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人工知能達と行く宇宙傭兵生活   作者: フタバ
海と空と大地の引力
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胸の中が愛でいっぱい

 お母さんがヴァレットの再起動準備を開始したことを皮切りに、私の身体の回復作業も始まった。まず失った右前腕と左足部はお母さんがこっそり?ファクトリーで培養してたらしいから準備はできてるみたい。問題は私自身の方、重なった精神的ストレスで肉体の衰弱がひどかったみたい。


 私自身はそんなに違う?とも思ったんだけど『モレッドちゃん…?』と、グィネヴィアお姉ちゃんに微笑みかけられた時には何も言わずに「はい!!そのとおりだとおもいます!!」と返事をしました…

 マーリンお姉ちゃんにO☆HA☆NA☆SHIしていたのを見てからグィネヴィアお姉ちゃんが若干怖いのです。普段の微笑みと違うのが出てきた時が…ね…?


 と、いうことでまずはメンタルケアから始まりました。ケアとはいってもヴァレットの解体とかが私にとっての最大のストレスだったわけで、それが解消されたしむしろ元通りになっているのならむしろ絶好調になるまであったからお姉ちゃんもそこまで重要視してなかった。


 問題は筋力の低下、1カ月寝てたわけだからそれはもうすぐ疲れちゃって…

 前にファクトリーに歩いて行ってた時も途中でモルゴースお姉ちゃんがいなかったら途中で倒れていたかもしれないレベルだったからね。

 それと同時に消化器系も衰えてた、目が覚めてからはとりあえず流動食だったんだけどまだ戻れてない。これは自然に戻すしかないって言ってたからあきらめた、でもグィネヴィアお姉ちゃんのご飯噛んで食べたいなぁ…


 あと、一番困ったのは声!!なんせ声が出ない!!散々泣いて声を出して、その後に癇癪を起して騒いだせいで声帯がボロボロになってたみたい。お姉ちゃんが『これを舐めていてくださいね、間違っても飲み込んではいけませんよ?』と飴を口の中に入れてくれた。

 これはナノマシンを利用した一種の医療機器らしい、本来の用途で言えば毒ガスとかで爛れた喉の中を修復する物らしいけどお姉ちゃんが使わせてくれた。なんでも『モレッドちゃんの声がかれているのは私も悲しいですからね。』だってさ!!ウインクしながら言ってくれました!!


 ということでリハビリ開始です!!一応ベッドの上からは上がれたので、一旦アヴァロン内の散歩です。グィネヴィアお姉ちゃんは私の手術の段取りとか準備があるから変わりにオヴェロンお姉ちゃんが付いてくれてるよ。


 …モルゴースお姉ちゃんに比べてもやっぱり…む『モレッドちゃん?今何か考えてない?』ねん!!

「なんでもないよ!!ついてくれてありがとお姉ちゃん!!」あぶないあぶない、オヴェロンお姉ちゃんとマーリンお姉ちゃんにこれは禁句なのか…気を付けよう。


『今、私の胸を見て「薄い」って思ったでしょ。』

「…ギクッ!!」

『その反応がすべてを物語っているねぇ…今のモレッドちゃんは逃げられないんだよぉ?』

「ぴっ!!ゆるしてぇ!!」

『問答無用!!てりゃあ!!』

「きゃはははは!!や、やめてぇ!!」


 見透かされていた私はお姉ちゃんにくすぐられ始めてしまった、そんなに歩いてもいないのに息が上がっていた私じゃ振りほどくことも出来ずひたすらにくすぐられ続けていました。

 くすぐったさに身を悶えつつ息も絶え絶えになってようやく解放されたときには、オヴェロンお姉ちゃんの顔は満面の笑みでした。


『ふっふっふ、気を付ける事だよぉ?』

「ふぁ、ふぁい…」


 指を唇に当てて「しぃー」のポーズを取りながらいたずらっぽく微笑むお姉ちゃんはなんだかとってもかわいかったのでした。

 そして、笑い過ぎて動けなくなった私はしばらくその場にとどまりながら、体力の回復を待ってまた歩いたのでした。


 ----------------------------------------------------------------------------------


「ふへぇ…つかれたぁ…」

『お疲れ様でした、いい運動は出来ましたか?』

「うん、まだ走ったりとかは厳しいけどそれなりには歩けると思うよ。オヴェロンお姉ちゃんにもいっぱいかまってもらって、いっぱい笑っちゃったしね。」

『それはいい事です、笑うことは医学的にも大変良い事だと証明されていますからね。』


 戻ってからいったん休憩、1時間運動したら15分休憩。これをひたすら繰り返す、もちろん今の私がぶっ通しで1時間動けるわけではないからその合間合間に小休止は挟むんだけどね。

 それを一日6セット繰り返す、お昼ご飯も流動食ではあるけど筋力回復とかに必要な栄養素はバッチリ含まれてるし味も大満足。さすがグィネヴィアお姉ちゃんだね!!


『モレッドちゃんのやる気も十分そうなので、このまま頑張っていけるのであれば本当に1週間後には手術可能かもしれませんね?』

「ほんとっ!?ならもっと頑張るよ!!」


 嬉しい事を聞いてしまった、なら頑張らないわけがない。ヴァレットの修復はお母さんとの話が終わった直後に始まってるみたいだし、ヴァレットより私の回復が遅いって言うのはなんかいやだもんね!!


