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4 秀吉

医師の診察を終え城に戻った光秀達は秀種達と共に夕食を食べその日は遅かったので寝ることにした。


「兄上、お疲れのことかと思いますが明日は羽柴様の所に参るのをお忘れなく。」


「何!?」


「何も何も尾張攻めの事でお話があると羽柴様から言われておるではありませぬか。ではおやすみなさいませ。」


(それがしを討ち権六殿を滅ぼし左近殿を従えた筑前じゃ。どうなっておるか楽しみじゃ)


翌日


光秀達は秀吉の居城大坂城の大広間に座っていた。


光秀からすればここは以前信長の命令で攻めた石山本願寺の跡地であり少し城になっていることに違和感もあった。


さらに大坂城は安土城をも凌ぐ天守閣を持ち秀吉に会う前から光秀は動揺を隠せなかった。


「堀殿、まもなく殿が参られますので今暫くお待ちを。」


脇に控えていた黒田孝高が話しかけてきた。


(この者が筑前を唆したのか……)


「殿が参られました!」


光秀達は深深と頭を下げた。


「おもてをあげよ。」


そう言われ頭を上げた光秀は目を疑った

そこに居たのは木下藤吉郎でも羽柴筑前守秀吉でもない。


金色の着物をつけ顔つきもあの頃の小物のような顔つきではなくなりドッシリと構えこちらを見ていた。


まさに天下人の風格であった。


「いやぁ久太郎。わざわざ佐和山からすまぬな。ところでその怪我大丈夫か?。」


「いえいえ。筑前様のためならこの久太郎、何処からでもはせ参じます。この怪我は大したものではござらぬゆえお気遣いありがとうござりまする。」


「しかし心配じゃし都の良き医師の薬を出しておこう!」


「有り難き幸せにございまする。」


風格は変わっても気さくな性格や気の利くところはやはり光秀の知る秀吉だった。


「ところで久太郎、知って通り信雄めがわしに内通したとして家老を斬り徳川と手を組んでわしに刃を向けて来おった。

無論ワシは奴らを叩くつもりじゃ。それでお主には3千人を率いて参戦して欲し

いのじゃが。」


「無論それがしは羽柴様に味方致します。」


「そうか!ならこの戦も勝ったも同然じゃ。では追って連絡するから用意しておいてくれよ。」


「承知致しました。」


光秀達はもう一度深深と頭を下げた。


こうして堀秀政になってからの光秀の初じめての戦が始まろうとしていた

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