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インクレディブル・ラッキー・HEAVEN  作者: 主道 学


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7/11

その5

 早速、モンテネグロからエコノミークラスで飛行機に乗った、フランクフルト空港で乗り継いで、ロサンゼルス国際空港へ到着し、そこからスピリット空港までまた飛行機で飛んだ。スピリット空港に着くと、そこから送迎バスに乗り、エクスカリバーホテルを目指した。


 夕方頃のラスベガスは日本では夏なので、ここでも立っているだけで、次第に汗を掻くほどだ。気温40度だから仕方がない。


「あちちちちっ、暑っついなあ。ここが、ラスベガスかあ」

「はあ~っ、疲れ~た~。あんたよく疲れないわね。長旅よ。長旅。多分、飛行機で世界半回転旅行したのよ」

「一回転じゃなくて良かったじゃー」

「さて、エクスカリバーホテルから、一番儲かりそうなカジノを探すぞ」

「え?! 一番儲かりそうなカジノを探すの? 見た目で? それは、難しいわねえ」

「一番破産しそうなカジノなら、ほれ、そこらじゅうにあるじゃろう」


 黒木じいちゃんは、そこで俺に振り返り。


「……相田さんよ。一つ忠告しておこうか。お前さんが勝つ時は、同時に破産しそうな時でもあるじゃろう。ギャンブルで本気で勝ちたいと思うのなら、ここ一番という時は決して熱くなってはいけないものなんじゃ」


 俺の顔を真顔で見つめて言いだした黒木じいちゃん。その真顔の迫力に俺は真後ろに下がるほど気圧されてしまった。黒木じいちゃんは本気だ!


「うお?! わかったって、わかったって。わかったから」


「あ! あのカジノ!! あそこなら、ここら辺で一番一攫千金できそうよ! 今入った人たち見た? 服装からして、かなりの大金持よ! きっと、大金持がたくさん入るカジノが一番儲かりそうなカジノよ!」


 佐藤が、ビルとコーヒーレストランの狭間にある巨大なカジノを指さした。 

 

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