彼の家族
今日は始めて彼の家にお呼ばれされた。
彼のお母さんに挨拶をすると
「話には聞いていたけれど、礼儀正しいかたなのね、今日はゆっくりしていってね」
と喜びながら答えてくれた。
それを見た彼は照れ臭そうにあっちにいってていいからと追い払おうとしていた。
家族の仲の良さが見れて少し微笑ましかった。
彼の部屋でお話をしていると彼のお母さんがスイカを持ってきてくれた。
私がお礼を言うと彼のお母さんはとても嬉しそうだった。
二人で食べたスイカはよく冷やされていてとても甘くて美味しかった。
帰るときに挨拶をすると
「またいつでもいらしてね」
と笑顔で言ってくれた。
その笑顔は彼が私に向けてくれる笑顔にとてもよく似ていたので自分の心が暖かくなっていくのがわかった。
彼の家を出て帰っている最中、今まで知らなかったが、彼がお母さん似だと言うことを知れた私はまた1つ、彼の事を好きなところを見つけられたことに嬉しくて自然と笑みがこぼれていた。