二度目の異世界転移
「まずはやっぱり冒険者にはなってみたいな~、学園ものも面白そうだ!政治関連でもめてもみたいし・・・」
異世界転生ものを読みふけっていた俺は、いざ覚悟が決まるとやりたいことがわんさか出てきた。
「でもまずはいじめてた奴らへの復讐か?いやでも今行ってもあんまり面白くないしな~」
拠点となった魔王城の玉座で一人ブツブツ言っていたところへ、レコがニコニコしながらやってきた。
「次はどこへ?主様!」
「お、おう。そーだな・・・」
毎回距離が近いんだよな・・・
「復讐もしたいけど、他にもいろいろとやりたいこともあるんだ。でも、早くしないと復讐の意味も薄れる気がするんだよ。相手が俺のことを忘れてたりするじゃん?別に事実は覆らないからそれでもいいんだけど、やっぱり覚えてるときにしっかりやりたいなって」
「主様は時間を操れますよ?」
「なんだって!?」
「主様はもはや世界の原則をも書き換えることが出来るんです!もっと自覚してください!出来ないことの方が圧倒的に少ないんですから!」
「あ、ああ。そーだな。俺に出来ないことは少ない・・・!」
「ほぼないです!!」
「そ、そうか」
「で?冒険者でしたっけ?深いこと考えずに行っちゃいましょう!!」
「え、ちょ、ちょま、準備とかは!?」
「主様の収納魔法の中に何でも入ってますし!!そもそも大体のものは作り出せるんですから準備なんていりません!!」
レコが強引に手を引き、世渡りの魔法を発動させる。
「うわああああ!!」
俺たちは森の中にいた。
「どうやらこの世界は人間と魔族に二分されているようですね。しかし大丈夫です!!人間がいると言うことは神もいますが、すでに対策済み!神々からは私たちはただのしがない冒険者のコウタ様とレコです!」
「・・・本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫です!!さあ、行きましょう!!」
レコが俺の手を引く。
「行くってどこに!?」
「王都です!ここから近いようですし!冒険者になるためにも、ギルドで登録しなければなりませんから!」
こうして俺たちは王都を目指すことになった。
道中、何度か魔物に襲われたものの、レコが
「こんな雑魚は主様が相手するまでもないです!!!」
とかいって一掃していた。
「そういえば、倒した魔物のドロップ品は売れないのか?」
「はっ!」
レコが忘れてたような顔をする。
それから、魔物を倒すたび一応戦利品として収集することにした。
「そういえば、この世界ではレベルが見れるそうですよ?」
「ほう、どうやって?」
「こんな感じです!」
レコが人差し指を前に突き出す。すると、指先に文字が浮かび上がった!
「なになに?職業無職、レベル9999!?」
「おお~!私カンストしてますよ!!」
「お、俺は!?」
人差し指を突き出してみる。
「職業無職、レベル9999・・・」
「失礼ですね!!私と主様が同格な分けないでしょう!!」
「まあまあ」
そんな会話をしつつ、俺たちは進んだ。




