クリエラさん‥‥‥
最近良くウチの子供や会社の後輩に、設定は良いんだけど‥‥‥文がねえ‥‥‥と。
ハイハイ分かってますよ、文才は俺はほぼゼロです。
まあ、副業のレンタル屋のバイトでいろんなアニメや洋画を観てますから、設定の案はいっぱい持っているんですがね‥‥‥
いかせんそれを表現する文が‥‥‥‥ほぼ絶望的。
ですので、こんな私の読者様には大変感謝しています。
読者様は私にとっては神様以上です。
╰(*´︶`*)╯♡
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
僕らを乗せた馬車(偽装した4WD車)はガルバディ帝国の街中に入りました。
街の景観は何処と無くアレム大国に似ていますが‥‥‥
なんて言うのか庶民の顔に明るさがありません。て、言うか活気はあるんですが‥‥‥
なんだか偽りの活気?みたいに感じるんですよ。
本当にここには自由て言葉が存在するのか?て思うぐらいです。
で、で、で、で、まだ一人と一匹?は膨れてますよ。
で、チーに聞くと
「マーはわかるけどクリエラさんは‥‥‥ねえ?」
「うん??」
まあ、マーがやきもち妬いてるのはわかりますが、クリエラさんは僕にもわからないんですよ。
「まさかあ、クリエラさんもやきもち妬いてるの?‥‥‥ないなあ‥‥‥うん‥‥‥けど‥‥‥マーが言っていた僕の五人目て‥‥‥まさか!クリエラさんか!」
て、とりあえずは目先のマーから機嫌を取らないと、
「マー」
「何かよう?光」
「マー、今日は寝る時一緒に寝ないか?」
こんなセリフはイレイ達には中々言えませんけどマーなら躊躇なく言えるんですよ。
「えっ?光、本当?」
「あっ、うん」
「やったあー!今日は光と一緒に寝れるんだあ!あっ、けど、寝込みの僕を襲ったりしたらダメだよ」
「しません!ゼッタイにしません!」
(何でぬいぐるみに僕が襲いかかるんだよ)
とりあえずはマーの機嫌は直ったので‥‥‥後はクリエラさんか‥‥‥
けど‥‥‥クリエラさんが何故僕に怒っているのか本当にわからないんですよ。
好意みたいな感じはするんですけどね。
ただそれが僕にたいしての好きなのかは、疑問?なんですが‥‥‥。
はあ!もしかしてライミさんと抱きついたのでクリエラさんが怒っていたのでは!
も、も、も、もしかしてクリエラさんは
「百合‥‥‥」
いや、いやいやいやいや‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あるか?
◇◇◇◇
とりあえずクリエラさんの機嫌は後回しです。
もうすぐガルバディ帝国の城、ベルガー城に到着しますので。
で、このベルガー城はアレム大国のアレム城より僅かに小さいのですが、だいたい2キロぐらいのお堀が一つの山をグルリと囲むように掘られていて、その山の上を切り崩しそこにお城が建っています。
なんて言えば‥‥‥そう!例えるなら山と城が一体になった城?山?の要塞です。
「200年以上は独裁政治が続きましたからね。反政府から守る為にこの様な形になったんでしょう」
とライミさん。
外からの敵ではなく、中からのしかも同じ国の人から身を守る為か‥‥‥。
アレム大国も領土を戦争で広げて来た。しかしそれは"自由"と言う言葉に賛同した多くの人の願いから起きたもの。
ガルバディ帝国は独裁政治が長すぎた為、反政府でも太刀打ち出来なかった。しかも未だに反政府はこのガルバディ帝国の何処かにあるとのこと。
しかし‥‥‥何故ガルバディ帝国の現国王のブレイク=デ=ガルバディは10年前からアレム大国と和平を模索していたのかだ。
「これは私の父から聞いた話なんですが‥‥‥」
クリエラさんが言うと僕は
「何かあるの?」
とクリエラさんの方を見るとプイッと目をそらすんです。
やっぱりまだ怒ってらっしゃるんですか?
「‥‥‥なんでも50年ほど前にガルバディ帝国の北の方で気候の大規模な変化があったそうです」
「大規模な気候の変化?何があったの?‥‥‥」
「わかりませんわ。父もその事については何も‥‥‥ただそのせいでガルバディ帝国の北の方では作物があまり育たなくなり民が飢えに今も苦しんでいるとか」
それでアレム大国と和平して穀物を仕入れる為に‥‥‥
確かに今のガルバディ帝国だとアレム大国に戦争をしても勝ち目はないな。
そして一番の戦火になる土地はプリム小国になるのは間違いない。
だからこの和平はなんとしても実現してもらわないと。
けど‥‥‥だけど‥‥‥
50年ほど前の気候の大規模な変化、
一カ月前からの国王からの連絡が途絶えたこと、
一体何が起きているんだよガルバディ帝国内で。
「‥‥‥光様‥‥‥」
とクリエラさん。
「な、なんですかクリエラさん?」
「‥‥‥あ‥あの‥ですね‥‥先程は怒ったりして申し訳ありませんでしたわ」
「えっ!ちょ、ちょっとクリエラさん」
やっぱり怒っていたんですか‥‥‥
「私、どうにかしてましたわ。ライミにも言われましたの。光様に謝りなさいと。けど‥‥‥けどですね、胸の辺りがなんだかモヤモヤするんですの‥‥‥」
「クリエラさん‥‥」
僕はクリエラさんに気にしてませんからいいですよとニコリと微笑んだ。
で、僕はライミさんを見ると‥‥‥ライミさんなんだかニコリと微笑んでいるんですよ。
で、この時僕はアニメの一場面が頭をよぎりましたよ。
確かに笑った人は相手の気持ちに気づいていたりするが本人はまだ気づいてない‥‥‥
て、まさか!ライミさん、クリエラさんの気持ちに気づいてる。で、クリエラさんはまだ気持ちに気づいてない。
て、これってもしかしてフラグが立つのか?
てか、
やっぱり五人目てクリエラさんなのかあああああ!!!




