娘たちはヴァルキュリア!!
アルコールを嗜みながらのんびりとビーチサイドでのんびりしていたわけだが、ようやっと娘たちがやってきそうだ。
モレッドの声が聞こえるからな「お父さーん!!おまたせー!!」ととても元気な声が。
「やっぱりモレッドとエルピダが先に来たか。」
『全く、5姉妹たちは何をしているんでしょうか…」
まぁモルガンがぼやいてしまうのもよくわかる気はするが、とりあえずはモレッドとエルピダを褒めるべきだろう。
姉たちがやいのやいのしてるのを捨てて先にこっちに来たのだからな、モレッドはフレアのついたワンピース型の水着をエルピダは幼児用の水着だな。
とてもキュートです、それ以外に言うことがありません。ボキャブラリーが少ないという意見は受け付けません!!俺が一番わかってんだよ!!すまんな!!
「とりあえず二人とも何か飲むか?俺とモルガンはアルコールが入ってるけどお前たちはだめだぞ。」
「お父さんとお母さんお酒飲んでたの?これから遊ぶのにぃ…」
「おしゃけ…くちゃい…」
oh…まさかのモレッドとエルピダからの攻撃におれは膝をついてしまいそうだぜ、そんなに酒臭くは無いはずだが子どもの嗅覚と言うのは実に鋭敏だからな。わずかなアルコール臭にも反応してしまうのだろう。
取り合えずモレッドとエルピダに何とか許してもらって二人にはリンゴジュースで許してもらった、モレッド的には「う~ん…リップルのほうがおいしい気がする。」とのこと。そりゃサンデュールズの特産品、しかも特級クラスの逸品を飲んでいたわけだからそういう反応になるのもう頷ける話だな。
エルピダはちっちゃい手を使って「んくっんくっ」と口周りをべとべとにしながらではあるがジュースを飲んでいる、モルガンが『口の周りを拭きましょうね。』と甲斐甲斐しく拭けば「あいがと!!」と舌ったらずではあるが感謝の言葉を口にするのでそれを見て悶絶する俺と言うわけのわからない光景になっていた。
モルガンとモレッド、そしてキスハは俺の行動を見慣れているので何ともなかったのだが周りにいたサービス員は若干引いていた。だがエルピダのその光景を見て俺の行動に納得する者も少数ながら存在した。
「なに…あの子。超かわいい…」「旦那様があのような反応をしてしまうのも無理はないのでは…」「でも、あの子人間ではないよね。」「それすらも関係なく愛情を注いでいるからあのような光景が見られるのでは?」「素晴らしいですね…尊敬します!!」とその少数が盛り上がっているのが聞こえてくる。
うむうむ、俺の娘の可愛さを理解できているとはいい目をしているな。後でチップを渡すこともやぶさかではないぞ!!あっ…違うんですモルガンさん、これはエルピダの可愛さを理解してくれたことに対する報酬であって決してモルガン以外に目移りしたとかそういうわけではないんです。
…ふぅ、危うく俺の血の雨が降るところだったぜ。ふっ…嫁に愛され過ぎてつらたんだぜ…あっ!?ごめんなさい!!調子乗りました、許して!!許してください!!アー!!
…はい、調子に乗りすぎてモルガンから〆技をもらい意識を失っておりました、目を覚ますと若干呆れた顔をしたモルガンが膝枕をしてくれていました。ふっ…これだけでも〆落とされた甲斐があったというも…いでででで!?
