二つの王冠
こんにちは、作者です。
今回は『黒き天使(Anjo Negro)』の物語の中でも、とても重要な二人のキャラクター、
**リー(Lee)とレオン(Leon)**をテーマにした楽曲を書きました。
タイトルは 「二つの王冠」。
この曲は、二人の思想の違いを表しています。
リーは、世界を守るために戦う戦士。
彼は多くの戦争や悲劇を見てきました。
だからこそ「力」で世界を守ろうとしています。
一方、レオンは違います。
彼は同じ痛みを見ながらも、
「信仰」と「希望」で世界を変えようとしています。
二人は対立しているようで、
実は同じ願いを持っています。
それは――
世界に平和を取り戻すこと。
この曲は、そんな二人の心をラップという形で表現したものです。
もしよければ、物語の戦いの場面を思い浮かべながら読んでみてください。
二つの王冠
同じ空の下で
二つの物語が始まった
一人は勝つために生き
一人は信じることを学んだ
同じ道を歩きながら
違う運命を背負って
そして宇宙は
二人を向かい合わせた
言葉を覚える前に
戦争の音を聞いて育った
この世界は
戦える者しか尊敬しない
惑星が崩れるのも見た
命が消える瞬間も見た
だから誓ったんだ
二度と膝をつかないと
誰にも見えない傷を
俺は背負っている
一瞬でも止まれば
誰かが死ぬ
英雄と呼ぶ者もいる
暴君と呼ぶ者もいる
だが本当の重さは
俺しか知らない
王冠のためじゃない
栄光のためでもない
ただ――
誰も俺のように生きなくていいように
敵が現れたなら
俺が立ち向かう
たとえ宇宙中が
俺を憎もうとも
俺も痛みを見た
だけど赦すことを選んだ
強さは
ただ倒すことじゃない
誰にも見えない戦いがある
それは心の中から始まる
俺は一番強いわけじゃない
でも導く光を知っている
闇が世界を覆う時も
その光が道を照らす
君が悪を止めようと戦うなら
俺は心を変えるために戦う
信じることは弱さじゃない
それは待つ勇気
時には攻撃しないことが
本当の勝利なんだ
希望がまだあるなら
戦い続ける意味がある
二つの王冠
誰も王になりたくない
ただ世界が
安らげばいい
剣と祈りの間で
二つの道
一つの使命
もし一人が倒れても
もう一人が歩き続ける
これは勝敗じゃない
世界が
どちらを選ぶのか
お前はまだ
世界を信じている
だが俺は
見すぎた
変わらない怪物がいる
戦いでしか止められない奴らが
もしこの重さを
俺一人で背負うなら
それでもいい
正しいことのために
憎まれる方がいい
世界が滅ぶのを
黙って見るよりは
もし君が倒れたら
誰が続ける?
戦争は終わらない
勝利は
拳から生まれるんじゃない
最初に
心から生まれる
逃げないことは
君から学んだ
今度は
俺が教える
諦めないことを
強い者でも
信じていいんだ
もし俺が戻らなかったら…
その時は俺が続ける
だが本当は…
道を求めるのを忘れていたのかもしれない
まだ遅くない
心の声を聞け
二つの王冠
誰も王にならない
ただ世界に
休息を
剣と祈りの間で
二つの道
一つの使命
夜が落ち
空が閉ざされても
光は
まだ導く
戦争が生まれる前に
愛が世界を作った
一人は
力で守った
もう一人は
光で救う
そして二人の遺したものは
戦争の十字架より
大きな伝説になる
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
「二つの王冠」は、
単なるバトルソングではありません。
この曲のテーマは **「対立する二つの正義」**です。
リーは、現実を知りすぎた戦士。
レオンは、それでも希望を信じる戦士。
どちらも間違っていません。
ただ、選んだ道が違うだけです。
だからこの歌の中で、二人はこう歌います。
「誰も王になりたくない」
二人とも世界を支配したいわけではなく、
ただ 世界が安らげばいい と願っているだけなのです。
物語が進むにつれて、
この二人の関係はさらに深く描かれていきます。
もしこの曲を気に入っていただけたら、
ぜひ感想や応援をいただけると嬉しいです。
そしていつか、この物語が本当にアニメになり、
このラップが戦闘シーンで流れる日を夢見ています。
ブラジルから、心を込めて。
作者より。




