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人工知能達と行く宇宙傭兵生活   作者: フタバ
海と空と大地の引力
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いざ鎌倉!!(違うか)

 どうも、本日作戦決行と相成りました。

 敵生命体の心臓部を叩きに向かいます、ソラカケルです。


 先日内部の精密な3D図も送られてきたのでそれを使ったブリーフィングも済ませました、ぶっちゃけめちゃくちゃ深かったです。なんだよ地下3000mって…聖岳かっての…

 しかもやっぱりというか直通の縦穴は無かったので内部を右往左往しながら進行していくしかないというね、タワーディフェンスゲームと違うんだぞこのやろう!!って感じですわ。


 それでもモルガンによって最短距離を算出してもらってはいるので、最短で行くことが出来れば1日。かかっても3日で心臓部まで到達可能だろうという結果は出た、これは大いにありがたい。後は通信ができない分生存確認だけはせめてしておきたいとのことで強力なビーコンをギャラハッドとヴァレットに装着しているな。


 ほら、火事場泥棒的なサムシングがいるかもしれないだろ?「お宅の旦那様は無くなられてしまったようです、どうです?私と一緒に行きませんか?」的なね?ま、死ぬつもりもないしモルガンもそんなのに引っ掛かるわけもないんだが万が一を考えてってところだ。モレッドと俺が同時に消えるなんてことがあったら何をしでかすかわかったもんじゃないしな。ウチの留守番組女性陣が暴れたらこの星が焦土になりそうだ。


 そんなこんなで間もなく出撃です、現在ギャラハッドとヴァレットは格納庫で起動待機中。

 ヴィヴィアンがせわしなく動き回っております『ギャラハッド主機運転開始!!ヴァレットも同じく運転開始!!パッケージシステムオンライン、両機カタパルトに移動開始!!』そんな感じですわ。


「了解、ギャラハッド移動開始。」

「同じく、ヴァレット移動開始。」


 ガシュンッガシュンッと歩行してカタパルトに移動して、パッケージを装着する。今回のパッケージはパーシヴァルだ、閉鎖空間なら十分ロンギヌスで対応しきれるからな。逆にちょっと距離取られると無力になるがそこは連携前提で考えるので考慮しない。一応76.2mmが通用することもわかってるし気にしなくてもいいだろ!!


 ヴァレットはチェンバーである、地上戦と言えばな感じになったな。あとチェンバーの肩部シールドが換装されて76.2mm電磁ガトリング砲になってた。防御は完全に俺任せ、殲滅撲滅お任せあれって感じの殺意高めにフォルムチェンジしてたな。


『ギャラハッド、packagePercival connection system all green』

『ヴァレット、packageChamber connection system oll green』

『シャトル接続確認、リニアボルテージ上昇中…射出タイミングをパイロットに譲渡します、無事の帰還をお待ちしております。Good Luck。』

「よし!!ギャラハッド、ソラ・カケル!!」

「ギャラハッドヴァレット、ソラ・モレッド!!」

「「出撃()(ます)!!」」


 両機が射出されアヴァロンから離れ突入地点まで一気に飛翔する、眼下には戦線の維持を続ける友軍機が見える。なるべく早く終わらせることが出来ればそれだけ被害も抑えられる、そう考えれば確かに俺とモレッドに参戦してほしかった司令官殿の気持ちもわからなくはないな。


「さて、フォーメーションは頭に入ってるな?」

「フォーメーションも何もただお父さんの後ろから前にいる敵を殲滅するだけでしょ?」

「そうとも言う、間違っても背中を撃ち抜いてくれるなよ?」

「それは撃ってほしいって前振り?」

「違うわ!!」


 戦闘前とは思えないようなのほほんとした雰囲気の中、俺とモレッドは突入位置に到着した。中枢部までの直線距離的には一番近い、そもそもの突入メンバーが少ないってのと実力を加味した結果の配置だそうだ。


 あとは突入の合図を待つだけだな、不思議なほどに突入口から敵が湧いてくることはないから静かすぎて不気味に感じるくらいだ。

 遠くでは戦闘してるってのにな、敵も攻められることは想定しているだろうから内部に防衛戦力は用意してるだろうがどれほどのものなのかわかったもんじゃない。事前偵察じゃその辺が全く分からなかったらしいしな、つまりは現場対応するしかないってことだ。ほんと下請けは地獄だぜふぅはははーはー!!