『あなた?あまり調子に乗り過ぎないようにしてくださいね?』
「…ウィっス。」
思いっきり頬を抓られてくぎを刺されてしまった、まぁ確かにちょっと調子に乗っていたかもしれない。モルガンの言葉もしっかりと心にとどめておこう。
若干モレッド以下の娘たちが俺を見る目を冷たくしているが仕方がないなこれは、俺がポカをしでかしたせいなんだからな。
「んじゃ、遊ぶための準備をするぞ~。」
「おぉ~!!なにするの?」
「きになぅ…」
「んなぁ~(知りたい!!)」
「とりあえずモルガン、手伝ってくれ。これを俺の立ってる場所から…そうだな25mくらい離れた場所に立ててきてくれ。」
『承知しました、ぴったり25mに立ててみせます。』
謎にプライドを見せるようにフラッグをもって離れていくモルガンであった、俺が頼んだものでお気づきの方もいるだろう。俺が準備しているのはビーチフラッグ、あの砂浜に伏せてから合図と同時に立ち上がり一番先にフラッグを撮ったものが勝ちになるあの女の子がやっている光景を見ると野郎どもが大興奮するあれである。
もちろん俺やモルガンも参戦する予定ではあるが、まず大人であることからさらに距離は離れたところからスタートするべきだ。そして5姉妹たちも人工知能であり、人間をはるかに超えたスペックを持っているため彼女たちにもハンデを与える予定だ。
具体的にはフラッグからの距離
7m エルピダ
10m モレッド
17.5mキスハ
25m 人工知能5姉妹
40m 俺・モルガン
でスタートしようかな?と考えているところではある、一応エルピダの距離に関しては暫定で考えているので勝率なども考えて可変式でいいだろう。
モレッドは確かにエルピダよりも肉体が成長しているとはいえ、所詮は小学校低学年レベルであるという点を考慮した距離に落ち着いている。
キスハは以前のディンギルでも覗き魔を短時間で捕獲できるほどの身体能力を加味した距離で落ち着いている、ちなみに「あんまり本気は出し過ぎないようにな、多分モレッドとエルピダが拗ねちまうから。」とこそっとキスハに耳打ちした際「うなぁう(分かってるよ~)」と首を縦に振っていたので問題は無いだろう。
人工知能5姉妹たちが25mなのは…まぁ自重するだろうからなと予測したからだ、流石にスペック全開でモレッドたちをぶち抜いてフラッグをとることは無いだろうという希望的観測をしているわけである。サービス員たちからも化け物を見る目で見られるのは流石に親として辛いからな。
そして俺とモルガンが一番遠いのはもちろん大人だからという理由だ、流石にこんだけ離れてしまえば子供たちに適度なプレッシャーを与えながらも勝てないであろうという予測を立てたわけだな。そもそも砂浜と言うのは普通に走りにくい、だからこのくらいの距離にしてしまうのが一番ちょうどいいと考えたわけだ。
『『『『『お待たせしました~!!』』』』』
スタートラインを作り終わったあたりでようやく5姉妹たちがやってきた、ふぅ全く水着に着替えるだけでどれだけ時間をかけるというのか。
特に見せつける相手がいるわけでもないだろうに、まさかサービス員の誰かに懸想でもしたというのか!?いかん…いかんぞぉ!!お父さんそんなこと許しませんからね!!
がばっと5姉妹たちの声の方を向くとそこには衝撃の光景があった。
『いやぁ、早く行こうよって言ったんだけどさぁ。』
ヴィヴィアンが身にまとっていたのは健康的な肉体を最大限生かすタンキニの水着、ちらっと見えるへそ周りが大変セクシー。家内第3位の胸部装甲が押さえつけられた圧力から逃れようと反抗しているのがよくわかる光景だ。
『ちょっとサイズを間違えてしまいまして…』
若干もじもじしながら声をかけて来たグィネヴィアはモノキニの水着を着ていた、背中が大胆に開いているスタイルであり白磁のような肌が遺憾なくさらされている。そして家内2位の装甲はわきから腰にかけてのスリットからちらっと見えている、なんとも素晴らし…いや違う怪しからんことになっている。
『流石に最初に選んだ奴じゃ危険だったからあわてて変えたんだよ。』
モルゴースが選んだのはレースアップと呼ばれる水着だ、胸元で紐を結んだようなデザインで可愛らしさがある物だった。…最初に選んだものが危険っていったいどんな水着を着ようとしていたんだ。それでも家内4位の胸部装甲は伊達ではない、十分にその双丘が水着から覗いている。
『父なんか変なこと考えてなかった?』
オヴェロンが若干疑いながら声をかけて来た、多分胸部装甲の件だろう。「何言ってるんだ?」とすっとぼけてその追及を逃れる、ラッシュガードと呼ばれる水着にショートパンツ型の水着を合わせた割と水泳する気満々というスタイルだ。前回も似たようなスタイルじゃなかったか?まぁ水着にプリントされた柄などがかなり可愛らしいものになっているので、自分の好みのものを見つけたんだろう。
『ワタシハミノガサナイカラネ』
最早カタコトで光を失った目で俺を見つめるマーリン、とりあえず頭をなでて機嫌を取ることにしよう。なんとか『にへへ。』と機嫌が直ってきたようなのでこれで良しとするか、マーリンはハイネックの水着だな。胸部装甲は…『パパ?』…可憐という言葉がしっくりくるようなデザインの水着は、普段ファクトリーに籠り時折マッドなサイエンティスト感を出すマーリンとは180°違う雰囲気を作り出している。
「皆可愛いじゃないか、まぁかなり時間がかかっていたって言うのはちょっと一言いいたいものはあるがな。それを差し引いてもいいものを選んだな。」
俺の総評に全員とても満足げな反応を示してくれたので俺もうれしいと思う、さながら彼女たちの姿は女神の母に集う戦乙女の様であった。
ヴィ「褒められた(*^^)」
グィ「嬉しいです(*'ω'*)」
モゴ「あれにしなくてよかった(;・∀・)」
オヴ「ちゃんと評価してくれるから父好きなんだよね(`・ω・´)」
マー「憐みの目で見るな!!( ゜Д゜)」




