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みんな平等!

僕が城の屋上から部屋に戻ると、まだみんなは寝ていた。

僕はその光景を見て、やれやれとため息を軽く着くと、ソファで寝ているエレムにもたれながら寝ているイレイに目が行った。そんなイレイの毛布が少しズレて寒そうにしていたので、イレイの毛布を掛けなおそうとした時


「‥‥‥光‥ありがとう‥」


「イレイ、起きてたのかい」


「ええ。所で光は何処に行っていたの?」


「外の空気を吸いにね」


「そうなんだ」


イレイがソファから立とうとすると、寝起きのせいか、足をフラつかせ倒れそうになり


「あぶない!」


僕は直ぐに倒れそうになったイレイの腕を掴むと僕の方に抱き寄せますとイレイが、


「光///ありがとう///」


「えっ///う、うん///」


で、いつのまにか僕はイレイをギュッと抱きしめていた。で、で、イレイの顔が僕の目の前にあるんですよお〜。で、で、で、今回は僕から少し離れようとしたら‥‥したらですね〜、イレイから僕の背中に手を回してきたんですよ。


「えっ!///‥‥イレイ‥‥」


「///光‥‥‥///」


イレイが僕の名を恥ずかしそうに言うと、イレイは目を閉じて僕に向けて唇を差し出してきましたよ。こ、この状態は食わずは男の恥て、ことですかあああー。

で、僕はイレイの‥‥イレイの‥‥イレイの‥‥唇に自分の唇をおおお‥‥‥


「ダーリン!お姉様!なにしているのですか!」


エレムがいきなり怖い顔をして僕とイレイに言ってきましたよお〜。しかも、しかもですねぇ〜、メイルまで起きてきましたよ。


「‥‥‥う〜ん‥(´-`).。oOどうしたのエレム‥」


「あっ!メイルさん、あれを見てください!」


「えっ?あれ‥‥‥あれ‥‥!!!ひ、ひ、光様あああ!何をしているのですかあああ!」


メイルが大声をあげるものだから、他のみんなもですね、目を覚ましちゃいましたよ。


「なんなのよ〜」

「‥‥‥メイルさん?」

「どうしたんですか?」


ミリア、ミレン、クリエラまで起きてしまいましたよぉぉぉ。


「みなさん!あれを見て下さい!」


メイルが僕とイレイの方に指をさして言うと3人は、僕を見ると


「光様あああ!」

「旦那様あああ!」

「う、羨ましいですうぅぅ」


先ほどのエレムの顔みたいに怖い顔をしてきましたよ。で、で、で、僕は慌ててイレイからパアッと抱きしめていた手を離すと


「こ、こ、こ、これはですねー(焦り)そ、そう!イレイが寝起きで倒れそうになりなったから、助けたらこういう体制になっただけ。うん!ほ、ほんとだよ(焦り)」


「そ、そうなのよ、私が倒れそうになったから(焦り)」


五人(婚約者)は疑いの目で最初はみましたが、イレイが言うので、しかたないかな的な顔をして信じてくれましたよ。


「イレイがそう言いましたから信じますけど‥‥‥」とメイル


「そうですわよ。ですから私達にも‥‥‥」

とミリア


「そうですわよ!ちゃんと抱きしめて下さいね!」とエレム


「「みんな平等です!!」」とミレンとクリエラ


僕はですねぇ〜、僕はですねぇ〜、そんな五人の顔を見ると


「ハ、ハイ!だ、抱きしめさせて、も、もらいます(焦り)」


もうですねぇ、僕は言葉が変な風にかえしてしまいましたよ。で、イレイはそんな僕を見てクスクスと笑っていましたよ。


「ねぇ、光。みんな平等、ね♡」


イレイがウインクをして来ましたから、僕はもうですね、笑うしかなかったんです‥‥‥が‥‥‥


「あれ?なんか知っている顔が‥‥‥て!なんでいるんだあああ!」


昨晩の宴で床に毛布に包まり寝ている人が寝返りをした顔を見て僕は驚きましたですよ。




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