「各突入部隊に連絡、これより敵心臓部破壊作戦を開始する。突入後こちらからの通信は途絶するため作戦終了は心臓部を破壊したものが帰還したのを確認することをもって終了とする。各員の健闘を祈る、では…作戦開始!!」


 司令部の通信が入った直後、俺とモレッドはフルブーストで内部に突入した。事前に考えた作戦は次のとおり「ギャラハッドはパーシヴァルを装備して可能な限りフルブーストでひたすら突っ切る、ヴァレットはその直掩だ。いくら事前偵察で敵の姿が発見できないとはいえ中枢部に防衛が存在しないなんてことはあり得ない、だから出来るだけ戦闘は避けつつ止むを得ない場合は戦闘に入ることにする。ヴァレットの遠距離装備はギャラハッドの武装で突破できない相手用だ。具体的には50m級だな、ロンギヌスじゃ何回打ち込めば倒れるかわかったもんじゃないから。たのんだぞ。」以上である。


 フルブーストのGに耐えながらアリの巣のようになっている中枢を疾走する、突入開始3分くらいで3m級がわらわらと湧き出してパーシヴァルの大型シールドにひき潰される。そりゃ大型トラックよりも質量のでかい物体が音速に近い速度でぶつかればそうもなるよな、シールド側は全く無傷だけどさ。


「モレッド!!ついてこれてるか?」

「当然!!でも、上にも下にもウジャウジャだよ、もう包囲されてるのと変わんない!!」

「だからって無駄撃ちするなよ、たかが3m級だからな!!」

「わかってる!!」


 大きな道を通ればそこは床も壁も天井も3m級まみれ、しかも中に6m級も交じってたりする。気持ち悪いぜ本当に。

 こっちは補給も込みで最長5日しか活動しない予定だってのに、向こうはどこからともなく湧き続ける最早無限湧きに近い状態。

 まだ突入して目標の1割にすら到達できてないってのにこんなに多いのかよ、ほんとまいっちまうぜ。


「モレッド!!こりゃ一旦掃除しないとだめだ!!さすがにこの量を抜けるのは厳しい!!」

「了解!!殲滅行動開始、全武装起動!!」


 ヴァレットがガ〇ダ〇ヘ〇ー〇ー〇ズのごとく武装を展開して最大火力を発揮した、とてつもないマズルフラッシュと轟音が空間を埋め尽くす。飛び散る肉片、悲鳴のような叫び声、それを作り出す超火力の金属の巨人。まるで何かのSF映画みたいだぁと思いました。


 1分近く射撃を続け、やっと収まったと思って周辺を確認すればなんとまああたり一面屍山血河となっているではありませんか。少なくとも視界に収まる範囲には生体反応はない、ヴァレットの電磁ガトリング砲が放熱板を展開して急速冷却に入ったな。「ブシュゥゥゥゥ…」って熱を放出する音も出してるし。


『周辺の敵殲滅完了です、電磁ガトリング砲は急速冷却の為次の利用開始まで約10分かかります。』

「ありがと、マーゾエ叔母さん。」

「10分もあればそれなりに進めるだろ、それじゃ行くか。」


 一気に敵の数が減ったことで先ほどの足止めは何だったのかと言いたくなるほどにスムーズに進むことが出来た、敵に指令を出すトップがいるのならこの間に俺たちの脅威度をかなり上げてくるだろう。つまり、もし次の防衛が来るとすれば更に増量するか精鋭クラスが来るに違いない。敵に精鋭と呼ばれるような奴が居ればの話だがな。


 早めに済ませたいのはやまやまだが、火力要員のヴァレットが火力を発揮できないとなればその間に会敵は避けたいわけで巡行程度のスピードに落として進むことに。

 ちなみに全領域展開型補給トレーラーラムレイは飛行してついてきてるぞ、トレーラーとはいったいとか言ってはいけません。これができるから全領域展開型なのだ、じゃなきゃどこにもついてこれないだろ?


