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訳わからないわよ!

人は信じられない物を見た時、どんな反応をするんだろうか?

まさか!と思い遠巻きで見るのか?

本当に?と触ったりするのだろうか?

それとも誰かに聞くのだろうか?

はたまた、自分なりに調べるのだろうか?


考えがまとまらない‥‥‥


この僕の目の前にある物は、ここに居る人物では、僕とマーだけのはずだ‥‥‥


けど‥‥‥けど‥‥‥


「ここが私の休眠していた場所です」


悪亜あくあが言いますと、


「これはなんだね?」


ブレイク王が尋ねます。


「これは‥‥」


「‥‥‥ブレイク王‥‥これは‥4WD車です‥‥車です‥‥」


「「「「くるま?だと?」」」」


悪亜が言いかけた時に僕は、思わず呟いてしまった。


「光様‥‥大丈夫ですか?声が‥‥震えてますわ」


ミリアは僕の左腕にしがみつきながら、僕の事を心配しながら見つめて言います。


「‥‥‥ありがとう‥‥ミリア‥‥大丈夫だから」


僕はこの状況で出来る最大の笑顔で答えたが‥‥‥


「光様‥‥やはり大丈夫ではないのでは?目から‥‥‥目から涙が‥‥‥」


「えっ?涙?」


僕は徐ろに右手を自分の顔の頬にやると‥‥確かに‥‥‥泣いていた。


「あれ?何故?」


何故だか分からないが‥‥けど‥‥何だろう?胸が締め付けられる様な気分になる。

僕は、自然とある部分に手を出し、こびり付いた苔を取る‥‥‥


「‥‥‥僕が乗っていた車だ‥‥」


「光‥‥本当に‥‥?」とマー。


「‥‥うん‥‥ナンバープレートの塗装が剥げて分からないけど‥浮き出てる字や数字が

確かに同じだ」


僕は‥‥悪亜の言葉を半信半疑で信じていた‥‥が‥‥このナンバープレートを見ると


「信じるしかない‥‥」


「光‥‥これで信じてくれる?」

僕の顔の前をクルクルと回る、光の球体の悪亜。


「けど‥‥悪亜‥‥こちらもこれだけは信じて欲しい。僕は五百年前には行ってないて事を‥‥」


「‥‥じゃあ‥‥じゃあ‥‥あの光は誰なの?‥‥光ではないとしたら誰なの?」


「‥‥悪亜‥‥僕かもしれない‥‥けど‥僕じゃないんだ」


「訳わからないわよ!」


悪亜が怒鳴った時、いきなり車の運転席のドアが


「‥‥ギィ‥ギィ‥ギィギィギィ‥ギィィィ‥‥バタアーン!!」


ドアが取れ地面に落ちた。


「「「「「わあっ!!!」」」」」


その場にいた全員が驚くと、地面に落ちたドアで辺りに埃が舞う。


「「「「「ゴホッ、ゴホッ‥」」」」」


暫くすると埃が収まり、僕は運転席のシートにある物に気づいた。


「あれは‥‥‥スマホ?‥‥」


僕はスマホに手を伸ばし取ると、スマホのカバーがボロボロと崩れ、本体だけになってしまった。

しかし本体は苔が少しついていたが‥‥思いの他綺麗だった。

多分、車の室内にあったせいだろう。


「悪亜‥‥もしかしてこの中に‥‥」


「ええ、私達の思い出が詰まってます」


「そうか‥‥‥」


僕は一言そう言うと、リペアを使った。



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