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13.原っぱで、野宿の準備を

 うぅ。


 手を洗いたい。

 血で濡れていて、キモチワルイ。

 でも、川なんて近くにないだろうし……あ。


 魔法がある(2回目)。


 水は攻撃魔法だけれど、補助魔法にも共通する魔法が一つ、あるらしい。

 それが、


「水の恩恵を、〈創造水(クリエイト・ウォータ)〉」


 水を作る魔法。

 これで手から血を洗い流していく。


 服も、着替えた方が良さそうだね。

 2着買っておいて良かった。

 また服、買わないと。

 さすがに1着だけは厳しいだろうし。


 身なり整えるのに約10分。


 陽も落ちて、辺りが暗くなってきた。

 やっぱり、森の中で眠るのは危険そうだ。

 門の前で寝よう。

 危険がないように、兵士さんの詰所の近くで。


 スマホの明かりを左手に、ナイフを右手に持って、私は歩き出した。


 ゴブリンの核はリュックに入れてある。

 光を頼りに、魔物に気をつけながら歩いていく。

 ユーレシ林には魔物が出るから、抜けるまでは気を抜けない。


 来た道を引き返す。

 道が舗装してあるおかげで、迷うことなく進んでいく。


 やがて、私は林を抜けることができた。

 携帯のバッテリーもあと少しだね。

 クエスト達成で貰えるであろうお金がもし余ったら、灯を買うべきかな。

 もっとも、旅をするならば、だけれど。


 とりあえず、今日は寝るか。

 魔法を使ったせいか、体が少しだるい。

 そんなことを思いながら、私は髪の毛をほどく。

 そして、リュックから麻布を取り出し、くるまった。

 明日は宿に泊まれるといいな。

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