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即効ですか

ホクトリアの例の爆発が起きた所からおよそ20キロ離れた土地で、私は一人土壌調査をしていた。


「やはり‥‥‥この土地の土もダメか‥‥」


手に取った土は直ぐにボロボロと崩れる。

前日に雨が降ったにもかかわらずだ。


「これでは草木は育たない」


そう私が考えていた時、何やら光る物が地面に落ちていた。

それは今にも消えかかりそうな光り。


「何だ、これは?」


「‥‥‥た‥‥たす‥け‥‥‥て‥」


「はあ?もしかして‥‥妖精か?」


「たす‥け‥‥て‥‥‥」


言葉がだんだん弱々しくなる妖精に私は

直ぐに一緒に来ていた馬にまたがると急いで近くの森迄走らせた。

しかし近くの森まで急いで行っても2時間はかかる。

私は「何とか持ちこたえてくれ」と祈る気持ちで森迄馬を走らせた‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


森に着くと急いで近くの木に妖精をそっと置くと‥‥‥暫くして消えかけた光が徐々にではあるが光り出した。


「はあーっ、やれやれだな」


私が帰ろうとすると、


「あのう、助けてくれてありがとう」


「だったらあの様な場所に来るなよ」


すると妖精はまだヨタヨタと光りながら飛ぶと私の頭の上にチョコンと乗ると


「私は貴方が気に入りました。貴方のそばにいさせて下さい」


「はあ?けどな‥‥私はあの様な場所に頻繁に行く身だ。また今みたいになったら‥」


「それなら大丈夫です。貴方が私と契約したなら貴方の力が私の力の源になるので」


私は暫く考えて‥‥‥それならと。


「所でお前は何の妖精なんだ?」


「私ですか?私は地の妖精です」


それが私とチィーユの初めての出会いだった。




◇◇◇◇





僕は唖然としていましたよ。

だってですね‥‥‥‥‥‥


ミリア姫が僕の五人目の婚約者ああ!


で、で、でででで


まさかの六人目がクリエラさんんん!


いやね、五人目が近い内に現れるとマーが言っていたから、”あ〜五人目か''て覚悟はしていたんですよね。


けどですね、まさかまさかの六人目!


僕はてっきり五人目がクリエラさんかと思いましたですよ。ハイ。


それでもう一度マーに確認したんですよ。


「なんでミリア姫が五人目でクリエラさんが六人目なのか?」


そもそもミリア姫からはまだ何も好きとか婚約してとか言われてないんですよ。僕は。


「あっ、それなら‥‥‥」


とマーが言いかけた時


「///お父様、もしお許し下さるのでしたら///この方、乙川 光様と婚約、いえ、結婚をさせて下さい///」


即効ですかああああ!!!

ミリア姫!即効ですかああああああ!!!


こうして五人目はミリア姫

六人目がクリエラさんになりましたとさ


めでたしめでたし、て、


めでたくないしいいい!!!


だいたい、何でクリエラさんが6人目なんだい?


マーが一言言います。


「クリエラの両親とまだ合ってないだろ」


あ〜、さいですか!


て、僕の意見は?ねえ、僕、まだなにもミリア姫に言ってないですよおおおおおおおおお!!!



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