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私と結婚して下さい

「私、貴方に興味を持ちましたわ」


メイルが言うとイレイも驚ろいていた。


「メ、メイル」


「あ、あ、あのう〜、な、なんで僕なんかに興味を‥‥‥」


と、チラリとイレイを見る僕。


イレイも僕の言葉に頷く。


「あら、興味を持つのに理由なんていりまして?」

メイルが僕に指をさして答える。


えっ?この世界の女性は理由がなくても男性に興味を持つことができるの?と女性に免疫がない為勘違いしてる光。


すると


「私も知りたいわ‥‥‥メイルが光に興味を持つ理由‥‥‥」


真剣な面持ちで話すイレイ。

メイルは腕を組んで暫し考えて、


「そうですわね‥‥‥強いて言えば、『あたりまえ』と光様が言った事ですか」


「えっ?あたりまえの行動が‥‥‥ですか?」


僕は元いた世界で困っている人は助けることがあたりまえだと思っていたが、どうやらこの異世界ではあたりまえではないかも。


確かにここまで来る人達を見るとほとんどが身なりが汚れている感じがしたような。文明も然程進んでいるようにも‥‥‥良く異世界物のアニメやラノベを見ると中世の西洋ぐらいの文明レベルだが、この異世界ではそれよりも少し文明が劣っているように感じる。


魔法だって盛んではないみたいだし。

(けど、魔法科学てのがあるぐらいだからそれなりは進んでいるのかな?)


だからみんな今日を生きる為、家族を養う為、他人など構ってられない。そう僕は思っていた。


「この私の身なりを見ると助けないで行くか、助けても見返りを求める人ばかりですわ。けど光様はそうではなかった。『助けることはあたりまえ』と言っていました」


だから、あたりまえなのか。


「う〜ん‥‥‥‥」


「どうしました?光」


僕が考え込んでいるとイレイが言ってきたので、


「うん。あの時、イレイの目を見た時‥‥‥どうしてイレイを助けないと、て思ったんだろう‥‥‥確かにイレイは目も顔も容姿も綺麗だったし‥‥‥‥ハアッ!」

ま、また僕は馬鹿正直に‥‥‥。


「あ、あの‥‥‥イレイ?」


「‥‥‥‥/////////」


また顔を真っ赤にして下を向いたイレイに.


怒っているのか?怒っているんだろうなあ、僕があんな馬鹿な事を言ってしまったから。

けど‥‥‥あれは正直な気持ちなんだよな。


「はあーっ」とため息をするメイルは、


「イレイはなんで自分の気持ちに素直になれないの?」


「‥‥‥メイル‥‥‥」


イレイは顔をゆっくりと上げるとメイルが、


「まあ、今は素直になれないままでいいわ。こちらとしてもその方が助かりますし」


そう言うと今度は僕にメイルが、


「光様、こちらへ」


と僕を自分の所に呼ぶメイル。


「僕ですか?」と左手の人差し指を自分に向けると、コクリと頷くメイル。

そしてメイルの側まで行くと


「光様、座ってください」


そう言われ僕は座るとメイルが僕に近づき、僕の耳元で、


「私は貴方に興味を持ちましたわ、と言いましたが訂正いたしますわ」


「えっ?」


「ところで光様は私の事どう思いますか?」


「えっ?どうって言われても‥‥‥綺麗だと」


「そうですか」


「うん?」


何故このような事を聞くのだろうと思っていたら


「光様‥‥‥私は、貴方を‥‥‥好きになりましたわ」


うん?今なんて言ったんだ?「好き」と聞こえたが‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥えっ?「好き」て、メイルが僕の事を?


コクリと頷くメイル。


「またまたご冗談を‥‥‥」

僕が言うとメイルの隣りにいた執事が


「姫様は王様、家族の前ではご冗談を言いますが他の者の前では言わない主義です」


「!‥‥‥‥と、すると‥‥‥今のは冗談ではなく」


僕はメイルの「好き」が本気である事がわかると落ち着きがなくなりアワアワしだした。


しょうがないよ!僕は女性に対しての免疫がないし、ましてや女性から「好き」と言われるなんて。


‥‥‥けど‥‥‥けど‥‥‥なんなんだろう?イレイと初めて会った時の‥‥‥感じが違うような。


そう僕がブツブツ独り言を言っていると


「光様は私の事、お嫌いですか?」

とメイルが聞いてきた。


こう言う展開はアニメやラノベで見たり読んだりしていたけど、いざ僕がその立ち位置に立つと、落ち着かない、言葉が出ない。

よくもまあ、アニメやラノベの主人公達は言葉や行動がすぐに出るんだ?


まあ、定番中の定番の言葉を言うしかないよな。


「え、えっ〜と、き、嫌いじゃないです」


まぁ、まあ、これが今の僕の正直な気持ちなんだから。


「そうですか、私の事は嫌いじゃないと」


目をつぶりながら何かを考えているメイル。


わかってくれたのかな?今の僕の気持ち。

やっぱり好きでも嫌いでもないからな。


と、思っていた僕はなにやら熱い視線を感じた。その方を向くと、


「‥‥‥イレイ?」


イレイが光をジィと見つめまるで祈りを捧げていように手を組んでいた。


「イレイ」


そう呼ぼうと僕は一歩イレイに向け踏み出した時、


「決めましたわ!」


「!!!!!?」


そう叫ぶメイルに僕はビクッと驚くと、


「な、なにを決めたの?」


「私に近づく世の男性は地位や名誉がほしいが為に近づき結婚を申し込もうとする。そして『好きか嫌いか』の問に必ず直ぐに『好きです』と。しかし顔を見ると『本当に私の事を愛してくれているのか』そのような表情を皆していた。まるで女性を物だと見るような感じで‥‥‥」


『この異世界では女性の立場は弱いのか?確かに元いた世界の中世の時代も女性の立場は弱かったみたいだし‥‥‥しかし女性を物を見るような、て、酷いな』


そんなメイルの話を聞いて僕はそう感じていた。


『イレイももしかして‥‥‥』


「だから決めましたの!」


「な、なにを?」


「光様!私と‥‥‥結婚して下さい!」


えっ?はあいいいいい!!!!!!



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