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「あれ以降こっちに防衛が来ないな?」

「うん、気持ちが悪いくらい静かだね。」

『周辺の味方情報ですらリンクできないのが痛いですね、どうやら内部構造がレーダーなどを乱反射させる物質で構成されているようです。偵察機であれば自立AIによって飛び続けられるために可能だったのでしょう。』


 モレッドが殲滅してから早1時間以上が経過したが、次の防衛は訪れずほぼスルーパスで進行することが出来た。振動による固有波形パターンもなく本当にもぬけの殻の様な状況なのだ、付近に味方機でもいたのならそっちに敵が集結していたりの確認ができたんだが…それすらさせてくれないようだ。本当に参っちまうぜ。


「とりあえずいったん休憩だ、閉鎖空間かつ常時気を張った状態が続くといつの間にかパンクするからな。」

「ん~了解、警戒は解かないでしょ?」

「そこはマーゾエに頼もう、頼めるか?」

『お任せください、少しの違和感も見逃さないように警戒いたします。』

「よし、ヴァレットをギャラハッドと背中合わせにするんだ。パーシヴァルのシールド保護圏内に入るようにな。」

「こう?」

「それでいい、いくぞ。」


 パーシヴァルのシールドをドームシールドのように展開する、こうすれば突然の襲撃でも十分時間稼ぎは出来る。展開を確認した後コックピットハッチを開けて外に出る、ウーム外の空気は何とも言えない…あれだ湿気を除去せずにしばらく放置した風呂場的な?カビのような臭いもするしいい気分ではないな。


「モレッド、降りてこーい。」

「大丈夫なの~?」

「少なくとも今は大丈夫だ、シールドも展開してるし突破されるまでにはまた乗り込める。休憩なんだからモニター越しじゃなく面と向かって話をしよう。」

「は~い、今行くよ。マーゾエ叔母さんお願いね。」

『任せなさい、危険を探知したらすぐ伝えますから。』


 モレッドもコックピットから降りて俺のそばに走ってきた、この臭いを嗅いでしかめっ面になってたけどな。まぁ可愛いもんだ、それでもすぐに俺に向かってきてくれるんだからな。


 休憩ということでラムレイに積載された物資の中から軽食を俺は用意していた、まぁ簡単に言えばお菓子とジュースである。詳しく言うならばビ〇コとコーヒーと牛乳である。

 なんでビ〇コなの?三歳までだろとかそんなことは聞きません、だって美味しいじゃん?

 俺もモレッドも大好きなんだぞこれ、異論は認めない。


「とりあえず休憩をとれるときはなるべくリラックスできる環境で。これがこういう長時間の侵攻作戦を続ける時のコツだな。」

「ずっと気を張ってるなんてしたら疲れちゃうもんね。」

「そうだ、抜ける時に抜かないと破裂するからな。よくわかってるじゃないか。」

「お父さんがさっき言ってたも~ん。」

「ははは、それもそうか。」


 休憩する時間はせいぜい10分程度だが、俺もモレッドもコンディションは十分持ち直した。自分では気が付かないものだが誰かと話をするというのは思ったよりもこういう場所にいることで発生するストレスを緩和してくれるようだ。


 毎度毎度やりたいかと言われたらお断りするにきまってるんだけどさ…

ヴィ「ぎりっぎりだけど間に合った…_(:3」∠)_」


グィ「おやつの食べ過ぎはだめですからね('▽')」


モゴ「一応突入地点上空に待機してます( ̄д ̄)」


オヴ「なーんかきな臭くない?(´・ω・)」


マー「そう?(; ・`д・´)」

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