『かといって、オーバーワークでまた身体を壊しては元の子もありませんからね?しばらくは私とマーリンを除いた3姉妹がモレッドちゃんについてリハビリをしますからね。』

「むぅ…はぁ~い。」


 オーバーワークはだめと釘を刺されちゃった、まぁわかるんだけどね?まだ行けるって言うのは()()って言ってる時点でもうダメだって。お父さんも口を酸っぱくして言ってたし、私もそれを実践はしたわけだし。結果はどうしようもなくなっちゃったけどさ。


『まだ固形食には替えてあげることはできませんが、戻った時は何が食べたいですか?リクエストを聞いておいてあげましょう。』

「ほんとっ!?じゃあさ、みんなで一緒に()()って言うのをやってみたいんだ。」

『お鍋ですか?それに、みんなというと私達も含めて。という意味ですよね?」

「うん、だってお父さんのアーカイブ見たときに映ってた画像では家族みんなで一つの鍋を囲んでたんだもん!!」

「…ふふふっ、わかりました。最高のお鍋を用意しておきましょう、なかなか帰ってこないお父さまにはしばらく目の前でお預けをして意地悪をしてあげましょうか。』

「そうしよっ!!わぁ…!!たのしみだなぁ!!」


 私の固形食に戻った時の第一食がお鍋パーティーに決まった、家を顧みないお父さんはしばらく目の前で私たちが美味しくお鍋をつついてるのを指をくわえて眺めていればいいのだ!!


『さ、午後のリハビリの時間ですね。午後最初の同伴はヴィヴィアンだったはずです、いろいろ聞いておきたいこともあるでしょう?モレッドちゃん。』

「ありがと、グィネヴィアお姉ちゃん。行ってくる!!」

『はい、行ってらっしゃい。』


 病室から出て私は格納庫側に向かって歩き出した、多分だけどヴィヴィアンお姉ちゃんはこっち側からくると思って。


 でも、なかなか向かってこないなぁ…あれぇ?わたしが向かう方向間違えた?


『モレッドちゃぁぁぁぁぁぁん!?』

「あ、ヴィヴィアンお姉ちゃん。」


 大声で私の名前を呼びながら後ろからお姉ちゃんは走ってきた、あれ?すれ違ってないよね?


『ごめんね!!私てっきり病室で待ってると思ってブリッジから向かったんだけどもういなくてさ、グィネヴィアに『モレッドちゃんなら格納庫方面に向かいましたよ。』って言われて急いでこっちに来たんだよ。』

「あ、そういう事だったんだ。私が待ってればよかったね、ごめんねお姉ちゃん。」

『いいよいいよ、私もちょっと遅れてたしさ。』


 ちょっと息を切らしながらお姉ちゃんは私にやさしく声をかけてくれた、心配かけちゃったなとちょっと申し訳なくなってしょぼくれちゃう。


『んもう、そんなこと気にしなくていいから。』

「?お姉ちゃ…わぷっ!?」


 顔をあげたとたん私はヴィヴィアンお姉ちゃんの胸に抱きしめられた、モルゴースお姉ちゃん以上グィネヴィアお姉ちゃん以下のおっ〇いは十分に私の鼻と口をふさぎ息ができなくなる。

「ぷはぁ!!」と話してくれた瞬間に大きく息を吸い込んでちょっとだけお姉ちゃんを上目遣いで睨んじゃう。


「もうっ、息できないでしょ!!」

『ごめんごめん、モレッドちゃんがかわいくてね?』

「むぅ、そうやってごまかすのはずるいと思います!!」

『ごまかしてないよ、ほんとのことだからね。』


 にこっと笑うヴィヴィアンお姉ちゃんもまた可愛くて、私はまた何も言えなくなるのだった。


 お姉ちゃんが合流してくれた後はまたアヴァロンの中を散歩、オヴェロンお姉ちゃんとは行かなかった格納庫方面に向かって歩いた。

 ヴィヴィアンお姉ちゃんはいろいろ私が暇にならないように話をしてくれた、一番面白かったというか興味深かったのはウチのおっ〇いランキングだったんだけどね!!

 1位お母さん、2位グィネヴィアお姉ちゃん、3位ヴィヴィアンお姉ちゃん、4位モルゴースお姉ちゃん、5位私…私!?6位タイオヴェロンお姉ちゃんとマーリンお姉ちゃんでした。

 なんで私が5位かって言うと、既に成長が始まっているらしい。私が意識を失ってる時に精密検査をしたグィネヴィアお姉ちゃんが気が付いたんだって。それをヴィヴィアンお姉ちゃんとモルゴースお姉ちゃんには話したみたい。なんでオヴェロンお姉ちゃんとマーリンお姉ちゃんには話さなかったのか、それは考えなくてもわかることでしょう?


 ちなみに、その話を聞いた後私は二人のお姉ちゃんにちょっと憐みの目を向けてしまったことでばれてしばらく揉まれました。結果さらにサイズがあがっていったんだけどね、お姉ちゃん二人からの目がたまにとっても鋭くなる時が出てくるようになりました。


 そんな感じで、手術まではリハビリをしながら私はみんなからいっぱいの愛情をもらったんだ。

 結局私は、ヴァレットのパイロットでもそうじゃなくても、この家の末っ子。「ソラ・モレッド」だってことを認識したんだ。ちゃんと理解できるようになったのはもっと後なんだけどね。

ヴィ「3位!!(*'▽')」


グィ「足元が見えなくなるのが辛いです(;´・ω・)」


モゴ「私はそこまででもないかな?('ω')」


オヴ「もげろ!!( ゜Д゜)」


マー「ちぎれろ!!( ゜Д゜)」


モル「ほう?(・∀・)」


2人「ヴェッ!?( ゜Д゜)」

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[一言] そうか、おっぱいの愛情か…
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