6.服屋さんで、交渉を 〜後編〜
とりあえず、そのことは置いておいて。
「そうかい。冒険者かい。
それで、この4つでいいのかな?」
「はい」
私は体操着一式を手渡した。
「ふむ。質はかなり良いみたいだね。でもやっぱり、よれているところはある。
そうだね……全部セットで800ペルナでどうだい?」
「2000じゃ、ダメですか?」
盛りすぎたかなぁ。
でも、さすがに800は低すぎる。
「900」
「1800」
「そうだねぇ。1200は?」
「1700」
「1350はどうだい?」
「1600では?」
「いや、ダメだよ。赤字になっちゃう。1400かな」
差がなくなってきた、ね。
「1500。これ以上は下げれません。」
「1450」
「いえ、1500で」
ジッ、と私はおばさんを見つめた。
「……はぁ。わかったよ。1500で買おうじゃないか」
よし。
成功だね!
おばさんが最初に言っていた値段の倍くらいにはできた。
おばさんから1000ペルナ札一枚と500ペルナ硬貨を受け取った。
「それと、この500ペルナで新しい服を書いたんですが、見積もってもらっても良いですか?」
結果、麻で作られたクリーム色の服上下を2セットに、1枚麻布をつけてもらえた。
うん、いい買い物になったね。