少年の夢物語
こんにちは、またはこんばんは。蛇夢と申します。
今回初投稿でめっちゃ緊張してますw
あと、予定と180°ちがうので、ほぼ勘で作った作品です。
少年は、いつもと変わらない日常に飽きていた。いっそ異世界転移でもしたら、少しは変わるのだろうか。と、妄想することも多々ある。少年は、校舎裏にある植木鉢に水やりにいって帰るところだった。そんな少年は、学校でとある物を見つけた。
「ペンダント?」
少年が見つけたのは青いペンダントだった。中に引き込まれそうなくらい深い青だったが、少年は持ち帰らなかった。美しいのだが、その中に何か奇妙なものを感じたからだ。
「ただいま」
少年は帰宅後ふと鏡に触れた。そうすると、ぐんぐんと中に引き込まれた。その先は自分の部屋に見えた。しかし鏡の中心に先程見つけたペンダントぐらいの穴が空いていた。机には
『学校の校舎の裏にある青いペンダントをはめて鏡に触れれば元の世界に戻ることができる。しかし、元の世界で青いペンダントを見つけていたなら、学校のクラスメイトの机に入っているはずだ。』
と、達筆な人が走り書きしたような字で書いてあった。少年は元の世界で青いペンダントを見つけている。つまりクラスメイトの机にあるのは確実でだ。しかし43人の机を見るとなると、少年の体力では2日ほどかかる。日付については明記されていないため問題はないのだが、現在時刻5時30分。学校は到底閉まっているだろう。探すのは明日にしていつも通り過ごすことにした。
次の日は学校に行き、授業を受けた。みんなが帰ると少年は出席番号順に並んだ机を次々と探し始めた。しかし、探し終わることなく先生が来たのではぐらかしてその日は帰った。次の日も同じように探したら、27番の席にあった。ペンダントと共に置いてあった手紙は少年宛てのものだった。内容は、
『自分を忘れるな』
とだけある。その後少年はすぐ家に帰り、ペンダントをはめた。すると…
そこには母の泣きじゃくった姿があった。震えた声で母は言った。
「留衣、よかった…」
その瞬間全てを思い出した。少年の名は如月留衣。そして、少年とは自らのことだったと言うことも。
「あんた、二ヶ月も目が覚めなくて、お母さんずっと心配してたのよ。」
俺は二ヶ月前に交通事故にあってから昏睡状態だったとのこと。
その後すぐに体調は戻り、学校に復帰した。初日はもう少し休みたかったが渋々学校に行った。
残った記憶は時期に消えたが、あの夢が何を意味していたのか、真相は未だわかっていない。
初めてのお話はお母さんと主人公の留衣しかでてきていませんが、楽しんでいただけたなら嬉しいです。
趣味として投稿しているので不定期ですが、次回作を期待してもらえるとめちゃめちゃモチベーションあがります。
この小説は、考察のやりがいがあると良いな…