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どうしてこうなったの?

晩餐会の会場に戻った僕とイレイ‥‥‥とギブのチー。


会場でメイルを探すと、居ました!伯爵達に囲まれて何かを話しています。

で、ちょっと聞き耳を立てて話をきいてみると、


「婚約おめでとう」が殆んどだったんですけど、なかには、


「どうしてあんなやつなんかと」とか、

「あの男性の何処がきにいったのか?」とか

「あんな男より私と婚約しませんか」


なんてのが聞かれたよ。でイレイにあの伯爵達てもしかして‥‥‥。


「ええ、メイルに求婚を申し込んだ人達です」とイレイ。


やっばりそうなんだ。‥‥‥けど、なんでメイルはあの伯爵達の求婚を断ったんだ?と不思議がっているとイレイが


「この国の男性は、私の国の男性もですが女性に対して優しくないんです」


「けど、話を聞いているとそんな風には」


「話だけなら誰にでも優しく言葉はかけられます。問題は態度、行動です」

イレイは何か遠い目をして過去を思い出したくない様な感じで話した。


「態度、行動‥‥‥か。うん?そう言えば」


『私の姿を見るとにげるか、見返るを求める人ばかり』

『この人の顔を見ると本当に私の事を愛しているのかと思いますわ』


確かにメイルは言っていた。

‥‥‥態度、行動か。


「‥‥‥イレイ、そこで待ってて。メイルを連れてくるから」

僕が言うとイレイはニコリと笑顔を見せるとうん、と頷いた。


しかし、この伯爵達の顔を見ると確かにメイルを愛してる、て顔には見えないな。態度もなんかメイルを見下しているみたいだし。


で、僕は伯爵達の輪の中心に行くとメイルも僕に気づき僕は


「メイル、心配かけてすみませんでした。あと僕は大丈夫だから」

とメイルの前で頭を下げた。


で、伯爵達の行動はと言えば

「なにこいつ女性に頭を下げてんだ」

「なに女性に謝ってんだ」とか色々言われ、伯爵達に笑われた。けどね、僕は女性に頭を下げることはあたりまえだと。だってね、


「好きな女性、愛する女性が心配してくれたんだ。謝ったり頭を下げるのは当然の事じゃないか!」


僕が言うと伯爵達はまた笑いながら


「女性に頭を下げるのはおかしいんじゃないのかよ」とか、

「女性に謝るって、お前は女性より下の存在かよ」と。


確かにこんな奴らがメイルに求婚をしていたのかと思うと腹が立つ!これじゃメイルが嫌がるのも当然だ!


僕はメイルの手を取ると伯爵達の輪からメイルを連れ出した。


「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥光」


「‥‥‥メイル、ごめん」


「えっ?」


「あんな奴らの相手をさせて。僕が強ければあいつらに一発殴っていたのに」


メイルが首を横に振ると

「いいの。それより光様のあの言葉が嬉しかった」


「えっ?何か言った?」


「好きな女性、愛する女性に頭を下げるのは当然、て言った事。つまり私の事を愛してるてことを」


「えっ?あっ!‥‥‥確かに僕は言った」


するとメイルは僕の左腕に自分の腕を絡ませて抱きついてきた。で、いつの間にか反対の右腕にはイレイが同じ様に抱きついて、


「今度は私の時にも同じ様に言ってほしいなあ」と


「えっ?えっ!あっ!イレイ、い、言うよ」


僕が照れながら言うと急に太い腕が僕の首を挟む、で、


「わたしの目に狂いはなかった!こいつならメイルを幸せする事が出来る!!!」


と後ろで吠えていたのは、げえっ!タイル王

いつのまに!

アレク王まで、

「確かに光ならイレイを幸せに出来る!」


あのう‥‥‥2人とも酔ってませんか?


「「わたしらは酔ってない!」」


いや、どう見ても酔ってますよ。


で、僕の首をグイッと後ろに持ってくるタイル王。そこへアレク王がワインが入ったグラスを僕の口へ流し込んだ。


ほんと、酔っ払いは勘弁してほしいよ。


て、あれ?周りがグルグル回っててて‥‥‥


「光!光!光!‥‥‥‥」

「光様!光様!光様!‥‥‥」


2人の声が聞こえ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。




◇◇◇


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あれ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ここは‥‥

‥‥‥‥‥うっ‥‥‥‥‥‥あっ!知らない天井だ。と僕は何処かで聞いたセリフを言ってしまったよ。

で、僕はどうやらどこかのベッドに寝ているみたいだった‥‥‥のはいいよ。いい。

だけどね!だけどね!僕の両隣に見慣れた髪色が。

右は明るい黄緑色の髪。左は明るい青色の髪

えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?

どうなってるの?どうなってるの?

こ、こ、こ、こ、この髪色は顔は見えないけど‥‥‥イレイとメイル‥‥‥だよな。


で、ベッドから出ようとしたら

「うん?、両手が動かない‥‥‥」

しかも両腕から妙な感触が、

で、よくよく見たら2人が僕の腕にしがみついて寝てるんですよね。けど、この暖かく柔らかい感触はいったい?

暫く考えていたら陽が昇り窓から陽が差すと周りがわかり‥‥‥わかり‥‥‥わかり‥‥

なん、なん、なん、なん、なんだああああ!

僕はともかくあのね、あのね、あのね、

二人が!二人が!イレイとメイルが!

う、う、う、生まれたままの姿で僕の腕に抱きついて寝ていますよおおおおおお!


あの妙な感触は女性の豊かなあそこだったんですね。て、なに呑気に僕は解説してんだよお!


と、僕がジタバタしていたら

「「う〜〜〜ん」」とイレイとメイルがおきましたよ。起きました。


「おはようございます。光」

「おはようございます。光様」


「あっ!おはようございます。イレイ、メイル」


て、ちがあああう!違う!違う!違う!

ど、どうしてこうなったの?


「光」「光様」「「覚えてないの?」」

とイレイとメイルが言うので、


「うん」と答えると二人は顔を赤らめて黙ってしまいたしたよ。


本当、誰がおしえてえええ!!!!



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