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7 開戦

更新頻度がとても遅くて申し訳ありません

構想は出来ていますがどうも文章化すると難しいです


「申し上げます。徳川勢が清洲城に入ったとの事です。仕掛けますか?」


尾張北部の犬山城から少し離れたところには5000の池田勢が進んでいた。


「よし。皆の者!これより犬山城を攻める。我に続け!」


恒興の命令とともに一気に池田軍が犬山城めがけて走り出した。


池田勢の奇襲に犬山城は対応出来ず瞬く間に犬山城は池田恒興のものとなった。


その知らせは翌日には清洲城の家康の元にも届いた。


その知らせを聞いた途端信雄は顔を真っ赤にして拳を床にたたきつけた。


「おのれ勝三!父上から受けた恩を忘れたか!」


「思ったよりも早いな。ひとまず小牧山城まで兵を出し様子を見ましょう。それから小五郎と又八は羽黒に5000の兵を率いて迎え。」


又八とは松平家忠、小五郎は酒井忠次の事でどちらも家康の重臣だ。


「何故羽黒なのじゃ?」


「池田が出たということは森も出てくるに違いありませぬ。なれば森を奇襲し敵を怯えさせる策でござる。」


「なるほど。なればお主を信じよう。我らは直ぐに小牧山に向かうぞ!」


こうして織田、徳川勢は小牧山城に向かい5000の奇襲部隊は羽黒に向かった。


「殿。突出しすぎでは?池田様よりも前に出ては……」


「何を言う。姑殿と羽柴の猿にいいとこ見せるぞ。」


家臣の各務元正の忠告を聞かない長可は家康の読み通り羽黒に布陣した。


「酒井殿、やはり来ましたぞ。」


「そうか。又八は配置についてくれ。奥平は攻撃を始めよ 。」


「ははっ!」


こうして徳川勢も動き出した。


その頃羽黒では森勢が進軍していた。


「ですから森殿。突出しすぎでございます。もう少し下がった方が。」


秀吉の家臣で軍監の尾藤知宣が進言した。


「猿の腰巾着は黙ってろ!義父殿に負けてはおれぬわ!」


「腰巾着ですとぉ!?」


尾藤が反論しようとした。

その時だった


「長可様!敵襲でござる。徳川の奇襲でござる!」


「なにぃ!?」


「ですから気をつけろと!」


「うるせぇ!徳川のどいつか知らねえがちょうどいい機会だ。鬼武蔵の恐ろしさ味わせてやる!」


長可は自分の槍を取ると馬に跨って自ら指揮を取り始めた。


「酒井様、奥平殿率いる先鋒隊、押されております。」


「やはり武勇に優れるだけあって簡単には行かぬな。又八に攻撃を命じよ。」


戦場では


「徳川なんぞたいしたァことねえな!このまま狸の首も取っちまうぞ!」


その時だった。


「はなてぇ!」


松平勢の鉄砲が一斉に火を吹いた


「チッ!側面からの攻撃なんて卑怯だろが!一旦後退するぞ!」


森勢が後退を始めた


「これで終わりじゃ。皆の者かかれぇ!鬼武蔵を討ち取り末代までの手柄とせよ!」


酒井の怒号とともに更に徳川勢が森勢に襲いかかった。


流石の長可も耐えきれず森勢は撤退。


300人もの犠牲者を出し初戦で羽柴軍は手痛い敗北をしたのだった


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