星への手紙 〜 今、それから 〜
あなたへ書いた 私のこれから
夜な夜なここに来ては
慣れないペンを取る次第です
ここ数ヶ月で 生活が一変したと言って
差し支えはないだろうと思います
実際 私や私の周りも 控えなくてはいけないことや
今まで当たり前のようにしていた働き方が
切り替わったりしています
仕事も減り先行きが不安…
自分も感染するのでは…
大切な人を失ったら悲しい…
密になってはいけないのに 集まってる…
自分は自粛してるのに あの人はしてない…
半ば軟禁にも似たような状況で心が折れそう…
こんな心の負が渦巻き
自分をいくら鼓舞しても
不安は隙を突いて襲ってきます
平然を装い ごまかしてはいますが
あなたにはきっと判ってしまうことでしょう
でも 深呼吸をして この高台に座って
よく街を見てみたら 景色は変わっていました
新たな時代を築くため
今まで見てみぬふりをしていた
古い仕組みを壊し
手を取り合えたものたちは より強く手を握り
手を取り合えなかったもの同士 手を取り合い
今までの在り方を再構築しようとしています
シンプルかつより 効率的に
それも みんなが笑顔になれるように
という想いが前提なのです
一人ひとりは 苦しい状況なのに
自分だけが助かろうとしてるのではなく
みんなが一緒に歩けるようにしてるのです
そんな輝きがそこ彼処に広がってます
私の目の届かない世界中に拡がっていると思います
デコボコな道を平らに出来る人が
きれいに平らにして
そこに きれいな花を植えることが出来る人が
花を植え
いろいろな人が混ざり合い
みんなで新しい道を作っているのです
失われていく悲しいことも
たくさんありました
でも それを忘れていくのでなく
包み込みながら 一緒に歩み
新しい時代に道が繋がっているのです
私は下を見ているだけで前を向くことが
出来ていなかった 目の前ですら…
前はもう開けていたのでしたね
こんなにも 眩しく色鮮やかに
私は今 苦しい状況です
でも この眩しくも色鮮やかな道を
歩いてみようと思います
遠く 瞬くあなたへ
お読みくださいまして
ありがとうございます。
今の世の中で不安ですが
少しでも前を向いていければと希望を込めた物語となってます。