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天使

作者: いのり

産まれたときだけでも笑顔で迎えて欲しい

そんな願いも叶わない人が居たなんて


かなしい世界を知った


そんな人たちの

心の傷は思ったより深くて

言葉ではとても癒せそうもない


卑屈になる気持ちを抑えて

なんとか立って生きてきたんだね


君は頑張り屋さん

でも甘えるのが苦手

いつも貧乏クジを引いちゃう


ただ愛する人に認めて貰いたかった

それだけのことがどうして許されないのだろう


なんて……、

なんてかなしい世界


完全に恨める相手ならよかったと

そう思うのかな


愛する人にかけられ続けた呪いの言葉

ずっと君は信じ続けて


一生懸命振り向いてもらいたくて


勉強も体育も

身だしなみも就職も


いっぱいいっぱい

身につけて来たんだよね


それでも愛を向けてもらえない君の瞳には


ハイライトが無い


たくさんの信頼を得ても

たくさんの富を得ても


君の瞳は感情を映さない


たった一言で良かった


「大好き」


を両親から言われたかった

それだけなのに


たったそれだけの事なのに
















まだ君は自分のことを悪魔だと思っている












もし出逢った人があなたのことを天使だと思ったら
















そのときはどうするの?













足枷を外す言葉は世界中に広がっていて






ほら










探してる


















知ってる























君は悪魔なんかじゃない
























君は愛されるために産まれてきた



















スクロールを止めないで!





















君は

















君という生き物は


























人生の終わりまで自分というものを

























愛して良いんだよ














































美味しい物を食べたり

綺麗な景色を観に行ったり


























君がもし人生の分岐点で

誰かを愛するということがあったなら



























その時は

「大好き」をたくさん相手に言って

呪いを解いていくんだ



























大丈夫













ほら














スクロールする君の手は

これから先の言葉を求めている





















だから大丈夫































欲しい言葉は案外

近くにあるものだから



























縛られないで































ゆるく生きろ















君は悪魔じゃないから





















その足かせ重いでしょ














いらないよ

















ポイしちゃえ!




















でも決して憎まないで

一度愛した人は心の中で許そう




















そうすれば君はどこにだって行ける































君が望んだ時から

ほらもう自由だ!












君は、なりたいものになれる。

今すぐにでも。

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