三大武器
「今日はこのあたりでキャンプでもしようか」
「はい!わかりました!」
おれはテントと薪、その他食料を作り出し、一息ついた。
「ふう~」
「疲れましたね~」
レコが隣でひっついてくる。
「そういえば、冒険者になったら役職とか聞かれるのかな?今のうちに考えた方がいいか・・・」
「なにかなりたい職業があるんですか?」
「お前は?何かあるのか?」
「私は主様をお守りするために前衛がいいですね!!戦士?とか!」
「じゃあ俺は守ってもらう側だから後衛に・・・」
「そう謙遜なさらずに!!」
「武器はなにか持ってるのか?」
「持ってませんが、なにか適当なものを作る予定です!」
「・・・そうか」
「?」
レコが不思議そうな顔をする。
「いや、俺が何かあげよう!俺の収納魔法の中には武器もゴロゴロ転がってるし!」
「あ、主様に武器を!?」
「多分、これからいろいろ迷惑をかけるから、そのお礼だとでも思ってくれ」
「主様ああああ!!!」
レコが飛びついてくる。
「どわああ!!」
「はあ、なんたる光栄でしょう・・・。主様から武器を授かるなんて・・・」
うっとりしているレコを見つつ、俺は収納魔法をのぞき込んだ。
中にはいかにも強そうな剣や槍がたくさんあった。俺はその中でも一際力を放つ槍を見つける。まあこれでいいか。
「よし、これをやろう!」
と、取り出した瞬間、恐ろしいほどの力を放つ。
「・・・・」
「そ、それは!!」
「え、なにこれもしかしてやばいやつ?」
「やばいなんてものじゃありません!!神槍グングニルですよ!?」
なんだよそれきいたことないよ!!
「それは神々が恐れた三大武器の一つで、唯一七連星ではない武器です!!完全防御無視の必中攻撃を繰り出す無双の槍ですよ!?」
「もう二つは?」
「よく冷静でいられますね・・・。三大武器は主様が所有する武器の中でもずば抜けて性能がよく、神々が最も恐れた武器です。神槍グングニル、三叉槍トリアイナ、雷霆ケラノスの三つです。」
「グングニルとトリアイナは知ってるけど、雷霆ケラノスは何?」
「雷霆ケラノスは、七連星最強を誇る快楽をもたらすもの、ジュピターとともに顕現する武器です!グングニルとトリアイナも十分規格外ですが、ケラノスだけずば抜けて強いです。一撃で世界を溶解し、全宇宙を焼き尽くします!」
「とんでもないな・・・」
「神々はジュピターの顕現を最も恐れていました。実際に主様がジュピターを顕現させたのは二度で、どちらも世界が滅んでいます。」
「ジュピターの力を使うのは控えよう・・・。まあそれはともかく、グングニルはレコに渡すよ!」
「いいのですか!?三大武器ですよ!?」
「いいよ!これからも世話になるね!」
「あ、あああありがとうございます!!」
「さて、じゃあ俺も適当な武器を・・・、よしこれにしよう!」
取り出した剣は魔力に溢れていた。
「それは魔剣レーヴァテインですね!膨大な魔力を持ちます!!振るうだけで周りが焼け野原になるとか!!」
「これまたとんでもないな・・・。まあ、これで武器問題も解決だな!もうそろそろ休もう!」
「では私はここで見回りをしていますね!」
「寝ないのか?」
「私は完全生物ですよ?睡眠など必要ありません!!」
「そ、そうか・・・。じゃあおやすみ」
「はい!!」
「・・・う、ううん」
「むにゃあ・・・」
「・・・て、なんでお前がここにいるんだよ!!」
「え、えへへへ、よく考えればシールド張ればいいことに気がつきまして・・・。主様が気持ちよさそーに寝ていたのでつい・・・」
レコはいつも以上にニコニコしていた。




