フィールド探索
日刊がじりじり伸びてて戦々恐々しております:(´◦ω◦`):
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狼のようなモンスターのHPバーには、名前は表示されておらず、代わりに?が並んでいる。
一度倒せば表示されるかも知れないのでそれも確認してみないと。
モンスターは威嚇していた状態からまだこちらの様子を伺っているようなので、一歩近づいてみた。
その瞬間、口を大きく開けて飛びかかって来た。
スピードはなかなか速く、サイドステップで避けるだけで反撃は出来そうにない。
通り過ぎて着地した狼が反転する前に距離を詰めて拳を振り下ろす。
丁度振り返ろうとこちらに向いていた狼の顔面にナックルが直撃してよろめいたので続け様に左拳を振り上げると、これも直撃して転がった。
(なるほど、スピードは速いものの防御に関してはそこまで高くないようですね。)
狼のHPバーは既に半分を大きく割り込んでいる。
さらに立て続けに頭部へのダメージを受けてスタンしているのか、ちょっとフラフラしている。
無防備な顔面目掛けて拳を振り抜くとHPバーが砕けて狼は光の粒になって消えていった。
ドロップアイテムはその場に落ちるようで、キラキラと光るボールのようなものが転がっている。
拾い上げようと手を触れるとモンスターと同じように光の粒になって消えた。
どうやらこれで取得出来たようだ。
ログにもウルフの皮と言うアイテムの取得が表示されている。
コレは倒した本人かパーティーメンバーしか見えないようになっているらしい。
(まだパーティー組んだりする予定は無いですけどね。)
それにしても、初心者向けの門よりモンスターが強いらしいけど、初期装備で3発なら囲まれなければそれなりに倒せそうだ。
暫くはこの辺りでスキルの熟練度を上げるのもいいかもしれない。
マップの隅の方にチラチラと他のパーティーの姿も見えるけど、こちらに来るまで独占できそうだ。
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それから3時間後。
『近接攻撃力アップの熟練度が上がりました。【近接武器マスタリLv5】』
かれこれウルフを狩り続けること3時間。
熟練度がある程度上がったの狩りを切り上げて街に戻る。
東側の大通りに向かい皮製品を取り扱う店を目指す。
まずは完成品を見て相場を確認してからオーダーメイドで作ってもらう予定だ。
皮以外にも牙や骨等の素材も手に入ったので換金して防具を整えるのもいいかもしれない。
なんにせよ相場の確認は必須だろう。
βテスト開始から既にゲーム内で6時間ほどが経過している。
現実世界ではどれくらいの時間が経過しているのか確認していないけど、そろそろご飯を食べるべきだろう。
相場の確認が済んだら一度ログアウトする事にして大通りを歩く。
そう言えばゲーム内でも味覚は再現されているようなので、空腹度等も将来的には実装されるかもしれない。
そうなれば食材の確保も必要になりそうだ。
拠点なんかはギルドを作ればホームが持てるようので当面は考えなくてよさそうだし、どの道強制参加みたいな物だから気にするだけ無駄だろう。
何となくコンソールブックを確認するとメールが1通届いていた。
確認してみると運営からだった。
内容は公式の掲示板が開放されたらしい。
後で時間があったら見てみよう。
このゲームの通貨は単位がMで、銅貨、銀貨、金貨らしい。
銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚。
皮製品は概ね銀貨1枚から30枚位で性能はまさにピンキリだった。
性能的には銀貨1桁は防御力の上下のみで、追加効果は銀貨20枚以上、しかも能力はお察しレベル。
(やっぱり作ってもらう方が性能は良さそうですね。)
暫くは既製品でやり繰りするのが良さそうだ。
相場の確認は終わったので一旦ログアウトして食事を済ませる事にした。
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