第5話:ひと時の幸せ
ついに始まった。
この、あまりに理不尽で過酷で悲しい戦いが・・・
「さあ、始まったな。んで、早速だがどうする?」
う〜ん、まあとりあえず・・・
「じゃあ、ここの変わりになる場所に移動しましょ」
僕たちは1週間何もしなかったわけではない。
戦いが始まれば必ずここは使えなくなる・・・
なら代わりの場所が必要だ。
だから今の内にまだ始まってすぐである今のうちに
移動しなければならない
拳が頭をかきながら
「そうだな、さっさといかんと何があるか分からんしな・・・」
雅が長い髪をなびかせながら・・・
「じゃ・・・走るわよ!」
「「おう(うん)」」
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「よし。みんな大丈夫だな?」
「ええ・・なんとかね、でも疲れたわ」
そういいながらもあまり疲れたようすはない・・・さすがだ
僕がほれただけはある!!・・・//
まあ、そんなばかげたことを考えてる間に
次の行動に移る。
ちなみに・・・
僕たちは、奇跡的に誰とも会わずに来ることができた・・・
それもそうだろう。時間的問題もあるけど、僕たちがいるのはなんたって山奥だ
・・・どうしてここを選んだかって?
だって、なるべく殺さないようにするには戦わなければいい。
そしたら死なずに済むし殺さずにもすむ。
ここは、しっかり見ないと分からないような横穴だ。
奇跡としか言いようのないほどのすみごこちだ。
床にはブルーシートを敷き、ラジオ、を設置。
持ってきた毛布を敷く。木の板を所々に張り雨でぬれることもない
・・・うん。最高だ!
「さて、とりあえずひと段落着いたな。・・・で、どうする?」
拳は頭をかきながら言う
熱いのか服をパタパタさせながら雅がいう
「とりあえず、武器の確認と食料ね」
まあそうだろうな。
幸いにもここには近くに川がある。
風呂と水には困らない。
水も安心できる水だ。なんたって、わざわざここの水を汲みに北海道から沖縄まで
いろんな人がやってくる。
一部の科学者が言うには、水質は高知の四万十川以上らしい。
「なんか、駿が変なんだけど・・・」
っは、雅が僕の目の前で指を振っていた。
「おい、大丈夫か?」
心配そうに拳がこっちを見ている。
「ゴメンゴメン。ボーっとしてた、で武器の確認だよね。さっさとやっちゃお!」
急いで作業へと移る。
2人は終始不思議そうな顔だった・・
「まあ、こんだけ武器があれば良いな。」
拳がマルゼンのAPS−20R FALSとAPS−2
を見ながら言った。
・・・おいおい、あいつあんなもん持ってたっけ?
「雅・・・アレどこで手に入れた?」
そう聞くと雅は
「ああ、あれはぱくって来たのよ。良いじゃない。これも生きるための努力よ」
・・・まあそうだな。殺らなきゃ殺られる・・・
それだけだからな。
ま、いいとして玉は・・・4mm鉛弾か・・・
・・・うん。軽く流血だな。
ヘルメットのシールドにも穴が開くって聞いたことがある。
「どうだ?頼もしいだろ?」
そういいながら、他の武器も見ている。
そして僕の持ってきた「刀」を手に取る
その瞬間拳の表情が変わった
「お・・・おまえ・・一体何でここにこんなもんがあるんだ・・」
まあ、分かる人にはわかるだろう
その刀は、この島に来るときじいちゃんに持たされた刀だ。
その名を「菊一文字則宗」。
「なんか、じいちゃんの知り合いやら何やらでもらったらしいんだ」
「・・・まじかよ・・」
まあ、確かに驚くよな。
江戸時代にもすでに国宝級の扱いだったしね
「ただ、そいつはちょっと違う。」
「・・・え?」
拳は驚いた顔をする
「その刀は、家のじいちゃんがさらに強化したものなんだ」
なんたって家のじいちゃんは日本最高の刀うちだから
古びたこれを見て直てしまったらしい
「へえ、すげえな。駿のじいちゃんって。」
「まあね。・・・ちなみに名前は紫電」
こいつは僕のつけた名前だ。
何でかって言ったら、昔 紫電改ていう戦闘機が合った
それに、合わせてみたんだ
「紫電・・・いい名じゃねえか」
「・・・ありがとう」
素直に言った。
「あの〜ちょっといい?食料のほうはオッケーよ。あんたたちがへんな話してる間に済ませて おいたわ」
・・・あちゃーやっちまった
「ゴメン」
「悪い」
二人は言った
でも雅は、
「いいのよ別に。気にしないで仲間なんだから当然よ」
まあ、そうだけどいつまでも甘えるわけにもいかない
これからは頑張んないとな・・・
こうして、最初の目的を果たした
・・・だが、もうすぐ自分たちが今のままではなくなる。
この時誰もがそのことを忘れていた・・・
やばいかも・・・
荒くなってきた・・・




