

 

 ここは、聖桜学園都市。

 その中ある、私立・聖桜学園高等部。


 高等部の教師である(ともえ) 麗漓(りり)

 今日も破天荒な日々を送っている。



「麗漓先生っ。あれっほど、言いましたよね。剣術部の打ち合わせがあるって」


「少しの遅刻くらい、いいじゃない。要はお堅いなぁ」


「先生が破天荒なだけです」



 麗漓は教師である同時に、剣術部の顧問でもある。その麗漓から要と呼ばれた男性。

 己嶋(こじま) (かなめ)

 麗漓と同じく剣術部で副顧問である。



「はいはい。わかった、わかりました。打ち合わせしますか、要くん」


「……はい」




 麗漓と要が、打ち合わせしてる頃、部員は修練していた。

 聖桜学園剣術部は強豪校でもあるため、常に修練はきつめだ。副顧問である要も学園OBで元剣術部部長であった。

 要も麗漓の教え子で、まだ若輩者ものであるが二つ名を持つ者でもある。


「緋色の悪魔」


 凶々しい二つ名ではあるが、要の髪の色が緋色である事だ。

 そんな要を超える麗漓の二つ名。


「美しき獣」


 この世界で現存している剣術家でも、五指に入る程の強さを誇る。

 唯一、一騎当千を成し遂げている。嘘に聞こえると思うがその強さは半端無く最強に近い。

 女性でその強さなのだから、憧れる女性剣術家は後を絶たない。それだけ、魅力的な強さなのだ。



 打ち合わせというのは、今度の学園祭で模擬試合含め、一般生徒が剣術部員にどこまで挑めるかというもの。剣術部員じゃなくても、麗漓や要に挑んでも構わない。

 まあ、麗漓や要に挑戦する無謀者は居ないとは思うが、世の中にはそういう奴がごまんといる。



「こんなもんじゃない?スケジュール通りに進むとは限んないだし」


「そうですね。ここまでにしますか」



 麗漓、要が立ち上がった瞬間、辺りが光に包まれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